幸四郎さん、73歳、ハッピーバースデー!
そして、“ラ・マンチャ2015”いよいよ本格始動!愛と情熱が溢れる現場をレポートいたします。
塩田明弘さんの指揮、オーケストラの演奏でバースデーソング♪、巨大チョコレートケーキ!そして、オーディエンス&新キャストの霧矢大夢さん、ラフルアー宮澤エマさん、宮川浩さんからの深紅のバラのプレゼント。
みなさんの目を見つめバラを受け取る幸四郎さん・・・なんて素敵なバースデー☆
「苦しみを勇気に、悲しみを希望に変えてお客様に感動という形でお届けしたい」(松本幸四郎さん)
エスコート役は宮澤さんでした♪
そしてその前には…レアな…
【稽古シーン公開】
♪M1a「ラ・マンチャの男」~M3a「同じことさ」
ギターの調べ、おもむろに集まる人々、オーヴァーチュア…ああ!ラマンチャが始まった!ゾクゾクする瞬間でした。
ギター弾き ICCOUさん
ただそこに漂う空気は暗鬱。ここは牢獄。
そこに連れてこられた二人の男。
こうして始まるのは冒頭の、いわば物語の地の文ともいうべき、作家セルバンテスが申し開きの即興劇を提案する場面です。
即興劇(劇中劇)も示唆に富んだ物語ですが、物語の大枠としての牢獄にいる人々、悲しみと苦しみ、そして絶望の中にいる彼らに起こる変化を描いたところに、この作品の舞台化成功の秘密が!!
セルバンテスに対して抱く感情の変化、囚人たちの細やかな芝居にもご注目ください。
駒田一さんのサンチョヘアにも、ああ、これこれとテンションアップ!!
テナルディエからのサンチョ、そしてクコール…駒田さん七変化もまだまだ続きますよ。
初参加の宮川浩さんはカラスコ役の囚人、そして牢名主にはご存知上条恒彦さん!
セルバンテスだ!サンチョだ!牢名主だ!カラスコ役の囚人さんだ!
大好きなキャラクターとの再会がうれしい。
そして始まる名のりの名曲♪「ラ・マンチャの男」、セルバンテスが演じるのはアロンソ・キハーナ、そう、彼こそラ・マンチャの男、ドン・キホーテ!
一気に劇中劇の世界へ引き込まれます。
化粧前さながらに、白い眉、髭などをつけながら即興劇の世界へ…
続いて場面は旅籠。霧矢アルドンザ@稽古場、本邦初公開です!
とある旅籠、そこに登場するひとりの女、彼女はアルドンザ。
一日中働きに働き、お腹を空かせたラバ追いたち。みなさん荒々しくてセクシーで濃い!
霧矢大夢さん
粗野なラバ追いたちを魅了し、仕掛けてくる彼らと渡りあう男前な一面も!
霧矢アルドンザ、素敵!あばずれっぷりが気持ちよく、惚れ惚れしてしまいます。
アルドンザ役の霧矢大夢さん、アントニア役のラフルアー宮澤エマさん、カラスコ役の宮川浩さんら初参加キャストの新しい風にもみなさん、ご期待くださいね♪
1969年の初演以来上演を重ね、今なお進化する2015年の『ラ・マンチャの男』。
イベントラストには、オーディエンスのみなさんも一緒に♪見果てぬ夢の大合唱!
明日も元気に生きていこう!そんな帰り道でした。
公式HPでは作品をより深く味わうための
「ラ・マンチャ信書」の連載も始まりました。
公演は9月の大阪・シアターBRAVA!にて開幕、長野・まつもと市民芸術館を経て、10月に帝国劇場で上演です。
<製作発表の様子はこちらから>
ミュージカル『ラ・マンチャの男』製作発表レポ
おけぴ取材班:chiaki 監修:おけぴ管理人