2013/05/03　宝塚歌劇団月組ミュージカル『ME AND MY GIRL』公開舞台稽古レポート

♪ミー・アンド・マイガーーーール♪
思わず歌い出したくなるキャッチーな音楽と、客席を巻き込んだ楽しいダンス！
男性版マイフェアレディともいえる
ドタバタ・キュートでロマンチックなストーリー！
私管理人も大好きなハッピー・ミュージカル『ミー・アンド・マイガール』(略してミーマイ♪)
梅田芸術劇場メインホール公演、
初日に先駆けた公開稽古の様子を取材してまいりました！！！

物語の舞台は1930年代のイギリス・ロンドン。
下町育ちの青年・ビルが、
とある貴族のご落胤として屋敷に引き取られ、立派な紳士になるまでのストーリー。
昔なじみの恋人・サリーとのロマンス、
そしてビルとの結婚を狙うジャッキーやそのフィアンセらを巻き込んだ
ドタバタロマンチックコメディな、楽しさいっぱいのミュージカルです！

1987年の日本初演以来いくども再演が重ねられ、
剣幸さん、天海祐希さん、瀬奈じゅんさん、霧矢大夢さん…と、
歴代トップスターが主演、月組のお家芸ともいえるこの作品。

今回は月組男役トップスター龍真咲さん演じる、
かーなーり（！） “やんちゃ” なビルと
愛希れいかさん演じるキュートなサリーの
初々しい魅力が舞台いっぱいに広がっています♪

周りの大人を振り回す、イマドキ感いっぱいのビル、
そして変身後の美しさ必見！のフレッシュなサリー。
先日の『ベルサイユのばら　オスカルとアンドレ編』では
オスカル/アンドレ＆ロザリーを演じていたおふたり。
このミーマイでは、がっつりと「赤い糸」で結ばれたカップル役が見られるのも嬉しいですね♪

もちろんそのほかの“愛されキャラ”達からも目が離せません！
まずは弁護士バーチェスター！
星条海斗さん (ベルばらアラン最高でした!) の長身から繰り出されるコミカルなダンス、
歌い上げ美声＆ギャップ最高のダジャレ等、おけぴ管理人的ツボ満載で、
カメラのファインダー越しに思わず吹き出してしまうこと数回…（笑）。

さらにお髭が素敵な執事ヘザーセットには
月組初登場の沙央くらまさん (雪組から組替)。
沙央ヘザーセットの立ち振舞いは、くらくらするかっこよさ！
低いお声が素敵！立ち姿も素敵！渋さあふれる大人の魅力！

この実力派スターおふたりで
バーチェスター＆ヘザーセットを役替りで演じる今回のミーマイ！豪華です♪

そして役替りといえばもう一組。
自由奔放な公爵夫人の姪・ジャッキーとそのフィアンセ・ジェラルド！

物語をかき回す美しきジャッキーと、優しくまっすぐな青年ジェラルド、
月組初登場となる凪七瑠海さん（宙組より組替）と
美弥るりかさんが演じる、
性格も性別も違うこの二役の役替りも見どころのひとつ！

ちなみにこの日拝見したのは凪七ジャッキーと、美弥ジェラルド。
甘え声がセクシーな美脚ジャッキー、客席絡みがめちゃくちゃかわいくってキュン♪
優しい眼差し、気品あふれるジェラルドもおいしい役どころ！美カップル♪

莫大な遺産を継ぐビルを狙いまくりのジャッキー。
あの手この手でビルに迫ります！
（ちなみに2008年の博多座公演では龍真咲さんも役替りでジャッキー役を演じていましたね♪）

おとぎの国のゴッドファーザー・ジョン卿役には月組組長の越乃リュウさん。
見よ！この立派なお髭！
（写真左は公爵夫人役の憧花ゆりのさん）

この3人の図書室シーンも楽しい♪

魅力的な登場人物たちがいきいきと動きまわり、
楽しさいっぱいのタップあり、客席降り＆客席絡みありで、
名物・ランベスウォークの盛り上がりも最高！
月組メンバーひとりひとりが思いきりはじけて魅せるランベス・ウォーク。
どの人にロックオンしても楽しさ保証つき！
このままランベスの世界に浸っていたい♪

もちろん最後にはミーマイの魅力たっぷりのフィナーレもあり。
ゴージャスな見どころ満載フィナーレは、やっぱり宝塚です！

余韻まで楽しすぎるミュージカル『ミー・アンド・マイガール』。
帰り道、頭のなかはきっとミーマイ一色になると思います♪

～龍真咲さん＆愛希れいかさん、演出・三木章雄さんの囲み会見コメント～

「いまはまだドキドキ、ソワソワしておりますが、なによりもまず私達が大好きな“ミー・アンド・マイガール”の世界を楽しんで演じ、お客様にハッピーやラッキーをお届けしたいと思っています！大好きな作品だからこそもっともっと大切にビルという役を演じていきたい」（龍真咲さん）

「あらためて今の月組にピッタリの作品だなと実感しています。この作品に出演できる喜びを大切にして、せいいっぱいサリーとして生きたいと思います」（愛希れいかさん）

「今回が最新で最良のミーマイになってほしいと願っています。7代目となるビルとサリー、トップコンビとしてますます前進して、磨きがかかってきているふたり、その絆がみせどころ。今のふたりでなければ出せない魅力をお客様にお届け出来れば」（三木章雄さん）