フルオーディション企画・第2弾
演劇「反応工程」(2020年4月)
全キャスト募集します! 2019/2020シーズン演劇公演『反応工程』(作・宮本研)の全てのキャストをオーディションにて募集します!小川絵梨子芸術監督が、その就任とともに打ち出した支柱の一つ、出演者すべてをオーディションで決定する公演、その第2弾になります。今回は、宮本研の『反応工程』を千葉哲也演出で上演いたします。18年10月より12月にかけてオーディションを開催、合格者には20年4月の公演にご出演いただきます。
<演劇「反応工程」公演概要>
会場:新国立劇場 小劇場
公演日程:2020年4月
作:宮本研 演出:千葉哲也
芸術監督:小川絵梨子 主催:新国立劇場
オーディション詳細はこちらから
一般発売日:未定 / 料金:未定 オーディション企画第2弾の開始にあたって、芸術監督の小川絵梨子、演出を担当する千葉哲也よりコメントが到着しました。
<演劇芸術監督・小川絵梨子より> 2018/2019シーズンよりスタートしたフルキャストオーディション企画第一弾では、多くの方々にご参加頂きまして本当にありがとうございました。この場をお借りして、俳優の皆さま、事務所の皆さまに深く御礼申し上げます。また同企画の第2弾の公演が決定しましたことをご報告申し上げます。今回は、演出に千葉哲也さんをお迎えすることが叶いました。心の機微に敏感で、且つ暖かく、そして俳優を心から信じて演出をなさる千葉さんにご参加頂けますこと、大変に嬉しく思っております。
手探りで始めた企画ではありますが、ひとつひとつの積み重ねから学びつつ、誰もが真摯にのびのびと作品だけに向き合えるような現場を目指して邁進して参ります。第2弾も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
<演出家・千葉哲也より> 長年、演劇に携わってきて、劇団に所属したり、フリーで活動したりしながら、俳優を続ける人たちに出会ってきました。もちろん自分自身もそうでしたし、今もそうです。どうやったら舞台に立てるのか、模索していた時期もありました。小川絵梨子さんから、フルオーディション企画・第2弾のお話をいただき、誰もが平等にオーディションを経て舞台に出演する、というシステムに深く賛同し、是非ともやらせていただきたい、と思いました。
小川さんから、演目は出来れば日本の作品を、というご提案を頂戴し、たくさんの作品を読みました。そして、宮本研さんの『反応工程』に出会いました。戦争や戦場そのものを描くことなく、工場という閉鎖された世界で戦争に巻き込まれた人々の日々が、そこにはありました。
市井の人々には如何ともし難い、けれど、大きな大きな出来事に飲み込まれたとき、社会では何が起きるのか、その中にいる人たちがどう変わるのか、変わらざるを得なかったのか。それを垣間見た気がしました。
タイトルの一部でもある"反応"は、そのときの"日本"や"日本人"の反応をも指しているのだと感じました。
『反応工程』は、台本上は高校生や中学生も出てきますが、現代に当てはめると出演者の年齢は
20~35歳くらいの男性 7名(田宮/矢部/林/影山/木戸/太宰/憲兵の7役)
45~60歳くらいの男性 5名(清原/柳川/牟田/荒尾/猿渡の5役)
20~30歳くらいの女性 2名(正枝/節子の2役)
と考えています。
以上の3つのグループに分けてオーディションを行い、その中からそれぞれの役に合う方に出会えたら、と思っています。
未知の可能性を引っ張り出したい、なんておこがましいことを思っているわけではありません。多くの皆さんとお会いできる機会があることを楽しみにしています。
先輩たちも、待ってます!
この記事は公演主催者からの提供により、おけぴネットが製作しました