いよいよ開幕!明治座歌舞伎 !
荒事、世話物、そして舞踊と、まさに
歌・舞・伎の魅力を凝縮した公演。
ワクワクの初日を前に、
中村獅童さん、
市川右近さん、
市川笑也さん、
尾上松也さんに
その見どころと意気込みをうかがってまいりました。
早速届いた舞台写真とともにレポートいたします。
左より)尾上松也さん、市川右近さん、中村獅童さん、市川笑也さん
昼の部は『瞼の母』、夜の部は『毛抜』、『権三と助十』に登場するのは
中村獅童さん。
(演目の解説はこちらの公演の
おけぴ制作発表レポをどうぞ)
中村獅童:番場の忠太郎(『瞼の母』より)
「夜の部の最後の演目『権三と助十』は長屋芝居で、全部のアンサンブルも
みんなけっこう大変なんですが、
大家さん役の右近さんがとにかく一番大変なんですよ(笑)。
よく四日間でね。今日どういう風になるか非常に楽しみでもあります。
明治座さんには初めて出演させていただきますが、
昼の部でやる『瞼の母』を、
初演したこの明治座さんでやるということ、
感慨深いものがあります。」
昼の部『鳴神』、夜の部は『連獅子』そして『権三と助十』で一番大変なの役という(笑)、
市川右近さん。
市川右近:狂言師右近、後に親獅子の精(『連獅子』より)
「先月27日まで(ほかの舞台に)お出になっている方がたくさんいらしたので、
28日からお稽古してね、4日で強行突破するという(笑)。
集中し、助け合いながら、でも、まぁ、ぶっつけみたいなものですね!
大家さん、めちゃくちゃしゃべっているんですよ。
べらべらべら~っと、こんなにしゃべっていると思っていなかったので、
何とか間に合うかなって感じですけど、頑張ります。」
昼の部『鳴神』、夜の部『毛抜』『権三と助十』に登場、姫から
長屋のおかみさんまで幅広い女性像を見せてくれる
市川笑也さん。
市川笑也:雲の絶間姫(『鳴神』より)
「四日間でよくぞここまで仕上げたというところですね。
仕上がっているのかわからないですけど(笑)。
頑張ります!」
昼の部『瞼の母』、『供奴』、夜の部『権三と助十』に登場するのは
尾上松也さん。
尾上松也:奴松平(『供奴』より)
「昼の部の最後に『供奴』を踊らせていただきますが、今からすごく緊張しています。
また、『権三と助十』は昨日初めて舞台稽古をしましたが、改めて4日間で
この芝居を開けようとする歌舞伎のすごさというのを実感いたしましてた。
今回の
一座のチーム力が試されると思うので、当たって砕けろで(笑)。
それはある意味で怖い部分もありますが、みなさんと楽しみながら江戸の町の
長屋の楽しい雰囲気を創り上げたいと思います。」
最後にキリリとお誘いコメントを!!
「明治座でお待ちしております。」(獅童さん)
「バラエティ豊かな歌舞伎のいろんな演目が朝から晩まで並んでいるので
初めて歌舞伎をご覧いただく方にも最適です!」(右近さん)
舞台でのお姿もスーツ姿も素敵なみなさんです。
明治座さんのポップな市松ボードもカワイイ!
おけぴ取材班:chiaki(文・撮影)監修:おけぴ管理人 写真提供:松竹