1979年、
“ミュージカル・アクション・コメディー”を旗印に「解かり易くて誰もが楽しめる、サービス精神旺盛な舞台」をめざし座長の三宅裕司さんが小倉久寛さんらと共に結成した
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)。
記念すべき35周年を飾るのは「人との関わりや繋がること」をテーマにした
『Mr.カミナリ』。
初日を前に公開稽古&囲み会見が行われました。
『Mr.カミナリ』ときいて、一瞬「何のこと?!」と思われる方も多いでしょう。
では
“カミナリ親父”はいかがですか。
町内でちょっと有名な、他人の子どもでも親身に叱る怖いおじさん・・・昭和の香り漂うこの言葉ですが、この作品の主人公はそんなカミナリ親父の様な
人造人間?!?!なのです。
Mr.カミナリのKANDA(三宅裕司さん)とASAKUSA(小倉久寛さん)
2020年、青少年への指導のために造られた“カミナリ親父のような人造人間たち” ↑ 通称「Mr.カミナリ」。
だが、子供たちにもやがて免疫がつき、ついにはお役御免となり・・・。
時は変わり2050年、政府の方針によって人々が互いにコミュニケーションをとらなくなった社会。
第二の人生(ちなみにKANDAは道徳の先生!)を送っていた「Mr.カミナリ」がついに子供たちのために立ち上がる!?
ガッツリ端折ったあらすじで恐縮ですが、でもこの物語の展開や楽しさはぜひぜひ劇場で味わっていただきたいのです!
つまりは
近未来の教育現場を舞台にした人と人との関わりを描いた物語なのです。
もちろん
ミュージカル・アクション・コメディーですので舞台は賑やかで華やか。
劇団員のみなさんや子役のほかにも、物語のヒロイン、音楽の先生役で
乃木坂46の桜井玲香さんと衛藤美彩さんがご出演(Wキャスト)でも話題です!
お二人も歌、芝居、そしてギャグに挑戦です。
公開稽古に登場したのは桜井玲香さん
公開されたシーンは歌&笑い&アクションと作品の魅力がギュッと凝縮された場面。
歌って♪
歌いつつ、笑って!
歌いながらボケたおす小倉さんに三宅さんの容赦ないツッコミが(笑)
笑いのライブ感も最高です!
アクション!
アクション!
もひとつアクション!
そしてピンチ!!!
謎の組織の登場、政府からの逃亡劇、その中で発覚する驚愕の事実!!!
さあ、どうする?どうなる?ここから先はハラハラドキドキの展開が待っています。昭和のカミナリ親父スピリットと60年代音楽の力を原動力にSETが放つエンターテインメント性が高く、かつ社会派な『Mr.カミナリ』。
劇団員40名、ゲスト2名、子役14名の総勢56名が一丸となって創り出すミュージカル・アクション・コメディーをぜひ劇場でお楽しみください。
公開稽古につづいて初日前囲み取材が行われました。
初日前囲み取材
三宅さん)
35年前からやっている劇団ですからね。上は60歳を過ぎて・・・(笑)
(今回ゲスト出演してくれる)
お二人は孫みたいにお若いですが、今回はしっかりと“笑い”パートも背負ってもらっています!このテーマは若い方にこそ見ていただきたいんです、お二人のファンのみなさん、お待ちしています。
小倉さん)
僕もMr.カミナリなですけど、ダメダメでね(笑)。
えっと、(第二の人生は学校の)給食係の役なのかな?えー、そうです、給食係です。(これにはたまらず三宅さんから「明日初日だけど大丈夫?笑」のツッコミが!)
桜井さん)
(Wキャストについて)
私たち対照的かもしれません。
私はお稽古場ですごく
受け身の芝居をするねと言われ・・・。
衛藤さん)
私は
アクティブだねと。
同じ役でも違って見えるのでWキャストのよさが出ると思います。
ダブルキャストの見比べ、それによって芝居全体も変わってきそうな、そんな楽しみも予感させる会見でした!!
おけぴ取材班: chiaki(文・撮影)監修:おけぴ管理人