【舞台写真&感想あり】ミュージカル『手紙』開幕レポート

2016年1月、素敵なオリジナルミュージカルが誕生しました。

【みなさまからお寄せいただいた感想をご紹介いたします!!】


◆定期的にしてほしい演目です。原作がしっかりしているからとも思いますが、名作のひとつになると思います。
ミュージカルでどのように表現するのかという疑問が吹き飛びました。
たくさんの方にみていただきたいです。

◆何よりも印象的だったのは、音楽が良かったということ。
難解ではなく耳なじみが非常に良かった。劇中、何度も同じフレーズが出てくるので、とても聞きやすかった。また、キャスト全員の演技力、歌唱力の高さに驚きました。
キャストの3名しか存じ上げなかったのだが、みなさん(特に女性陣)が本当に素晴らしい歌唱力で、もっと他の舞台でも観てみたいと思いました。吉原さんの歌、演技は本当に心に沁みました。
三浦さんの演技力の高さは認識していましたが、歌は初めて聞いてうまい!!と驚きました。歌いなれていらっしゃるようですので、これからもドンドンミュージカルに出られたらいいのに。
何かと涙腺がゆるむポイントが多い内容で重いストーリーではありましたが、本当に良いものを観たなと感じました。

◆舞台の回し方というか演出が、役者の心情や状況を見事に盛り上げていて素晴らしかった。
オープニングから何が始まるのか…と引き込まれました。
吉原さんの存在感や歌唱力に圧倒されました。切ない話ですが、現実には数多くあることで、社会的にも重い問題だと、とても考えさせられました。
中盤から涙が止まりませんでした。しばらく余韻が続きそうです。
とても書ききれませんが…本当に素晴らしかったです。

◆素晴らしい脚本・演出で、兄弟の10年間の人生の重みをドラマチックに歌唱で昇華させ、疑縮させてあった。犯罪者の家族の運命・被害者の心情を思うと、永遠に解決出来ない苦しみと感じた。
出演者全員が入魂の演技!
三浦涼介さんの目からは涙が溢れ、私も涙が止まらなかった。由実子役の北川理恵さんの歌唱力に圧倒された。
いつまでも余韻の残る舞台だった。

◆原作は未読、映画も見ていない状態でHPのストーリーを読んだだけで、観劇をしました。テーマだけを読むと重いのかなと思っていましたが、ミュージカルになっているせいか、そんなに重くは感じませんでした。
吉原さんの歌が素晴らしかったです。
セットもかなり工夫されていますが、ロビーもこの演目に因んだ装飾になっています。

◆キャストさんの歌唱力が素晴らしかったです。中でも北川さんの歌声がとても綺麗でした。
そしてキャストさんの歌声に負けないくらい音楽も素敵でした。
生演奏なので特によいです!
切ない内容ですが耳心地のいいミュージカルでした。

◆重い内容の異色ミュージカル。私が今までに観たミュージカルの中で、一番考えさせられた作品。弟を思うあまり罪を犯し、突然人生が裏返ってしまう日常のもろさに恐ろしさを感じた。
幸と不幸は紙一重と感じた。家族愛・差別・偏見・罪と罰…色々な思いが心に湧き出し、もし自分の家族だったら…と自問自答し続けた。

◆手紙原作読みました。著者の訴えたい事、10年間の心の動きが見事に表現されていて、後半は泣きっぱなしでした。歌も踊りも迫力があり圧倒されます。

◆東野圭吾さんの原作は読んでいなかったのですが、十分楽しめました。
犯罪者の家族はその烙印を押され一生逃れられないのか、結論は出なかったですが考えさせられました。皆さんの歌が素晴らしく感動的でした。

◆この重いテーマをミュージカルに昇華させた高橋知伽江さんの力量に感服しました。

◆吉原さんと三浦さんの兄弟がとても良かったです。芝居や歌に込められた2人の心情に胸打たれ、
最後は涙が溢れました。他のキャストの皆さんも上手かった!
舞台美術、照明にもセンスが感じられました。藤田さんの演出素晴らしかったです。



ミュージカルの力、舞台の力を信じるスタッフ、キャストのみなさんが精魂こめて作りあげた作品を、新国立劇場小劇場の密な空間で共有するよろこびに溢れる感激観劇体験!!
ひとつひとつのシーンが心に堆積していく、緊張感すら心地よい、極上の時間をすごしました。


新国立劇場小劇場をこんな風に使うんだ!の劇場まるっとサプライズ


劇場に入ると、舞台を通って客席へ。
文字通り客席と舞台が地続き、今、そこで起きていることを目の当たりにするような感覚です。

原作は東野圭吾さんの大ベストセラー『手紙』。

-あらすじ-(HPより)
両親を亡くしてから、直貴にとって兄の剛志が親代わりだった。
剛志は弟の学費ほしさに空き巣に入り、現場を見つかったために殺人まで犯してしまう。貧しくても平和だった生活が一瞬にして暗転する。直貴は「人殺しの弟」という烙印を押されさまざまな差別に遭う。そんな彼にとって音楽との出会いが唯一の救いになった。バンド仲間との友情、初恋―だが、それさえも無残に打ち砕いたのは兄の存在だった。一方、服役中の剛志は弟への純粋な想いを手紙につづり続ける。その手紙が直貴をどこまでも追いつめてゆき、ついに―。



直貴(三浦涼介さん)、剛志(吉原光夫さん)

まず、「直貴」と呼びかける吉原光夫さんの柔らかな声で彼らの関係が伝わってきます。

そして、過酷な状況下の物語ですが、適度な起伏はもたせながらも過度にセンセーショナルな描き方はされません。ある種淡々と彼らの時は流れていきます。その中で、三浦涼介さん、吉原光夫さんは常にちゃんと直貴、剛志として“そこに居る”二人、輪郭くっきりなのです。
役として役者として、そうあろうとする踏ん張りのような絆、そこから見えてくるリアルな生きざまに引き込まれます。

それはほかのキャストのみなさんについても同じで、なんというか地に足がついた登場人物たち。
客観的に見ることも、自身を投影して見ることも許す、見ていてもいろんな視点が生まれてくる懐の深いお芝居です。


川口竜也さんの深い声が物語としても、舞台としてもこの作品を支えているのです


複数役務められる上野哲也さんの役どころも、それぞれ説得力のあるキーパーソンです

そして、登場人物一人ひとりの言動に「そうか…うん、そうか」と、認めてはいけないのかもしれないけれどどこかで理解しようとしてしまい、また、できてしまうような…。それはたとえ差別と呼ばれるようなことをしてしまう人にすら。

それはきっと、素敵なところも、汚いところも含めて人間を優しく描いているのからなのでしょう。まぁ、それが辛いといえば辛く、温かいといえば温かく…、もう、途中はココロぐちゃぐちゃ、終わったらお化粧ボロボロでございました。


直貴の音楽仲間アツシ(和田雅成さん)、コータ(岡本悠紀さん)、祐輔(廣瀬大介さん)


朝美(礒部花凛さん)の力強い歌声が直貴に力を!


由実子(北川理恵さん)の明るさと強さに涙。
ふと笑えるようなところもあり、緩急がイイ!そして…その歌声は…ぜひ劇場で!

ほかにも五十嵐可絵さん、和田清香さんもコーラスにソロに、役柄も一部ネタバレになってしまうので控えますが、あのシーンのあのお役がグッとくる!という…ああ、語りたい!



そして、吉原さん、三浦さん以外のみなさんは、いくつもの役柄を瞬時に切り替えて演じます。正直、カーテンコールでみなさんが一列に並んだとき、感じた以上に少人数であったことにちょっとビックリでした。


吉原さんの優しい歌声


三浦さんの繊細さと強さを持ちあわせた歌声

お二人をはじめ、深沢佳子さんによる多彩な楽曲を高い歌唱力、それにとどまらず、素晴らしい表現力をもつみなさんが見ている者のココロにしっかりと届けます。

ここでこのメロディが再び来るか…、この感情をこのトーンで…、ミュージカルならではのしかけもいっぱい詰まっていますよ。


ピアノ:村井一帆さん、ヴァイオリン:長尾珠代さん、ギター:横田明紀男さん
素敵な生演奏で芝居に寄り添い、芝居を引っ張るミュージシャンのみなさまです

高橋知伽江さん(脚本・作詞)と深沢桂子さん(作曲・音楽監督・作詞)の生み出したものを、演出の藤田俊太郎さんのもとカンパニー一丸となって愛し育み花開かせたミュージカル『手紙』。
原作のもつパワーとミュージカルならではのパワーが掛け合わされた、今年のミュージカルシーンを語るに欠かせない作品です!

素敵な楽曲をご紹介♪




【公演情報】
ミュージカル『手紙』
2016年1月25日(月)~31日(日)@新国立劇場小劇場
2016年2月5日(金)~8日(月)@新神戸オリエンタル劇場
2016年2月10日(水)@枚方市市民会館

<スタッフ>
原作:東野圭吾(「手紙」(文春文庫刊))
脚本・作詞:高橋知伽江
演出:藤田俊太郎
作曲・音楽監督・作詞:深沢桂子

<キャスト>
三浦涼介/吉原光夫/廣瀬大介/和田雅成/川口竜也/上野哲也
岡本悠紀/五十嵐可絵/和田清香/北川理恵/礒部花凜
~ミュージシャン~
横田明紀男(Fried Pride guitar)、長尾珠代(violin)、村井一帆(piano)

公演HPはこちらから


おけぴ取材班:chiaki(文) おけぴ管理人(撮影)

ジャージー・ボーイズ

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