『中川晃教コンサート2017～Seasons of love～』名古屋で開幕！これは感じるコンサート♪

　『中川晃教コンサート2017～Seasons of love～』名古屋・中日劇場で開幕しました！LIVE ACT、シアトリカル…これは感じるコンサートです！



中川さんスペシャルインタビュー　
コンサートリハーサルレポート　

【幕開けはただただ身を委ねるだけで…】

　幕開きは佐藤和哉さんの篠笛（しのぶえ）と杉浦ゆらさんの舞。厳かな雰囲気の中ではじまるLIVE ACT。そして、中川さんが登場して♪チャイナガール！もうこの流れで、この日中日劇場に出演した空間へみんなで誘われます。ただただ身を委ねていればOK！



　これまでにも何度か聴いた♪チャイナガール。また新しい響きを感じました。それはきっとこの曲が持つ多面性、内包するものの大きさがそうさせるのでしょう。

【小さな恋で綴る…ちょっとビターなメルヘンの世界】

　朗読と音楽で綴るひととき。寺山修司の物語の世界と中川さんの音楽の世界の融合。朗読は伊礼亮さんの少年のような無垢な声と、少年と大人の男を併せ持つ中川さんの声の対比もおもしろい。
　どこか“空”想的な、美しく、そしてキューンと切なくなります。メルヘンという言葉のもつふんわり感とちょっとした闇…その塩梅が心地よいのです。

【たまらんっ！ミュージカル、これまでとこれから】

　『モーツァルト！』『SHIROH』『Beautiful』『ジャージー・ボーイズ』…もう、どうしましょうというラインアップ。



　『モーツァルト！』中日劇場公演の思い出、そして、おそらくこのコンサートが中日劇場の舞台に立つラストになるだろうということ（中日劇場は2018年3月閉館）を語る中川さん。それを聞きお客さまそれぞれの心に去来する想いを受け止め、始まる♪僕こそ音楽（ミュージック）。
　「ここから始まるLIVE ACT」、名古屋愛に包まれた特別な♪僕こそ音楽。
　改めて、この曲は本当に中川さんにピッタリですね。



　上演から年月が経った作品2つと最近の作品2つというある意味極端な選曲ですが、そこを埋める歴史はしっかりと伝わります。デビューから、一つひとつの作品と向き合ってきた積み重ねを感じる、その上での今の中川晃教さんの歌うミュージカルソングたちなのです。
　浅井信好さんとのコラボもこのミュージカルコーナー！お楽しみに。



　しかし、まぁ、『ジャージー・ボーイズ』はアガりますね。なんだかとっても…青春です！！再演が楽しみで仕方ないです！

【どこまでも行こう！】

　さぁ、オリジナル曲はリミッターを外してまいりましょう。どこまでも飛んで行けそうな伸びやかな歌声にのって身も心も軽やかに♪

　普段はお芝居やミュージカルを中心に観ているおけぴスタッフですが、中川さんの音楽はどこかそういった作品に通じる“物語”があるのです。それは一曲ごとにもあり、続けて聴くと組曲のようにひとつの物語を作りあげる。中日劇場、新歌舞伎座、明治座という老舗劇場でのコンサートと聞き、はじめはちょっと驚いたのですが、すごく合っています。まさに至福のひととき。音楽に愛され、劇場に愛されている人なんだなということを実感。




　劇場という場所のもつ力に押し上げられ、さらに輝きを増す中川さんのステージを“感じ”に、ぜひぜひ劇場へ♪





今後もさまざまな形式のコンサートが目白押し！
詳細は中川さんオフィシャルHPへ

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撮影：宮川舞子
おけぴ取材班：chiaki（取材・文）　監修：おけぴ管理人