2013/03/20 「春野寿美礼 春のライブ」春野さん&マテ・カマラスさんインタビュー!

2011年に続き、東京と大阪で開催される春野寿美礼さんのビルボードライブ
「春野寿美礼 春のライブ 2nd! at Billboard LIVE」
本番を前にした心境やライブにかける思いなど、春野寿美礼さんとゲスト出演されるマテ・カマラスさんにお話を伺いました。(数日前に再来日されたマテさんもほぼ日本語で答えてくださいました!)


――まず、春野さんご自身の中でこのライブの位置づけはどのようなものですか。

春野)
ライブをライフワークとしてとらえていて、特にお客様との交流(コミュニケーション)を大事にしています。私は宝塚歌劇団出身で、これまでミュージカルやショー、レビューをメインに活動して参りましたので、演じていない自分とお客様、ファンのみなさんとのやりとりというと、どうしても終演後楽屋を出るときになっていました。
劇場ではどうしても役を演じながら共演者の方と交流する形になりますからね。
ライブは役をまとわない、自然体の自分がお客様と交流できる場になればと思っています。

実は前回は劇場とは違う空気や距離感に「どうやってお客様と交流をとればよいのだろう。」と、私自身悩みました。
その経験を踏まえて、今回はライブの空間や時間をどう自分の色に変えていくか。そのあたりをポイントに据えています。

――そして、ゲストにマテさんをお迎えするということですが、その経緯など教えていただけますか。きっかけはやはり「エリザベート」での共演ですか。

春野)
はい。「エリザベート」のお稽古初日に初めてお会いして、それから公演が終わるまでマテさんと一緒に過ごしてきて、マテさんの人柄をとっても好きになったのです。
マテさんは朝会うとハグをして包み込んでくれるんです。私はそういうコミュニケーションで安心感を得ていて、舞台に上がるときの緊張やドキドキを落ち着かせてくれる存在でした。
そこで今度はエリザベートとトートとしてではなく、普段の自分たちがステージで交流したら楽しいだろうな!と思ったのです。
私のファンのみなさんもマテさんのことはご存じですし、その意味でもみなさんに喜んでいただけるのではと思い、是非マテさんと!となりました。

――そのオファーを受け、マテさんは。

マテ)
まず、春野さんとは一緒に新キャストとして「エリザベート」カンパニーに参加しました。
春野)
そうそう、お互い新キャストでしたね。
マテ)
僕は日本語が弱かったので緊張しましたが、一緒に仕事をしていく中で僕も春野さんからは安心感を得ることが出来ました。
・・・愛は国境を越えた!!
春野)
そうね、本当にそう思いますよ。愛は国境を越えたね!!
マテ)
なので、また一緒にお仕事できてとてもうれしいです。ビルボードも僕は初めてなのでそれも楽しみです。

――では、ここからはファンとしては、「知りたい、でも、当日の楽しみにとっておきたい気も・・・」というライブの内容についてちょっとお聞かせいただけますか。

春野)
私が恋をした曲たち(←春野さんセレクトの楽曲、かなりストライクゾーン広いです!春野さんスタイルだとどう聞こえるのだろうというワクワクもかなり大きいですよ♪)、ミュージカルナンバー、そして一流のプレイヤーのみなさんとのセッションで楽器とわたしの声、まさにその場で作り上げる音楽などをお楽しみいただこうかと思っています。
マテさんとも“エリザベートとトート”でなはい“間柄”で歌ったりね(笑)
マテ)
春野さんはその役にとっても合いますね!
春野)
ありがとうございます!私も(お客様の前で)歌ったことは無いのですが、ずっとやりたいと思っていたんです。マテさんは一つの作品の二つのキャラクターですよね。
マテ)
若い役(!)の歌も楽しみですし、本当に僕にとってもスペシャルです。

――もうひとつ気になるのは春野さんのお衣装ですが、今回はどのようなスタイルで?

春野)
今回もすべてこのライブのために誂えます。披露するナンバーの雰囲気に合わせたものを考えていますが、マニッシュなスーツスタイル、ちょっとだけ宝塚の男役を彷彿とさせるようなスタイルはやはり私の原点ですからね。それはなくさないでいたいな。

――マテさんもとても興味深そうに耳を傾けていらっしゃいますが。

マテ)
男性が女性の衣装に合わせるのがヨーロッパスタイル!
特に色合わせが大事だと思うので、どんな色か衣装プランを教えてください!!
春野)
ありがとうございます!ヨーロッパスタイル素敵ですね!!

――お二人の歌だけでなく、並んだ姿も楽しみです!!
では、最後にこのライブを楽しみにされているみなさんへメッセージを

春野)
ショーが始まる前のお食事、そしてお酒を飲みながらお聴きいただけるビルボードライブ。前回はお客様も慣れないスタイルに緊張されていたのか、みなさんピシッと座られていて・・・
マテ)
日本のみなさんはとても真面目ですよね。でもそういうところ、好きですよ!
春野)
マテさん、本当に優しい!
今回は二回目となりますので、劇場とは異空間ですが、私も取り繕わずに自然体でいたいですし、お客様にもリラックスしてその空間、時間を楽しんでいただけるよう空気を動かしていきたいと思っています。

――ありがとうございました!
春野さんがお部屋に入ってこられたときに感じたふわりと包み込まれるような雰囲気。
インタビュー中にも何度か登場した“安心感”という言葉がぴったりな女性です。
そんな春野さんカラーに染められたビルボードライブで過ごすちょっと大人な時間。慣れない場だから・・・とためらっている方も思い切って飛び込んでみましょう!
【こぼれ話】
顔を合わせるのは「エリザベート」マテさん千秋楽以来というお二人ですが、さすがに長い稽古&公演の絆は深く、息ピッタリ。
ともに新キャストとして歌唱披露した制作発表の緊張感、公演中にお誕生日を迎えたマテさんがたくさんのプレゼントに埋もれていたエピソードなど思い出話にも花が咲き、さらには・・・朝食メニューの話題で大盛り上がり!
朝、パンを召し上がったという春野さんに
マテ)
僕はおにぎり!
春野さん)
私は子供のころからパンです。
マテ)
えーー!何で?!
春野さん)
で、マテさんはおにぎりの具は何が好き?
マテ)
いくらとたらこです!!
一同)
魚卵好き(笑)
ちなみに・・・春野さんは悩んで・・・「梅干し」だそうです♪

<公演情報>
「春野寿美礼 春のライブ 2nd! at Billboard LIVE」
2013年4月2日~5日 ビルボードライブ東京
2013年4月8日~10日 ビルボードライブ大阪
出演:春野寿美礼 ゲスト:マテ・カマラス

公演HPはこちらです。


おけぴ取材班:chiaki 撮影:hase 監修:おけぴ管理人

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