ミュージカル『メリー・ポピンズ』製作発表レポート【コメント編】~期待と気合と緊張感溢れる製作発表~

 目が眩むほど魅力的な振付、アッと驚く特殊効果、記憶に残る楽曲で世界中の観客を魅了してきたミュージカル『メリー・ポピンズ』。舞台ならではの仕掛けいっぱいですが、その根底にあるのは愛される物語。それぞれが大切なものを見つける、その手助けをするPractically Perfectなナニーの教えなのです。

-ものがたり-
 1910年のロンドン、さくら通り。たくさんの問題を抱えた一家、バンクス家。バンクス夫妻の聞き分けのないジェーンとマイケルのために、一向にナニーがいつかないこの家に、メリー・ポピンズが舞い降りてくる。
 魔法で部屋を片付けたり、カバンからなんでも取り出したり、不思議な力を持つメリーと、煙突掃除屋のバートと過ごす素敵な毎日に子供たちは大喜び。子供たちはメリーに導かれ、摩訶不思議で、忘れられない冒険の数々を体験しますが、彼女の不思議な力の巻き込まれるのは、ジェーンとマイケルだけではなかったのです…。


 製作発表レポート【歌唱披露編】に続いて、【コメント編】のレポートをお届けします。会見でのご挨拶、質疑、囲み取材のコメントをまとめてご紹介いたします。




【メリー・ポピンズ役】


濱田めぐみさん

「いよいよ日本で『メリー・ポピンズ』が上演されることになりました。私自身もワクワクしております。夢の世界で、物語がどのように展開していくのか、みなさま楽しみにしていてください」

──ディズニーミュージカル『美女と野獣』『ライオンキング』『アイーダ』でヒロインを演じてきた濱田さんの思うディズニーミュージカルの魅力とは。



「まずは飛びぬけた発想力。色彩をはじめとする、(見せ方の)アイデア、頭の中で想像するものが具現化され、(その世界で)俳優が役を演じることができる。そして、音楽も小さい頃から親しんでいる音楽が多く、懐かしさや思い出が呼び起こされ…メロディを聴くだけで(心が)反応しちゃいますよね」



平原綾香さん

「ダブルキャストの濱田めぐみさんの後ろを追いかけながらしっかりと頑張っていきたいと思います。大人から子供まで、幸せになる魔法がいっぱい詰まった作品です」



「メリーの“常に完璧である”ということ。完璧ってなんだろうと考えていたところ、プロデューサーさんからある種、メリーは宇宙人的という助言をいただきました。それはそれで難しいと思ったのですが、先日、前世を見てもらったら「平原さんは、まだ地球に慣れていないから頑張って」と言われたんです(笑)。宇宙人だった頃を思い出して頑張ります」



平原さんを見守る濱田さんの眼差しが優しい♪


【バート役】

 煙突掃除屋をはじめ、大道芸人や絵描き、凧売りなどいつも違う仕事をしているバートは、ミュージカルでは狂言回しのような役割も果たします。そして、迫力のダンスシーンも!



大貫勇輔さん

「正直、プレッシャーのほうが大きいです。日本初演のオリジナルキャストになれたことをうれしく思うとともに、全力で稽古に取り組んで、いい初日を迎えたいと思います」

──大役を務める意気込み、今から準備していることは。

「バートはだれからも愛される人柄、ユーモア、茶目っ気もある英国紳士。労働者階級ですが、そこに誇りを持っているというような多面的な人。そこをしっかりと表現したいです。。僕自身ダンサーとしてやってきましたが、ここまでのタップダンスは初めてです。歌も、僕にとって課題なのでこの役をと思ったときから準備してきています。自分の持ち味をだして、世界で一番踊れたバートと言ってもらえるように頑張ります」



柿澤勇人さん

「ようやく人から愛される、子供から大人まで楽しめる作品、役に挑戦できることになりました(笑)。今年はこれまでに3本の舞台に出演しましたが(『フランケンシュタイン』『紳士のための愛と殺人の手引き』『デスノート』)、いったい何人の人を殺めてきたのか…。もちろんダークサイドの役もやりがいはありますが、僕も人間です(笑)、たまには愛されたい。
 『メリー・ポピンズ』では誰も死にません、バート、誰も追いつめません!」

──愛される自信は。

「自信(笑)?!オーディションのとき、足を怪我していたので踊ることはできず、芝居と歌を見てもらいました。すると意外や意外、「ユー、チャーミングだね」と言って頂いて!あ、ここ、笑うところですよ。そのチャーミングさを出していきたいと思います」

──今から準備していることは。

「大貫くんと同じく、懸命にタップダンスのレッスンをしています。ダンスは本当に苦手です。30歳を過ぎ、もう踊ることもないかと思ったのですが。大貫くんに先生になってもらいながら、頑張ります」



先生のご使命を受けた大貫さん!代わりに歌を教えてもらうとおっしゃったら、柿澤さんに断られていました(笑)。「見て盗む!」と決意する大貫さんでした


「合わせたとき、(柿澤さん、ダンス)とっても上手でしたよ」平原さん突然のカットイン!


「本当に?ダンス好き!!」柿澤さんやる気スイッチ入りました


【ジョージ・バンクス役】

 銀行員。厳格で、規律と秩序を重んじている。メリーを快く思っていない。仕事に追われる一家のパパ。



駒田一さん

「小さなころに映画を観ましたが、まさか自分が父親役をやるとは思いませんでした(笑)。こうやってみんなと会うと家族のような気がしてきます。稽古場では苦しんで、もがいて、考えて、そして楽しむ、そんな日々を送れるように頑張っていきたいと思います」



山路和弘さん

「正直、私でいいのかという気がしました。父親というより、どちらかというとおじいちゃんの歳に…。孫と接するように見えたらいけないなと(笑)」



「オーディションでも、スタッフがすっーと僕に近づいてくるので、何だろうなと思ったら…「あなたは年寄りなんだから、若いフリをしなさい」と内緒な感じでコソコソと言われた覚えがあります。稽古場では若いフリしてやっていきたいと思っています(笑)」


【ウィニフレッド・バンクス役(ミセス・バンクス)】

 ジョージの妻で、ジェーンとマイケルの母。婦人参政権運動に夢中。ただ、育児放棄というわけではなく、彼女なりに妻として母としての苦悩もあるのです(♪Being Mrs Banks)



木村花代さん

「今日、こうしてみなさんと一緒にこの場所で、この時間を過ごせることをうれしく思います。持ち前の明るさと根性で、愛されるバンクスを演じられればと思います」



三森千愛さん

「子供の頃から大好きで、傘を手に飛ぶなど真似をしていた『メリー・ポピンズ』の世界の住人になれることが夢のようです。子供たちと夫を愛し支えていきたいと思います」


【バードウーマン役&ミス・アンドリュー役】

 バードウーマンはセント・ポール大聖堂前の広場で鳩のエサを売っている女性。ミス・アンドリューはジョージ(お父さん)の昔のナニー。超厳格。メリーがいなくなったバンクス家にやってくる。(映画には登場しないキャラクター) タイプの違う2役を務めるのはこちらのお二人です!



島田歌穂さん

「心優しいバードウーマン、怖~い怖~いミス・アンドリューを演じます。本当に名曲がいっぱい詰まった大好きな『メリー・ポピンズ』の日本初演に参加できることをうれしく思います。両極端の2役、たくさん悩んで苦しむと思うのですが、『レ・ミゼラブル』初演のときからの旧友である鈴木ほのかさんと一緒に2役に取り組みたいと思います」



鈴木ほのかさん

「キャメロン・マッキントッシュの作品は『レ・ミゼラブル』と『ミス・サイゴン』の日本初演に参加していますが、このたび新たに本作の初演に参加できることをうれしく思います。初演は大変なんです。歌詞が変わることもありますし、演出的にもスタッフもキャストも(最善を求めて)汗水流してやっていくので。歌穂さんと力を合わせて役を作りあげていきたいと思います」

──『レ・ミゼラブル』初演から30年で、ダブルキャストで挑む日本初演ですね。



歌唱披露ではおふたりで♪Feed the Birdsを

「ダブルキャストのもうひとりが、ほのちゃん(鈴木さん)とわかったときはうれしかったですね。レミゼのときはお互いに少女の役でしたが、今度はバードウーマンはおばあちゃん、ミセス・アンドリューはおばちゃん…、月日の流れをしみじみと感じますね(笑)」(島田さん)


【ブーム提督役&頭取役】

 バンクス家の隣に住む元軍人のブーム提督と銀行でのジョージの上司頭取を演じるのは個性的なお二人。その共通点は…。



コング桑田さん

「この役はカタカナ名字の人しか演じることができないということで(笑)、パパイヤ鈴木さんと共に頑張っていきたい!いつもお留守番しているお父様を、ぜひ誘ってあげてください。劇場でお待ちしています」



パパイヤ鈴木さん

「かなりテンションの高いブーム提督、密かにテンションが高い頭取をやります。コングさんとは、どんなに仲良くなっても本番で会うことがないことに先ほど気がつきました。コングさんの回を観に行きたいと思います(笑)」


【ミセス・ブリル役】

 いつも人手が足りないと不満を漏らしているバンクス家の家政婦。



浦嶋りんこさん

「今回は、久保田さんとダブルキャスト。憧れの女優さんとひとつの役を出来ることをうれしく思っています。どんな違いが出せるのかなと、今からワクワクしています。劇場でお確かめください」



久保田磨希さん

「りんこさん…そんなこと言ったら、私、高校生の頃から(りんこさんのことを)観ていますからね。大先輩からそんなことを言われ、変な汗をかいています(笑)。
 少女の頃に『メリー・ポピンズ』のビデオを観ました。それまではおとなしい子だったのですが、メリーから「自分に限界を作らず何でもやってみよう!」というメッセージをもらい、それからの生き様はこの通りでございます(笑)。そこから、うん十年、歌もミュージカルもほぼ経験ない私がこのようなみなさんとご一緒させていただくのも、メリーの力を借りてできることだと思っています」


【ロバートソン・アイ役】

 バンクス家の使用人。役立たずだが、バンクス家のみんなは我慢している。



小野田龍之介さん

「ミュージカルファン、ディズニーファンのひとりとして、このミュージカルが日本で上演されることを非常にうれしく思っております。ダブルキャストの もう中学生さんとともに、しっかりお稽古して充実した公演になるよう精進してまいります」



小野田さんの言葉を受け…その重責に…?!


もう中学生さん

「僕は普段お笑いを目指しているんですけど」

 まずここで一瞬ザワザワ、キャストからうっすら聞こえたのは「目指して?!」。気を取り直して!ミュージカル初出演の“もう中”さん。

「今回、お刺身パックの菊のような感じでお邪魔させていただきます。今も夢のような気持ちですが、作品自体も夢のような世界なので、お客様、出演者スタッフ、みんなで夢の世界へ一緒に参りましょう。わたくしごとながら、初めてミュージカルさん(ミュージカルさん?!)に出させていただくことが決まったときは、お鍋をやっていてシイタケをぽとりと腕時計の上に落っことしちゃったというようなビックリで…」



たまらず柿澤さんカットイン!「若干スベってますよ(笑)」

「ザワザワしていますよね(笑)。気合を入れて、心の底から楽しんで頑張りたいです。お世話になります!」(もう中さん)

一生懸命なコメントでした!!

そして製作発表の締めは…


♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス の大合唱







 “Supercalifragilisticexpialidocious”本当に魔法の言葉ですね。ただただテンションが上がります!
 メリー・ポピンズが日本に魔法をかける♪ミュージカル『メリー・ポピンズ』開幕は2018年3月です!


【公演情報】
ミュージカル『メリー・ポピンズ』
2018年3月25日(日)~5月7日(月)@東急シアターオーブ
プレビュー公演:3月18日(日)~24日(土)
2018年5月19日(土)~6月5日(火)@梅田芸術劇場 メインホール

<キャスト>
メリー・ポピンズ役:濱田めぐみ/平原綾香
バート役:大貫勇輔/柿澤勇人
ジョージ・バンクス役:駒田一/山路和弘
ウィニフレッド・バンクス役:木村花代/三森千愛
バードウーマン/ミス・アンドリュー役:島田歌穂/鈴木ほのか
ブーム提督/頭取役:コング桑田/パパイヤ鈴木
ミセス・ブリル役:浦嶋りんこ/久保田磨希
ロバートソン・アイ役:小野田龍之介/もう中学生
※上記役柄はダブルキャスト

※下記キャストは、交互出演となる予定です。ローテーションスケジュールが決まり次第、公式サイトに掲載致します。

ノース・ブルック役 石川剛
ミセス・コリー役 エリアンナ
ケイティ・ナナ役 小島亜莉沙
ヴォン・ハスラー役 丹宗立峰
ネーレウス役 長澤風海
ミス・ラーク 般若愛実

青山郁代 五嵐耕司 石井亜早実 大塚たかし 岡本華奈 風間無限
工藤彩 工藤広夢 熊澤沙穂 斎藤准一郎 高瀬育海 高田実那 田極翼
照井裕隆 中西彩加 華花 樋口祥久 藤岡義樹 藤咲みどり 三井聡 武藤寛
(全キャスト50音順)

<オリジナルクリエイティブスタッフ>
原作:P.L トラヴァース
オリジナル音楽/歌詞:リチャード・M・シャーマン ロバート・B・シャーマン
脚本:ジュリアン・フェロウズ
追加音楽/歌詞:アンソニー・ドリュー ジョージ・スタイルズ
演出:リチャード・エア
共同演出/振付:マシュー・ボーン
共同振付:スティーヴン・メア

日本版演出:ジェームズ・パウエル
振付翻案:ジェフリー・ガラット
音楽スーパーヴァイザー:スティーヴン・ブルッカー

公演HPはこちらから

おけぴ取材班:chiaki(撮影・文) 監修:おけぴ管理人

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