【おけぴ観劇会のお知らせ】 藤山直美さん主演『おもろい女』製作発表レポート

観劇ニュース Vol.3

~美しい日本語を堪能~

おけぴ観劇レポコーナー、和モノ目白押し!
“和モノ”って風情や佇まい、所作も魅力ですが、なんと言っても日本語のリズムや響きが耳に、心に心地よいですよね。タイプの違う“和モノ”お楽しみください。
藤山直美さんが演じ継ぐ「天才漫才師ミス・ワカナ」面白うて やがて哀しい 波瀾の生涯。

昭和初期に大活躍した実在の天才漫才師ミス・ワカナの波乱の生涯を駆け抜ける傑作舞台『おもろい女』が当代きっての喜劇役者・藤山直美さん主演で復活です!

涙と笑いの名作『おもろい女』にておけぴ観劇会を開催いたします!
お日にちは2015年6月21日(日)12時の公演です!!
(プチお土産付き、終演後は舞台関係者のアフタートークも開催)

森光子さん主演で上演を重ね、このたび9年ぶりの上演となる『おもろい女』、製作発表の様子を交えながら作品をご紹介いたします。



「おもろい女だけじゃなくておもろい男もいっぱいいます、みなさま劇場でお待ちしております」


『おもろい女』が誕生したのは今からちょうど50年前、初めはテレビドラマでした。
天才漫才師ワカナを森光子さん、相方の一郎を藤山寛美さんが演じ大好評!そして、1978年に森光子さんと芦屋雁之助さんのコンビで舞台化されました。


ワカナ役は安来節を踊り、ジャズを歌い、各地の方言を駆使する「しゃべくり漫才」や「泣かせ漫才」を披露!笑わせて泣かせて、息つく暇もないほど勢いよく展開していくドラマティックなこの一代記、新たにワカナを演じるのはもちろんこの方!


ミス・ワカナ役:藤山直美さん


「藤山でございます。森光子さんが演じてこられたのと同じことをしようなんて言うド厚かましいことは元々捨てまして(笑)、自分としては一から新しい作品ということでやらせていただきます。
大事なのはその時代の日本人の風情をきちんと出すこと、それと同時にお芝居のテンポについては今日性がいりますよね。
その調和が取れた面白いお芝居にして、観に来てくださったお客さんに喜んでいただくそれが一番ですからね。それに徹していきたいと思います」


舞台上でのパッと弾けた勢いと違い、作品へ向き合う姿勢はまさにストイック!お客様を楽しませるためにとことんまで追求する藤山さんのワカナが楽しみです。
会見でも共演者、演出家が口をそろえて仰っていたのがやはり藤山直美さんの「間(ま)」。
これは生の舞台で味わってこそ、そのすごさの真髄がわかりますよ!


その相方であり夫である玉松一郎役には渡辺いっけいさん


一郎役:渡辺いっけいさん

「このお話をいただいた時、うれしかったのですが実は尻込みしました。
漫才は無理だぞと(笑)。
ですが前回の台本を読んだところ、いわゆるバックステージものであることがわかりました。舞台に上がる前の楽屋、控室そういうシーンが多く、つまりは人間ドラマなんですね。
僕が演じる一郎が「才能ないんだ・・・」と心情を吐露するところがあり、そこがとても気に入りました。よし!お引き受けしようと思った一番の理由はそこです」


いっけいさんの創り上げる天才を妻に持つ同業の夫の心情、一郎のドラマも楽しみです!


続いてはワカナの弟子、若い漫才師コンビに扮する若いお二人をご紹介いたします。


桜井晴美役:黒川芽以さん

「台本を読んだ時、現代でも通じる感情や情景があり心にグッときました。それがこの作品が長く愛されている理由だと思います。漫才師役は初めてでプレッシャーですが、明るく楽しい役なのでお稽古しながら、徐々に芝居を楽しめるようにやっていきたい、それが目標です」


江藤和夫役:篠田光亮さん

「今までに感じたことのないくらいのプレッシャーを感じています。
この作品についてプロデューサーに漫才はできるのかと聞かれ、思わず「ハイ」と言ってしまいました。先輩方からたくさん学んで、黒川さんと二人で新たな笑いを作れたらと思っています」



大阪漫才界を牛耳る女興行師、菱本せつ役は正司花江さん


菱本せつ役:正司花江さん

「ビックリです、この役!だいたい婆やかお手伝いさんですからね(笑)。芸能社の社長さん役だなんて、憧れです。『おもろい女』ですので面白くやりたいですね。
いやぁ、でもありがたいですよ。
この歳で、パートでもお仕事ない歳ですよ、こうやって呼んでいただけてなによりです(笑)」


会見でも大きな笑いを誘う花江師匠!ご自身もかしまし娘として芸の道を生きてきた、その精神がこの作品にもたらすものも大きいかと思います。


帝大出で漫才台本を書いている“変わり種”秋田 實役には田山涼成さん


秋田 實役:田山涼成さん

「常日頃から、外見で人を判断するな、人間は中身だと言われてまいりました。
秋田先生は帝大出、つまり東京大学出です。お写真を拝見しましたが、見れば見るほどインテリでございます。鏡を置き覗き込むと…どこにインテリがあるのだろうと。
役作り、内面から作っていこうと思います(笑)」



最後は、青島(チンタオ)で窮地に陥っていたワカナ・一郎を救い育てた九州若松演芸の顔役、山路たま役の山本陽子さん


山路たま役:山本陽子さん

「九州小倉の興行界のボス、私も舞台の上でこういう役は初めてです。
これまでに赤木春恵さんや山岡久乃さんがされていた役です。私にそんな貫禄が出せるか大変心配ですが新しいチームで創り上げていく中で貫禄のある女性を見せたいと思います。
また興行主としての貫禄と共に一人の人間として感じる寂しさもにじみ出ればと思います」



ここで紹介されたのがテレビドラマ版撮影当時の一枚の写真。
実は当時6歳の藤山直美さんは中国でワカナ・一郎(演じていたのは父・藤山寛美さん)が出会い、中国語を教えてもらう孤児の役でドラマ版『おもろい女』に出演されていたのです。


藤山直美さん(当時6歳)とお父様の藤山寛美さん

それから半世紀、ミス・ワカナとしてこの作品に挑む藤山さんなのです!


どんな父娘感動秘話が飛び出すかと思ったら…


「当時6歳で、それから50年って、歳バレル!!よろしいんやけど(笑)」


そのような経緯もあり「運命的」などと形容される今回のご出演、その決め手になったものは…。



「プロデューサーさんにお話をいただいた時に日にちや段取りがぱっとまとまりましたので、これは俗にいう良縁かなと思い、私でよければとお引き受けさせていただきました。
50も過ぎましたら、自分がやってみたいことより人の勧めに乗っかろうかなというね。心の中にストンと入ってきました。かといって引き受けたからできるのかというとそれはまた別の話で、それはこれから戦いが始まるということでございます。
えらいことになってきたなというのはあるんですけど(笑)、お芝居は一人でするものでないですし、みんなの集合体で一つのものを創り上げる。そこは心強く思っております」


2015年の『おもろい女』、開幕が楽しみです!!



写真左端は演出の田村孝裕さん、右端は監修の小野田正さん

最後に藤山直美さんからのお誘いコメントを!「私は劇団というものに属しておりませんのでその作品ごとにファミリーと思ってやっています」というお話の流れで…今回のファミリーは?との問いに。

「このアダムスファミリー(?!)、おもろい女だけじゃなくておもろい男もいっぱいいます、みなさま劇場でお待ちしております(笑)」


会見場に飾られていたパネルには3組のワカナ・一郎
左より実際のワカナ・一郎のお二人、TV版の森光子さんと藤山寛美さん、今回の藤山直美さんと渡辺いっけいさん

涙をふいて、笑ってください!
『おもろい女』復活に期待が高まります!!


稽古場も賑やかそう!!

【公演情報】
『おもろい女』
2015年5月29日(金)~6月2日(火)@シアター1010
2015年6月5日(金)~30日(火)@シアタークリエ

<スタッフ>
作:小野田勇
潤色・演出:田村孝裕

<キャスト>
藤山直美/渡辺いっけい/山本陽子/田山涼成/黒川芽以/篠田光亮/正司花江
山口馬木也/井之上隆志/小宮孝泰/石山雄大/臼間香世/武岡淳一/河野洋一郎

公演HPはこちらから


おけぴ取材班:chiaki(文・撮影)監修:おけぴ管理人

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