日本ミュージカル界において
“ウィーンミュージカル” という新ジャンルを創り上げたミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(作曲)コンビの最新作!演出はもちろん小池修一郎さん!
『レディ・べス』世界初演開幕まであと3週間!
初演の地、帝国劇場にて
開幕直前スペシャルイベントが開催されました!
歌唱披露、トークショー、プレゼント抽選会の様子をお伝えいたします。
【歌唱披露】まずはみなさんの最大の関心事、気になるミュージカルナンバーの披露です。
♪神に見放されて (平野綾さん)壮大ながら少女のはかなさも感じさせる優しい熱唱
♪悪魔と踊らないで(未来優希さん、吉沢梨絵さん、女性アンサンブル)Wメアリーが女性アンサンブルを従えてノリノリ、カッコいいナンバー!!
♪誰でも歌える(花總まりさん、加藤和樹さん)ベスとロビンがお互いに興味をもちつつ、反発しあうカワイイ関係♪プリンセスッ!
♪何故好きなのか?(山崎育三郎さん)ベスへの想いに戸惑いながらも止まらない恋心・・・甘く切ない!!
ひそやかに育まれるベスとロビンの恋、どのような展開を迎えるのでしょう♪
【トークショー】豪華キャスト勢揃いのトークショーは笑いに満ち溢れるひとときでした。
役柄紹介&それぞれの役に対するコメントをどうぞ。
レディ・ベス役(平野綾さん、花總まりさん)ヘンリー8世の王女として生まれたレディ・べス。
絶え間なく続く苦境のなかで強く生き、やがて女王に即位する波乱の人生を描いたこの作品のタイトルロール。ベスが女王になるまでにどのように
成長するか、本番を楽しみにしていてください(平野綾さん)
素敵なお衣裳をたくさん着させていただいています。
(お話はシリアスですが)ベスのキャラクターには
ちょっと面白いところもあるんですよ。(花總まりさん)
ロビン・ブレイク役(山崎育三郎さん、加藤和樹さん)若き吟遊詩人ロビン、彼の自由なさすらいの生活にベスは心惹かれる。ロビンは唯一
架空の人物です。
客席下りもあります、帝国劇場を走り回りたいと思います。(山崎育三郎さん)
物語としては結構シリアス、観ていて辛くなるようなシーンもあるかもしれません。
その中でロビンは
明るく照らす太陽のように皆さまの心をホッとさせるような存在です。(加藤和樹さん)
メアリー・チューダー役(未来優希さん、吉沢梨絵さん)ベスの異母姉、イングランド女王メアリー1世。
メアリーはイギリスをカトリック国家に引き戻す。
異母妹ベスはプロテスタントを信仰したため、メアリー治世下では反逆に加担した罪を疑われる。メアリーが歌うのはすごくロックな曲。
ロック魂を持ったまま、
ひとりの女性としてメアリーの人生を貫いて演じていきたいと思います。(未来優希さん)
カッコよく時にコミカルな、ダークヒーローとして頑張ります。(吉沢梨絵さん)
アン・ブーリン役(和音美桜さん)ヘンリー8世の6人の妻のひとり。最初の妻キャサリンとの間に生まれたのがメアリー。程なくヘンリー8世が恋に落ちたのがキャサリンの侍女アン・ブーリン、やがてアンが懐妊し、ヘンリーはキャサリンとの離縁を決行、アンは妃となった。そうして生まれたのがベス。移り気なヘンリー8世のアンへの愛はすぐに冷め、アンはロンドン塔に収監の後処刑された。私は
幽霊役・・・、最初から最後までずっと死んでおります。
急に出てきたりしますが驚かないでください(笑)。(和音美桜さん)
シモン・ルナール役(吉野圭吾さん)吉野さん演じるスペイン大使の名 “ルナール” というのは
キツネの代名詞。
チラシヴィジュアルをご覧いただくと、確かに吉野さんの肩にはキツネが!
それについては
「肩のキツネの魂と会話しています。
誰も信じられない世界でこいつだけが信じられる友達。こいつと共に歩んでいきたい」
というわけで、こちらの写真をどうぞ。
この作品の
スパイスになれるように頑張りたい(吉野圭吾さん)
ガーディナー役(石川禅さん)策略家・司教ガーディナーはベスの前に立ちはだかるひとり。本日の衣裳、
通常のファッションセンスではございません。
(作品中も)そのような役だと思ってください(石川禅さん)
フェリペ役(平方元基さん、古川雄大さん)メアリー1世の結婚相手、カトリック勢力の盟主ハプスブルク家・スペインの皇太子フェリペ。結婚後スペイン王位に就いたフェリペは、やがて「日の沈まぬ」帝国スペインをつくり上げていく。ベスにとっては義兄。異国の風、
スペインの風を帝国劇場にふりまきたいと思っております。(平方元基さん)
フェリペは頭の切れる、何手先も読める人物なので、そういった場面にご期待ください。
とてもカッコいいです(古川雄大さん)
言い切りました!古川さん!
カッコいいフェリペ、期待しています♪
客席からも舞台上からも
“カッコいいです” には大きなリアクションが
キャット・アシュリー役(涼風真世さん)ベスの女家庭教師にして友人。ベスを誰よりも愛し、信じ、心配し、慈しみ、
そして
誰よりも彼女の幸せを願っている女性を演じます(涼風真世さん)
ロジャー・アスカム役(石丸幹二さん、山口祐一郎さん)こちらもベスの家庭教師にしてラテン語マスター。ロジャーは家庭教師、時々ふっと出てきてすっといなくなる、幽霊ではないのですが(笑)。
低音パートの歌をいっぱい歌いますので
低音の魅力をお楽しみください(石丸幹二さん)
魅力的な俳優さんたちを稽古場で
温か~く見守っております。
それがそのまま作品中の役と重なります。(山口祐一郎さん)
続いてのお客様からお寄せいただいた質問コーナーでは何度もベス役Wキャストのお二人が顔を見合わせる場面が。
微笑ましい!
Wロビンについては、
「基本的に小池先生からは同じ演出を付けられているのですがそれぞれの個性で
醸し出すものが違う」とのこと。
こうして生まれるのが組み合わせの妙ですよね。
また、衣裳についても、数々の作品を経験された花總さんをして「久々に感じた重さ!
スカートさばきなど、エリザベスにふさわしい動きができるよう試行錯誤、体力づくり中です」
これはゴージャス衣裳にも注目ですよ。
Wキャストといえばこちらのお二人も!Wキャストについて・・・
「自分の役を客観的にみられる、ダメ出しも二人に対してと理解し稽古しています。
あとは、稽古着の
洗濯のタイミングを合わせています。
平方くんが洗ったら、そろそろかなって(笑)」(古川さん)
「え、そこ?!」(平方さん)
そして、トークコーナーでは何かというと助け船を求められたのが(笑)・・・石川さん。
石川さん「若さの秘訣は」 涼風さん「ないっ!」
そして禅さんからは
「ね、圭吾さん」と振られまくる吉野さん。
両サイドからマイクが
ちなみにともにベスに立ちはだかる石川禅さんと吉野圭吾さんの掛け合いシーンは稽古場爆笑の面白さとのこと!
「企みが近いんですよね」(吉)
「共通するところで手を結ぶんです」(石)
「でも仲は悪い・・・どうなの」(吉)
「え、どうなの。そこを話すとちょっとね」(石)
そのあたりは、本番をお楽しみに!
【プレゼント抽選会】トークコーナーの後はプレゼント抽選会!
サイン入りキャストパネルとイモーテル製品(ロクシタン)を抽選でプレゼント♪
※イモーテルというのは作品ロゴの後ろに描かれている植物、重要なモチーフとのことです!
最後に歌唱披露ダイジェストの公式映像をどうぞ!!
開幕まで3週間!11日からはプレビュー公演も始まります!!
どんな作品と出会えるのか、ワクワクが日一日と高まります。
その期待に応えるべく、イベント後キャストのみなさんは稽古へ。
キャスト、スタッフ、そして最後、劇場で作品を完成させる最後のピース、
観客の我々もしっかり心の準備をしてその日を迎えよう!
そう気持ちを新たにしたイベントでした♪
おけぴ取材班:chiaki(文・撮影) 監修:おけぴ管理人