和音美桜さん(おけぴ管理人インタビュー)

スコーーーン！と突き抜ける気持ちいい歌声♪
元宝塚宙組の歌姫、和音美桜さんへの
管理人夢のインタビューが実現しました！

ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち！

伸びやかで美しく芯があり、
体中の全細胞に浸透してくるような透き通る歌声♪♪
「今年は挑戦の年」という和音美桜さんに、
”歌声"のお話を中心に、途中多少脱線しながら、
たっぷりとお話をお伺いしてきました。
（最後に動画メッセージも！）

宝塚時代、よくエトワール(ショーの最後に大階段で歌う歌姫)で歌われていましたが、
歌っている時どんなお気持ちでしたか？

特に退団公演(2008年12月)のエトワールの時は、照明もとても暗くてまるで星空のような、独特の空気の下で歌っている感覚で、とっても集中して歌わせて頂いていました。

同じ真っ暗でもお客さんが
入ってる時と入ってない時で違いますか？

違うんです。
普通は、人がいた方が音が吸収されるって言いますけど、わたしの中では、舞台稽古でお客さんがいないと、 (声が)ひゅーっと客席に吸い込まれてしまうんです。お客さんがいてくれた方が何か返ってくるものがあるんですね。

小さい頃から歌はお好きでしたか？

学生の頃、進んでカラオケに行くタイプではなかったですね～学生時代特有のノリではいきましたけど。
なので、歌が得意なわけでもなかったです。

小さい頃から好きで歌っていらっしゃるのかと思っていました。

宝塚受験のためにバレエと歌をはじめたんですが、その時は”勉強”だと思っていたので、 ”わたし普通の人よりも声が大きいのかも”と気づいたくらいですね（笑）
宝塚に入ってからは、ミュージカルの曲や、物語性のある曲を歌うようになって、話をするより歌う方が表現し易いな～と面白みがわかりました。なので歌が好きになったのは宝塚に入ってからですね。

転機になった曲はありますか？

"里見八犬伝"でいただいたオリジナル曲です。
この作品で"犬坂毛野"という人物を演じさせて頂いたんですが、この"犬坂毛野"を演じてるのは宝塚の中では自分だけで、その役、その人物にいただいた歌ですから、役で歌えるってこういうことなんだって思いました。

今までで衝撃をうけたナンバーがあれば教えて下さい。

宝塚時代、外部出演でウエストサイド物語をさせていただいた時の
一幕ラストのクインテット（トゥナイト五重唱）で
コーラスが重ね合さっていくのですが、
初めて歌稽古で、ピアノ伴奏で、
みんなで合わせたときに鳥肌が立ったんです！
自分の歌声云々じゃなくて、楽曲の素晴らしさと、
みんながそれまでに作り込んできたものが、
バッと合わさったときに『うわあ～～～～』と思いました。
これがミュージカルのすごさなんだなー！って思いましたね。

自分自身の声に鳥肌とか、たったりしないですか？

ないない！たたないたたない！（笑）

ちなみに和音さんのお声の音域って
どのくらいあるんでしょうか？

ハイツェーより、２、３音上くらいまでかな。

今まで、難しいなぁと思った曲はありますか？

頂いた時には、だいたいどの曲もむずかしいなーと思います。
そこから、掘り下げていって、
例えばデュエットだったら相手の方がどうしたいのかを取り入れつつ、
この人の声だったら自分の声をどうしたらベストかなとか。

相手の方によって、どのように変えるのでしょうか？

簡単なことだったらボリュームだったり、
役によって声色も変えますし、
”バレンシアの熱い花”の時にやらせて頂いた役だと、
純粋な声をストレートに出すんです。色でいうと透明。

”Never Say Good Bye”で市民のリーダーのような役をやった時には、声色も土に汚れた感じに出したくて。。。わたし、地声の部分から裏声になるところにチェンジがあまりないんですよ。でも、わざと地声の汚さというか、土煙にまみれた感じをイメージしていたので、裏声で出していた音域を、わざと地声で汚めに出したり・・・挑戦してましたね。

すごいですね！

ブレスのタイミングも全部相手に合わせます。
息の流れとかで考えて、相手を感じて、ブレスして、
伸ばす長さとかも全部そうですね。

男役さんって、無理をして低い声を出しているわけだから、
わたしたち娘役よりも、はるかに苦労が多いはずなので、
絶対的にこっち(娘役の方)が合わせないと、と思っていました。

相手がほんとの男性になると、
合わせ方も変わってきますよね？

そーですね、変わってきますねー。
岡さん(岡幸二郎さん)はブレスがすごく長いから、
わたしも必死です！
内心ひい～～～って！
音の膨らませ方もそうですし、
ダイナミックに歌われるので、大きいわけですよ。
だから岡さんとの時は、
わたしはオペラ歌手のようなイメージで歌ってます！（笑）
先日ご一緒させて頂いた石井さん(石井一孝さん)と歌わせて頂いた時は、お芝居要素をたっぷり！みたいな。

違いますね！

違いますね～。
初めてご一緒させて頂く方ばかりだから、
歌稽古で合わせたときに、
「あ、この人はこう歌いたいんだろうな。」とか、
その人の”クセ”とか、
深いコト言うと、”生き方”とかまで考えて（笑）、
合わせて行きます。

共演されて来た男役の方達の中でタイプな方はいましたか？

やっぱりその役をやっているときは、その人に惚れます。
誤解を承知でしゃべってますが（笑）
もうぜんぜん惚れます（笑）
”殉情”やってたら佐助に「あ～」ってなるし（笑）

実際にお好きな男性のタイプは！？

まずね、一緒にディズニーランドに行ってくれて、
楽しめる、楽しんでくれる人。
わりとわたしの周りの女の子はそれが多くて、
「やっぱね、ディズニーランドに一緒に行ける人じゃないとやだよね。」
っていう話しになるんです。最終的に（笑）
やさしいとか、色々もちろんあるんですけど、
プラス、ディズニーランドに一緒に行ってくれる人！
宝塚も夢夢しいじゃないですか？
別に私、部屋にディズニーグッズがいっぱいある、とかじゃないんですけど、
たぶん、結局、好きなんですよね。夢見るのが（笑）

オフの日はどうされていますか？

この間のオフは、
美羽さん(同じ元宙組娘役の美羽あさひさん)と一緒に
カラオケに行ってずーっと同じ歌をうたっていました（笑）
クラブセブン(3/29-@銀河劇場)で一緒に歌う曲が
英語でアップテンポの曲なので難しいんですよ！
だから、その曲ばっかりエンドレスで歌っていましたね～！
踊りながら！４時間！
※クラブセブンのおけぴ管理人の稽古場レポはこちら
(右の写真はクラブセブンのお稽古場にて)

和音美桜さんのカラオケの十八番は！？

あまりカラオケには行かないんですけど、その時のメンバーにもよりますよね？
自分からはあんまり歌わないんで、勝手に入れられる曲を歌う時が多いですけど。
学生の頃の曲とか、華原朋美、ジュディマリ、あっ懐メロとかも歌いますよ、”タッチ”とか（笑）

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