映画、ドラマ、演劇……さまざまなフィールドでご活躍中の佐野瑞樹さんと、
演劇ユニット*pnish*のリーダー、佐野大樹さん。
実の兄弟でもあるお二人によるプロデュース・ユニット「WBB」の第4回公演は、
大樹さんによる企画、通称「Side-B」!
殺陣あり、コミカルな芝居ありのタイムスリップ・ストーリー!!
弟・大樹さん自らの手による脚本を、兄・瑞樹さんが演出することでも話題の
WBB vol.4「川崎ガリバー」の通し稽古にお邪魔してきました!
まずはあらすじをどうぞ♪
とある研究室。今まさにタイムマシン装置が完成しようとしている。
父の逝去により大企業のトップに就任した川崎明は、
「簡単に金儲けが出来る!」と有頂天!
開発者、向井公平の制止もお構いなしに、早速タイムスリップを試みる。
無事に成功!!と、安堵したのも束の間。
2人が辿り着いたのは、なんと江戸時代だった!
一儲けを企む若社長。その暴走を監視する科学者。
幕府転覆を目論む浪人。徳川に忠誠を誓う忍。
様々な思惑が絡み合い、2人は刻まれた歴史と対峙することに―
時の奔流に飲み込まれた未来からの珍客を待ち受ける運命とは!?
大企業の若社長、川崎(佐藤永典さん)と科学者、向井(佐野大樹さん)。
向井が開発したタイムマシンを使って辿り着いたのは、なんと江戸時代!
徳川家のもと安泰の天下とはいえ、下々の間にはさまざまな思惑が渦巻いていて……
そんな歴史の流れに否応なしに巻き込まれてしまう二人!
佐藤永典さん×佐野大樹さんの絶妙なコンビネーション!
「江戸時代×現代」の組み合わせがもたらす、
ちょっとした「ズレ」の数々が、コミカルに描かれていきます。
佐藤さんと佐野さん演じる「いかにもイマドキ」なキャラクターと、
江戸時代のキャラクターの立ち居振る舞いとの対比がなんともオカシイ!
江戸時代にiPad!?
浪人、忍者……歴史を彩った人物が目の前に現れ、
"歴史マニア"の向井は狂喜乱舞!
(どんな人物が登場するかは観てのお楽しみ!)
しかし、事態はそれどころではなくなっていきます……
捕らえられてしまった2人!! 無事に現代に戻れるのか!?
円形劇場のカタチを活かしたど派手な殺陣シーンはどこから見ても大迫力♪
千田聖也さん(奥)の攻撃を間一髪でかわす佐野大樹さん
浪人や忍者たちが繰り広げる↑こんな↓大立ち回りが目の前で展開されます!
殺陣の振り付けは加藤学さん!(まさにマルチなご活躍!)
流し目も凛々しい!! 浪人たちのリーダー、D2上鶴徹さん
敵に囲まれ……
「お見事っ!!」
もしタイムマシンができたら、あの時代に行ってみたい……
しかし、過去を訪れて、その過去に何らかの影響を与えてしまったら……!?
誰もが考えたことのある、そんな問題に直面する川崎と向井。
その後は舞台ならでは、そしてタイムスリップものならではの、
あっとおどろくカラクリが!!
はたして川崎と向井は、無事に現代に戻って来られるのか!?
クリエイティブユニット「時速246億」でもご活躍、あさりどの川本成さん!(左)
このカンパニーでは若手キャストたちの兄貴分的存在!
「兄貴」といえばもう一人、劇団☆新感線の河野まさとさん。
表情やちょっとしたポーズの取り方で笑わせるところはさすがの存在感!
無言の表情でも魅せる!?根本正勝さん
若武者役がはまりまくり!!の安西慎太郎さん
(左から)千田聖也さん、小野友広さん、加藤学さん
テンポ感も抜群で、
肩の力を抜いて観られるとっても楽しいエンターテイメント作品!!
青山円形劇場は舞台との距離もとても近いので、
その息づかいや、殺陣の音まで聞こえてくると思います!
昔も昔、大昔の江戸時代に
歴史と対峙することになってしまった川崎と向井の運命はいかに!?
おけぴ取材班:hase(文・撮影) 監修:おけぴ管理人