メンフィスが!キャロルが!イズミルが!…『王家の紋章』の世界を生きる!!来春の再演も決定した大人気公演、連日熱く上演中です。 少女漫画の金字塔
『王家の紋章』の初の舞台化、ミュージカル化に集結したのは
脚本・作詞・演出に荻田浩一さん、作曲はシルヴェスター・リーヴァイさんら強力スタッフ陣、そして
豪華キャスト!
原作の神エピソードを盛り込んだ展開、ヴィジュアル再現度、ドラマに寄り添いながらもキャラクターを色濃く反映した楽曲、熱のこもった芝居…ミュージカルならではの『王家の紋章』、世界初演の幕が上がりました。
-あらすじ-
古代エジプトに魅せられ、エジプトで考古学を学ぶアメリカの女の子キャロル(宮澤佐江さん/新妻聖子さん)が参加する発掘隊が3千年前のファラオの墓を発見。発掘の出資者はキャロルの兄ライアン(キャロルの実家はリード・コンツェルン:伊礼彼方さん)。
歴史を明らかにするためとはいえ、発掘は死者への冒涜になるのではないか…一抹の不安を抱くキャロル。
発掘は進み、少年王の人型棺の中に干からびた花束を見つけたキャロルは古代の恋人たちへ思いをはせる…。
そんなキャロルを見つめるひとりの女性。彼女は少年王メンフィス(浦井健治さん)の姉アイシス(濱田めぐみさん)だった。愛する弟の墓を暴いた恨み、怒りからアイシスはキャロルを古代エジプトへ連れ去る…。
そして舞台は古代エジプトへ、そこは王、王女、将軍、兵士、奴隷といった階層社会、それぞれの思惑が交錯する世界で現代人キャロルは…。
若く美しきファラオ、メンフィス浦井健治さん!
すべてを手に入れてきたメンフィスの前に現れた、意のままにならない少女キャロル…それはメンフィスにも変化をもたらします。オレ様メンフィスには思わず赤面、マントを翻し颯爽と立ち去る姿にはうっとり、それに加えてメンフィスの内面的な成長もしっかりと見せる浦井さん。
ライアンお兄さんやイズミルの妹ミタムン、ルカ…もご紹介している「華やかに開幕!ミュージカル『王家の紋章』初日カーテンコールレポ」はこちら時空の揺らぎの中にたたずむキャロル:宮澤佐江さん(ダブルキャスト)
宮澤佐江さんはキラッキラの現代っ子キャロルを軽やかに演じます!好奇心旺盛で突っ走るキャロルの成長も見どころです。
古代エジプトへタイムスリップし、金髪と白い肌を奇異な目で見られるキャロル:新妻聖子さん(ダブルキャスト)
誰よりも厳しい目と深い愛で作品に関わる、原作ファンでもある新妻聖子さんの存在は心強いかぎりです!広い音域の難曲もそう感じさせない、ポップでかわいらしい歌唱が物語に勢いをつけます。
最初は反発…戸惑いながらも次第に魂レベルで惹かれ合うメンフィスとキャロル…
出ました!ゴールデン身長差!
そして大きなメンフィスの手、腕にちょこんと添えられたキャロルの手のかわいらしさたるや…キュン。
絵になるお二人!このシーンは…見てのお楽しみでございます
メンフィスと姉のアイシス:濱田めぐみさん
キャロルへの嫉妬、(現代においての)王家の墓を暴いたライアン(リード家)への怒りに燃えるアイシスの激情を濱田めぐみさんが歌い上げます。でも、そんなアイシスの根底にあるのは弟メンフィスへの狂おしいほどの愛なのです。濱田さんの魅力を余すところなく味わえ、また、濱田さんでなくては!と思う素晴らしい楽曲&歌声♪リーヴァイ氏×濱田めぐみの化学反応イイ!
「ずっと私の作品への濱田さんの出演を願っていました。今回、願いが叶い、ハッピーです!」と語ったリーヴァイ氏取材会レポートはこちら エジプトvsヒッタイトの争いに、キャロルという存在が加わり…、メンフィスと国対国の勢力争いを繰り広げ、さらには恋のライバルにもなるのはヒッタイトの王子イズミル。
隣国ヒッタイトの王子イズミル:宮野真守さん(ダブルキャスト)
ビートの効いた力強いナンバーをダイナミックに歌い上げる宮野真守さん。袖を翻して、舞台上をところ狭しと大暴れ!迫力の帝劇デビュー、イズミルタイムの空間掌握力はさすが!
隣国ヒッタイトの王子イズミル:平方元基さん(ダブルキャスト)
↑キリリとしたお写真にも表れているように、平方元基さんは知的でクールなイズミル!それでいて歌声、とりわけ低音がズドーンと響く響く♪
若きファラオを見守るイムホテップ宰相:山口祐一郎さんとミヌーエ将軍:川口竜也さん
優しい眼差し存在感の大きさ、包み込むような歌声で作品をどっしりと支えるお二人。
ライアンとして現代パートを一手に引き受ける伊礼彼方さんは、愛する妹キャロルの謎の失踪に心を痛める優しいお兄さん像をしっかりと印象づけ、要所要所を引き締めます。ほかにもミタムン、ルカ、ウナス、セチ(ググッときました!)、さらには原作の細川両先生も登場の
初日カーテンコールレポート↓
初演公演は8月27日まで、再演公演は2017年4月帝国劇場、5月大阪公演が決定しております!原作を読んで観劇に臨むもよし、まっさらの気持ちで舞台をご覧になってそのあと原作を読むもよし!さまざまな楽しみ方ができる『王家の紋章』です。
舞台写真提供:東宝演劇部
おけぴ取材班:chiaki(文) 監修:おけぴ管理人