2014/09/20 【感想追記&リョウクさん舞台写真追加】韓国ミュージカル『女神様が見ている』初日観劇&取材会レポ


キュンキュン♪


【寄せられた感想をご紹介!】9/27追記!


テンポ良く展開していくストーリー 、耳触りのいい楽曲、6人(兵士)の愛すべきキャラクター、俳優さん達の熱演…心が痛んだり、温かくなったり、笑ったり、涙したり・・・舞台と客席が一体になったあっと言う間の充実した2時間でした。
字幕のおかげで、素敵な歌詞を認識できました。それぞれの女神様を思って歌われる子守唄が心に響きました。
劇場を出てからは、フッフ~♪が頭の中にリピートします!!
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評判よかったので、かなり期待して行ったのですが、その期待をはるかに上回る素晴らしさでした!
ヘビーな内容なのに、ちゃんとエンターテイメントで、わかりやすいストーリーなのに、ちゃんとひねってある、笑って、泣けて、感動が後々まで残ります。
役者さんたちは歌がうまいのはもちろん、全く言葉がわからなくても感情が伝わる抜群の演技力です。
おそるべし!韓国創作ミュージカル!日本の舞台関係者はみんな観るべき!
男性にも、学生にも観て欲しい。
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内容は戦争中の話ですが、コミカルな面も多くとても笑えます。
そして各登場人物が抱えている想いも丁寧に描かれているので、その心に触れる度に涙が溢れてきます。
そして楽曲がさらにその【心】を表現しており、曲を聴くだけでも泣けるほどです。
テーマ曲は1度聴いたら忘れられません。
観て損はない作品ですし、何度も観たくなる作品です。
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出演者それぞれが魅力的で、耳に残る曲がたくさん。チョン・ソンウ君のスンホの可愛さはたまらないです。
女神様の存在をスンホに信じさせるやり取りに笑い、女神様にそれぞれの大切な人を重ねる姿に切なくなりました。
みんなが愛しくなってしまい、リピート決めました。
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一瞬にして物語の中に引き込まれました。出演者の演技が素晴らしい!
感動しました。クスッと笑ったり、緊張したり、泣いたり。
ストーリーの展開もテンポもよく、私達を飽きさせません。
衣装がほとんど同じなので初めは区別できませんでしたが、
ひとりひとり丁寧に描いてあって、全員が主人公なんだと感じました。
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韓国ミュージカルは観る気ないわという方にもぜひ観ていただきたい舞台です。
見終わった後、心地よい幸福感に満たされました
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二回目の観劇でした。初回は緊張していたのか、演技が硬い感じを受けたのですが、
きのうはノビノビと感情もあふれていて、それぞれの役に溶け込んでいて、良かったです。
最後はホロリとし、考えさせられる、それぞれの役の立場で自分も感情移入ができるミュージカルです。
オススメです、ぜひ、見に行ってください!
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感動もするし笑えるし、本当に素晴らしかったです!!
みなさん歌も上手で気持ち良く聴けました。
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感動しました。観に行って、本当に良かったです。
字幕見ながらでも大丈夫です。
素晴らしい作品なので是非このキャストの回に観に行って下さい。
来日公演はチャンスがあったら逃さないようにと実感しました。
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冒頭以外、セットチェンジなし。
照明や音楽、音、そして芝居で想像力が駆り立てられ、物語の世界へ引き込まれます。
演劇ならではの魔法にかかったような夢見心地と“誰のため、なんのため”という言葉の切なる響きに代表されるリアルな心理描写が共存し、心の奥深くにじんわりと染み渡る作品です。登場人物一人ひとりが愛おしく思えます。


【リョウクさんの舞台写真が届きました!】


9/30よりリュ・スンホ役ダブルキャストのリョウクさん登場!
(全公演当日券の販売があります。当日券情報は公演Twitterにて)


スンホの天才的リペア技術炸裂!


女神様と対峙するシーンにじ~ん








敵対する兵士たちが無人島に流れ着き・・・
そこから生まれる奇跡の友情物語ミュージカル『女神様が見ている』来日公演がいよいよ開幕いたしました。
公演の様子と初日取材会のコメントをご紹介いたします。
※作品の成り立ちなどは『女神様が見ている』ソウル公演観劇レポをご覧ください。


「歴史的背景のある物語ですが、そこで描かれているのは人間ドラマです」(ジン・ソンギュ)


【観劇レポ】



-ものがたり-
舞台は戦下の1952年。
韓国軍大尉ハン・ヨンボムは捕虜である北朝鮮人民軍の4人を移送する任務を命じられ部下と共に暴雨の中移送船に乗り込んだ。


「脚本がいい!その展開は本当によくできていて温かいメッセージが心に残る」
「かわいらしいミュージカルナンバーで客席もぽっと温まる!」
「笑っていたら、いつしか現実の悲しみに涙もこぼれた。そして最後のどんでん返し(?!)も心に穏やかな余韻を残します」
「大切な人を思い、優しい気持ちになれる作品」



始まりは暴雨にさらされた状況での主導権争いなどスリリングな展開!
そんな緊張感マックスな状況から、流れ着いた無人島の静けさとのどかな雰囲気のギャップがまずイイっ。



壊れた船を修理しないことにはこの状況を抜け出せない!
それができるのは北の天才技術者スンホだけ、でも肝心の彼は戦争で受けた心の傷で精神状態が不安定。



悪夢におびえるスンホに南のヨンボムが“この島には女神様がいるから怖くないよ”と励まします。
その女神様の存在が・・・(そこからはぜひ劇場で)。



スンホは女神様に夢中!



無人島脱出のためには女神様に賭けるしかない両軍!


ついには堅物キャラの北の隊長も・・・

女神様の魔法がそれぞれの心に変化を生み、隠していた内面も徐々にあらわになってきます。何もない状況下での人間対人間の生活でいつしか芽生える友情コミカルポップな楽曲で表現されると思わずプププッと笑いが。
そうなんです!
この作品、戦争中の対立する人々のお話ですが、決して重苦しいだけじゃないんです。登場人物一人ひとりは愛すべき人々ですし、彼らの変化・成長から今を生きる私たちも十分に共感できるメッセージが伝わります。ジーンと心に響くナンバーも♪

愛する人のため、希望や夢を持って生きていこう!
韓国でヒーリングミュージカルといわれる理由に納得の作品です。

丁寧に物語を紡ぐキャストの実力も素晴らしく、歌い上げ&スピード感のエンタメミュージカルとはまたひと味違う、韓国創作ミュージカルの傑作を字幕付きでぜひぜひご覧ください。


【取材会レポ】



初日公演後、取材会が開催されました。


「韓国でお客さまが感じたのと同じ感動をみなさんにお届けしたいと思います」



リュ・スンホ役:チョン・ソンウさん、北の兵士ビョン・ジュファ役:チュ・ミンジンさん

「ちょうど一年ほど前日本で公演をしました(『恋の駆け引きの誕生』)、また日本にみなさんにお目にかかることができ光栄です。それぞれのシーンで描かれるのは人物像の断面ですが、全編を通じてごらんいただくことで、時間経過による登場人物の変化がわかります。その中で心に響く箇所をみなさんそれぞれが見つけてください。楽しい時間を一緒に過ごしましょう」(ソンウさん)

「役づくりは(歌やセリフだけでなく)動きや立ち姿など舞台上での“居方”も研究しました。私たちは、稽古中は一日12時間近く一緒に過ごし、家族のようなカンパニーから選ばれた精鋭チームです(笑)。息の合った芝居には自信があります!」(ミンジンさん)



まるで天使のようなソンウさんの笑顔、ミンジンさんの時折のぞかせる茶目っ気にキュンキュンです。


女神様役:ソン・ミヨンさん

「女神役は時々現れるので、舞台そでから皆さんの演技を見守っている時間もかなりあります。どのシーンもなくてはならないシーンです。そのひとつひとつからたくさん感じていただけるとうれしいです」(ミヨンさん)



さまざまな役を演じ分ける女神様、包み込む様な柔らかなミヨンさんの魅力とぴったり合っています。


ハン・ヨンボム役:チョ・ヒョンギュンさん

「いつか来てみたかった日本、この素敵な劇場で公演ができることに感謝します。私の役はおしゃべりですし動きも多いです。自分のシーン以外も木の陰に居たり、(まとまった時間)奥に引っ込むのは1度だけです、次第に汗だくになる自分の姿が私の見どころです(笑)」(ヒョンギュンさん)


南の兵士シン・ソック役:アン・ジェヨンさん

「初めての日本、食べ物もおいしいし街もきれい、劇場も素敵です。日本で過ごす時間をよいものにするため、何より公演をしっかりと務めみなさんに楽しんでいただくことが大切だと思っています。私の役はどのキャラクターより正直な役です。ストレートに感情表現をするソックの変化を見てください。そこから伝わる状況の過酷さもあると思います」(ジェヨンさん)

ヒョングンさん、ジェヨンさんの韓国軍チームは凸凹コンビのようであり、笑いもいっぱいです!

チョ・ドンヒョン役:ユン・ソクヒョンさん

「私の役は作品の後半に大きな見せ場がありますが、物語の冒頭からそこに至るまですごく細かい変化が描かれています。その変化を追ってください。それは私だけでなく他の役者、役についても同じです。作品のメッセージが一人でも多くの方に伝わるように一生懸命努めます」(ソクヒョンさん)

ソクヒョンさんはおっしゃるとおり終盤に観客の心をぐぁ~っと持っていきます!最初からの細かな変化・・・リピートしなきゃっ!!
本当に登場人物の一人ひとりにドラマがあるんです。


北の隊長イ・チャンソプ役:ジン・ソンギュさん

歴史的背景のある物語ですが、そこで描かれているのは人間ドラマです。登場人物たちは敵味方に分かれていますが、自分たちの意志で望んでそうなったのではなく、国と国の対立によりそういう状況に置かれた人々です。人間同士、どう触れ合いどう感じたのか人間ドラマとして創り上げました。
私自身がこのようの状況に置かれても、同じような関係性を創り上げると思いますし、そういう気持ちで作品作りをしました」(ソンギュさん)

ソンギュさんは年長者ということもあり、来日メンバーのリーダー的存在。
劇中でも堅物隊長のコミカルなダンス(?!)は客席の女性のハートを射抜きます♪
でも、「既婚者」だそうです(笑)。「既婚者」という日本語を練習したというお茶目な面も。

ほかにも初来日のみなさんは
「お酒、串、焼き鳥のハツがおいしい!」
「お弁当がおいしい」
「車のクラクションの音を全く聞かないのが新鮮」
「町並みやちょっとした路地裏がかわいい」
日本の印象を答えてくれました。


みなさん公演後のお疲れの中ありがとうございました!


【おまけ】
初日公演はカーテンコール撮影OKデー♪
お茶目な写真が撮れました!





【公演情報】
2014年9月20日~10月5日@世田谷パブリックシアター

<スタッフ>
作:ハン・ジョンソク
作曲:イ・ソンヨン
演出:パク・ソヨン

<キャスト>
チョ・ヒョンギュン(バイタリティ溢れる南の隊長)
チョン・ソンウ/リョウク<Wキャスト>(唯一船を直せる技術の持つ北の兵士)
ジン・ソンギュ(恐ろしいカリスマの北の隊長)
アン・ジェヨン(純粋無垢な南の兵士)
ユン・ソクヒョン(北の兵士)
チュ・ミンジン(北の兵士)
ソン・ミヨン(女神様♪)

<公演概要>
2012年CJ主催の台本リーディングで大好評を得、
同年のソウルミュージカル・フェスティバルで最優秀作品賞を受賞。
2013年5月に早くも再演が決定。
第19回韓国ミュージカル大賞では最優秀脚本賞を受賞した、
話題の韓国創作ミュージカルが遂に日本上陸!
戦争中に捕虜移送船が遭難し、たどり着いた無人島でおこった奇跡。
青年兵士たちの友情物語。

日本公演公式HPはこちらから

おけぴ取材班:chiaki(文・撮影)監修:おけぴ管理人
舞台写真提供:AMUSE

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