★舞台写真掲載!まっさらな気持ちでのご観劇を!というみなさまはご注意ください★19世紀、もっともスキャンダラスで魔性のダンサーと呼ばれた女性、ローラ・モンテス。
16歳で初めて恋を知った彼女は著名な男たちを渡り歩くことで、ついには一国を動かすまでに・・・。
その遍歴を魅力的な男たちとのエピソードで綴る、大人のエンタテインメントショー「VAMP ~魔性のダンサー ローラ・モンテス~」が開幕いたしました!!
これはもうあて書きレベルの説得力!!
黒木メイサさんの美貌炸裂のゲネプロの様子をレポートいたします。
ローラ・モンテス役:黒木メイサさん
魔性のダンサー
少女から魔性の女へ・・・ローラの人生を彩る男たちはこれまた魅力的な面々。
“色とりどり”という言葉がこれほど似合うこともないというほど、年齢も、表現方法も、持っている雰囲気も超個性派な6人の男性陣がそれぞれのパートでいかんなくその魅力を発揮!さらに衣裳、照明、美術などすべてが美しい!
歌あり、ダンスありの舞台の醍醐味はライブでこそ味わえるものですが、その一端を感じていただけるように、多くは語らずに進めてまいります。
<ローラの最初の男:トーマス・ジェームズ>
若き二人の出会いから逃避行はキュンキュン要素満載です!
イギリス海軍中尉トーマス・ジェームズ役の水田航生さんの抜群のスタイルと優しい笑顔、そして躍動感たっぷりのタップシーン(この時のローラは無垢!)など、いきなりみどころ大放出です。
黒木メイサさん、水田航生さん
躍動感あふれるタップダンス
パステルカラーが似合っていたころのローラ。
やがて彼女の中で何かが目覚めていき・・・
<ローラが一番愛した男:フランツ・リスト>
続いては音楽家とダンサーの官能のセッションに心拍数UPなシーン。
中川晃教さんのアーティスティックでサディスティックな音楽家リストがセクシー!
燃え上がる愛が中川さんの魅惑の歌声と官能的なダンスで表現されます。
中川晃教さん
アーティスティックなシーンです
<ローラの世界を広げた男:アレクサンドル・デュマ>
こちらはちょっとコミカルなミュージカル風のシーン!!
作家アレクサンドル・デュマを演じる新納慎也さんのエンターテイナーとしての華やかさがぴったり!個性的な衣裳や髪型もインパクトあります。
自身の代表作「三銃士」の渾身のパフォーマンスに思わず笑みがこぼれます。
新納慎也さん、黒木メイサさん
ダルタニャンと三銃士のアトス、アラミス、ポルトス!さぁ、誰が誰でしょう
<ローラに命を捧げた男:アレクサンドル・デュジャリエ>
文芸評論家デュジャリエとローラのフラメンコダンスに目が釘づけになる大人なシーン。
中河内雅貴さんのギラギラとしたデュジャリエ、黒木さんのクールなまなざし、その対比もドキドキ!
中河内さんの衣裳細部にもこだわりが!
黒木メイサさん、中河内雅貴さん
互いを挑発し合うようにグイグイくるダンスシーンです!
<ローラを頂点に導いた男:ルートヴィヒ一世>
ここまでくるとローラの美しさにも貫禄が!!バイエルン王をも虜にするローラの絶頂期です!
橋本さとしさん演じるルートヴィヒはソロナンバーもぐっと聴かせますが、強烈に印象的だったのはその後、歴代の男たちも登場してのロックナンバーです!バリバリのメチャメチャカッコいいシーンです。
橋本さとしさん、黒木メイサさん
ルートヴィヒが歌うロックに合わせてほかの4人も踊りまくります!
そして舞台の大きな見どころのひとつスパイラルフォール!!
黒木さん、なんと命綱無しです!!
<ローラの中に生まれ、次第に広がる闇>
ローラと闇との対決も忘れてはなりません!
早乙女太一さんはものすごい存在感がありながら、ふっと気配を消す瞬間もある。静と動の切り替えが何ともミステリアスな“闇”です。お二人の立ちまわりの華麗さと心を切り刻まれるような痛みが今も心に焼き付いています。
黒木メイサさん、早乙女太一さん
この舞台の美しさを感じていただけましたでしょうか。
たっぷりとご紹介して参りましたが、岸谷五朗さんの演出にはまだまだたくさんの仕掛けがございます。舞台上に現れる鏡や終盤のまさかの展開などライブ空間の魅力を知り尽くしている岸谷さんならではの舞台をぜひ劇場でご堪能ください!
ローラの人生の中で5人の男性と“闇”に強いスポットを当てて描かれるこの作品、彼女のすべてがわかる自伝的な物語とは一線を画しています。ですので、逆にこの作品を見て、ローラという人物に興味を持っていろいろと調べていく楽しさもあります。
桐生操さんによる原作
『魔性のダンサー ローラ・モンテス』(小学館)もおススメですよ。
頂点に上り詰めたローラを待ち受けているのは・・・
本番との見比べもおススメのおけぴ稽古場レポは
こちらから
おけぴ取材班:chiaki(文・写真)監修:おけぴ管理人