2009年11月に新国立劇場にて上演されたシェイクスピアの歴史劇『ヘンリー六世』三部作、その通し上演はもはや伝説です。
さらに、2012年10月には前作とすべて同じ俳優、スタッフで『リチャード三世』が上演され、シェイクスピアが意図した大きな歴史のうねりをダイナミックに表現することに成功!観客、評論家、演劇界に最大の賞賛をもって迎えいれられました。
そして、今年の冬、
『ヘンリー四世』二部作が上演されます。
『ヘンリー四世』は、設定年代ではこれまでよりさらに遡り、ヘンリー六世の祖父、ヘンリー四世と、 その息子で、ヘンリー六世の父、後のヘンリー五世の世代に焦点を当てた歴史劇の大作。 また一方ではシェイクスピアの全作品中最も人気のある登場人物の一人、フォールスタッフが活躍することでも有名な作品です。
新国立劇場のシェイクスピア歴史劇シリーズ、鵜山組とも呼ばれる壮大な公演に集結したのは、
浦井健治さんや
中嶋しゅうさん、
岡本健一さんといったおなじみの顔ぶれに加え、先ほどご紹介したフォールスタッフ役の
佐藤B作さんら新しいメンバーも!
浦井さんが演じるヘンリー四世の長男ハル王子は、
第一部-混沌-では、大酒飲みの、無頼の騎士フォールスタッフと放蕩三昧…え?それってダメ王子?!
そして、そんなハル王子がヘンリー五世として即位する
第二部-戴冠-。
ちなみに浦井さんは『ヘンリー六世』でタイトルロールを演じているので、ヘンリー五世、六世の二代に渡る王を演じることになりますね。さらに『リチャード三世』で演じたリッチモンド伯ヘンリーは後のヘンリー七世だったりもします!
(そしてヘンリー五世の前後でメンフィス!!) 一部、二部を交互上演していく(ボリュームとしては2作分のお稽古が必要!!)という意欲作。
そして、もはや恒例ともいえる!第一部、第二部の連続上演もある、新国立劇場が満を持してお届けする人気歴史劇シリーズ、おけぴでもガッツリたっぷりシェイクスピアの劇世界を味わっていただけるスペシャルプランをご用意しております。
上演時間は未定ということですが、さあ、むしろ未定のうちに(笑?!)思い切って通し観劇チケットを確保し、何時間でもドンと来い!の余裕で発表を待ちましょう!!体力作りにはまだ時間があります♪
2012/09/16 新国立劇場「リチャード三世」稽古場レポ2012/07/17 新国立劇場「リチャード三世」制作発表レポ