ミュージカル『ビューティフル』製作発表レポート

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『ビューティフル』 関連記事を一挙ご紹介!

女性シンガーソングライターの草分け的存在として今も輝くキャロル・キング。その半生を、珠玉のアメリカンポップスとともに描くミュージカル『ビューティフル』を総力特集!


 シンガーソングライター キャロル・キングの半生を描く大ヒットミュージカル『ビューティフル』が帝国劇場に初上陸(日本初演!)。主人公キャロル・キングには水樹奈々さん、平原綾香さんというともに帝劇初登場となる歌姫がキャスティングされたことでも話題の作品です。

 『ビューティフル』は2013年にブロードウェイで開幕し大ヒットを記録、2014年にはトニー賞主演女優賞を獲得、その後も2015年にはグラミー賞、イギリスのローレンス・オリヴィエ賞を受賞。今もブロードウェイ公演をはじめ、全米ツアー、ロンドン公演など各地でロングラン公演を続けています。

 この夏の日本初演に先立ち、主要キャストが登壇した製作発表会見が行われました。



キャロル・キング(Carole King)
 1942年、ニューヨーク生まれ。「Will You Still Love Me Tomorrow」「The Loco-Motion」などの名曲を作曲。米ビルボードチャート15週連続1位、302週(6年!)連続チャートインの歴史的名盤「Tapestry(つづれおり)」(1971年リリース)でグラミー賞主要部門を総なめした、アメリカンポップス界の元祖歌姫!

 物語はキャロルが作曲家として一歩を踏み出すティーンエイジャーのころから、公私ともにパートナーとなるジェリーとの結婚、出産を経て、売れっ子となり…描かれるのは波乱万丈の半生。それでもくじけることなく人生を切り開いていく姿を、彼女自身のヒット曲で綴るミュージカルです。伝説のコンサートを起点にした、ドラマティックな展開も素敵。



【キャロル・キング役(ダブルキャスト):水樹奈々さん】



「初めてのミュージカル、非常に緊張しています。でも、デビュー20周年という節目のタイミングで、このようなチャレンジをさせていただけることがしあわせです。新人になったつもりで、全力でぶつかっていきます。

 母とNY旅行をしたとき、『ビューティフル』のプレビュー公演を観ました。素晴らしい名曲の数々、ライブ感、俳優たちの歌声、その音楽からも大きなパワーをいただきましたが、一番胸に刺さったのは、キャロルの生き方でした」


キャロルとの共通点はとの問いに。

「思い込んだら一直線、キャロルの真っ直ぐなところ、ブレないところが似ているかもしれないなと思います」

 初NYで偶然観劇したという、運命的な作品!水樹さんはプレビュー公演しか観ていないので、1泊3日で『ビューティフル』本公演を観る弾丸NY旅を予定しているとか!コメント通りキャロルに向かって一直線ですね!!


【キャロル・キング役(ダブルキャスト):平原綾香さん】



「私はミュージカル2作目、まだまだ素人です。今ここにいるメンバーは歌声も人柄も素晴らしく、一緒に(製作発表歌唱披露の)練習したときにすごくしあわせな気持ちになりました。
 そして、このミュージカルは曲もストーリーもすべてが泣ける作品です。7月、8月はたくさんの方に観に来ていただけるように、しっかりと精進いたします」


キャロル・キングのイメージについては

「彼女の楽曲は、一生懸命に生きている、働いている女性、もちろん男性も!いつも聴く人の味方になってくれるような気がします。役作りは、キャロル・キングは人柄が良くて、楽曲も歌も素晴らしいけれど、みんなはその人間性に惹かれ、それがストーリーを回しているように感じます。そこをしっかりと演じたいと思います」

「もう一つ夢があって、先ほど歌っていて、みんな学生みたいだなと感じました。歌うとすごいけれど、話し出すとみんなお笑い系(笑)。そこに親近感を覚えています。私、このままでいいんだ!って思えました。私は素人だけどすごく優しくしてくれて、素晴らしい人に出会えたなと思っています。この作品は出演者の絆で出来上がる作品だと思います。本気でみなさんと友達に、親友になれるようにやっていきたいと思っています」


 ひと言ひと言をしっかりと丁寧に紡ぐ平原さん。会場中が、すでに平原さんの人柄に惹かれていました!そして、歌いだすと…これまたスゴインデス!


【キャロルと同時代に活躍する新進作曲家バリー・マン役:中川晃教さん】



「まだこの作品の準備には取りかかれていないのですが、今日の製作発表で大好きなキャロル・キングのナンバーをお届けすることができました。この作品へのアプローチ、その第一歩は、ココロから入りました。

 音楽ってすごくイイなと思うんです。そして、近年、音楽が主役と言える作品が日本でもたくさん上演されるようになり、僕自身、ミュージカルシーンでの音楽の力を実感しています。そして、『ビューティフル』もまた、誰もが知るキャロル・キングの名曲の力を感じる、そんな作品になることを確信しています。みなさんが曲を口ずさんで楽しみに待つような…、初日まで、一緒に盛り上げていただけたらと思います」



【キャロルとカレッジで出会い、パートナーを組む作詞家。キャロルの夫。ジェリー・ゴフィン役:伊礼彼方さん】



「キャロル・キングを傷つける最低な男の役です(笑)。そういった、ちょっとした生々しいところも楽しんでいただければと思います。傷つけるのは得意なので、気を付けてください(笑)」

 なんと伊礼さんは15年ほど前、水樹さんのミュージックビデオにご出演されたという衝撃告白が!


【バリー・マンとコンビを組む作詞家。キャロルとゴフィンのコンビとしのぎを削るが、同時に良き友人関係となる。シンシア・ワイル役:ソニンさん】



「クリエイター役を演じるのは初めてですが、シンシアはダンスや演技の訓練もしていたということもあり、自分と通じるところがあるのではないかと思います。新たなチャレンジに向き合いながら、自分のシンシア・ワイルドを演じたいと思います。

 帝劇作品の中では異色とも言える、音楽を楽しむ大人のミュージカルになりそうです。その作品にふさわしいアーティスト色の強いメンバーが集まりました。今日のリハーサルから、本当にみんな自由で、フェイクを入れまくっちゃって(笑)。これ、どうなってしまうのかと思いましたが、それもこの作品にはすごく生きるんじゃないかな。これまでとはひと味違うミュージカルを楽しんでください」



【天才プロデューサー ドニー・カーシュナー役:武田真治さん】



「歌唱披露でお聴きの通り、七者七様の歌声がある中で、私もほんのちょっと歌わせていただくんですよね。すごく楽しみです。ただ、今日の歌の割り振りでお気づきのように少なめです(笑)。そこは期待されていないんだろうなと。僕の場合は、芸能生活27年で培ってきた人柄で、このカンパニーに溶け込んでいけたらと思います」



武田さんの個性的なコメントに会場にも檀上にも笑いが溢れます。


【キャロルの母ジーニー・クライン役:剣幸さん】



「音楽が我々に与えてくれるものは計り知れないと思います。特にキャロル・キングの歌に、我々世代はものすごく勇気づけられました。こういう現場に参りますと、私が最長老ということが多くなってきましたが(笑)、今回は、母親役です。素晴らしい人物を育てた母をどう演じるか、今からすごく楽しみです。みんなを見守りながら、楽しい現場であったらいいなと思っております」


【キャロル・キングの数ある名曲の中から、お気に入りの1曲は】



水樹)
「It's Too Late」の地を這うような、あのアレンジ!鳥肌が立ちます。すみません、エロい曲が好きなんです(笑)。

平原)
ずっとアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)が歌うのを聴いていた「A Natural Woman」はソウルを感じるカッコいい曲ですよね。もちろんキャロルが歌うこの曲も最高です。でも、みんなで歌うほうが好きなので、「You've Got a Friend」かな。

中川)
僕もアレサ・フランクリンが好きで、中でも「A Natural Woman」が好きです。これはフランクリンのためにキャロルが書いた曲ですよね。そんな風に、この曲好きだなとたどっていくとキャロル・キングだったんだということがたくさんあります。


伊礼)
母親の趣味で、家では60、70年代の曲が流れていて、無意識にキャロルの曲に触れていました。今日歌った「You've got a friend」はキャロルの歌ではもっとスローテンポですが、ミュージカルでのアレンジはみんなで掛け合いとかして、楽しげですよね。

ソニン)
最初に思い浮かぶのは「I Feel the Earth Move」。キャロルが女性としても、人間としてもひとつぐんと強くなった時期の曲です。キャロルの根っこの強い部分、ちょっとロックな気持ちが感じられる。私はそのノリが好きなんです」


武田)
残念ながらこのミュージカルでは歌われないのですが「Jazzman」という曲です。サックス奏者のトム・スコット(Tom Scott)とデュエットするように歌われるんです。歌に寄り添うサックスのフレーズも素敵でね。サックスをやっていてよかったと思う歌です」

剣)
「The Loco-Motion(ロコモーション)」「It's Too Late」「You've Got a Friend」がベストリーかな。本当に素晴らしい曲が多いですね。


【囲み取材というか…立ち話風トーク?!】



中川:僕は平原さんとは、今回初めて共演しますが、本当に最高だよね。

平原:あっきーがね、最高。

中川:いやいや、あなたが!尊敬していますし、ミュージカルというフィールドで共演できる日がきたことが夢のようです。そして、奈々さんの歌声を聴いて、さすがなんでも歌いこなすなと。いろんな声が出るだけでなく、芸歴の中で培ってこられたものがどのようにキャロル役に反映されていくのか、すごく楽しみになりました。

ソニン:こんなに私語の多い製作発表は初めてです。みんな、かなり自由!稽古では自由になりすぎず楽しめたらいいなと思っています。


私語、主にあなたね!(ソニンさん)


平原:水樹奈々さんとは、一緒の舞台に立つことはできないのがさみしくて。たぶん今日が…。

水樹:舞台に一緒に立つのは、最初で最後…、近くて遠い存在ですね。

平原:さみしくもありますが、昔から仲良くさせていただいている奈々さんとダブルキャストであることをうれしく思っています。


平原さん曰く「リハーサルでのワチャワチャぶりは、お猿さんチームのよう」
感性がぶつかり合い、素敵な化学反応が起きそうですね♪


【歌唱披露】


 まずはふたりのキャロル・キングによるタイトル曲「Beautiful」。キャロルがラストシーンに大舞台で歌いあげる1曲です。

「ずっと英語で聴いてきたキャロル・キングの名曲を日本語で歌うむずかしさを感じています。でも、湯川れいこさんの手がけた日本語の訳が素晴らしく、先ほどの「Beautiful」も歌いながら感動しています。日本語での歌唱でもしっかりその魅力を伝えられるようにしたいと思っています」(平原さん)







 続いては「何もかもうまくいかないときは、私のことを思い出して、すぐにあなたのところにいくから…」、こんな風に歌われる「You've got a friend」を製作発表スペシャルバージョンで。







 歌唱披露というより、音楽セッションのようなひとときでした。もう、なんていうか…ずっと聴いていたい。ここまで圧倒的な歌の力を見せられると、期待せずにはいられません!!!両キャロルの歌声は、好対照で、伸びやかな水樹キャロルとパワフルでしなりのある平原キャロル、どちらも魅力的です。全然違う二人のキャロル、ダブルキャストの醍醐味が味わえる日本初演になりそうです。







【公演情報】
ミュージカル『ビューティフル』
2017年7月26日(水)~8月26日(土)@帝国劇場
<おけぴ観劇会>
8月6日(日)17:30(水樹奈々)
8月19日(土)12:30(平原綾香)

出演:
キャロル・キング(※ダブルキャスト):水樹奈々(8/6)/平原綾香(8/19)
バリー・マン(作曲家/キャロルのライバルであり良き友人):中川晃教
ジェリー・ゴフィン(キャロルの夫/作詞家で音楽パートナー):伊礼彼方
シンシア・ワイル(作詞家/バリーのパートナー):ソニン
ドニー・カーシュナー(音楽プロデューサー):武田真治
ジェニー・クライン(キャロルの母):剣幸

伊藤広祥/神田恭兵/長谷川開/東山光明/山田元/山野靖博/
エリアンナ/菅谷真理恵/高城奈月子/MARIA-E/ラリソン彩華/綿引さやか
清水泰雄(SWING)、原田真絢(SWING)

<ストーリー>
ニューヨークに住む16歳のキャロル・キング(水樹奈々/平原綾香)は、教師になるように勧める母親(剣幸)を振り切って、名プロデューサーのドニー・カーシュナー(武田真治)に曲を売り込み、作曲家への一歩を踏み出す。やがて同じ高校に通うジェリー・ゴフィン(伊礼彼方)と出会い、恋に落ちた二人はパートナーを組み、キャロルが作曲、ジェリーが作詞を担当するようになる。二人は結婚し、キャロルは必死で子育てと仕事に邁進する。
その頃二人は、ドニーがプロデュースする新進作曲家と作詞家のコンビ、バリー・マン(中川晃教)とシンシア・ワイル(ソニン)と知り合い、良き友人となり、互いにしのぎを削り、ヒットチャートの首位を争うようになる。
数々のヒットを放ち、全てが順調に進んでいるかのように思われたが、ヒット曲を書き続けなければならないという焦燥感から、ジェリーは精神的に追い詰められるようになり、奇怪な行動や浮気を繰り返すようになる。キャロルはやり直そうと必死になるが、すでに手遅れだった。
28才で二人の子持ちのシングルマザーとなってしまったキャロル。しかし、彼女はくじけることなく人生を切り拓いて行く。ロサンジェルスへ移住した彼女を待ち受けていたのは、まったく新しい門出だった――。
数々の困難をくぐり抜けた、知られざるキャロル・キングの半生を描く、誰しもが共感する感動の物語。

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