ついにチャーリーが、サリーが…そして、スヌーピーが!ピーナッツの仲間たちが目の前に♪
ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』初日を前に、キャスト6名が扮装姿で登場する囲み取材が行われました。
それぞれのイラストパネルの前に!
写真左より)古田一紀さん(ライナス)、田野優花さん(サリー)、村井良大さん(チャーリー)、
中川晃教さん(スヌーピー)、高垣彩陽さん(ルーシー)、東山光明さん(シュローダー)
この6人が、みなさまにハピネスを届けます♪
──こうしてはじめて衣裳を身に付けてみなさんの前に立たれていますが、どんな心境ですか。村井) 正直、若返るな!という気持ちがありますね(笑)。短パンはいた舞台は久しぶりですし。そして、すごく元気な色なので、見ているだけ癒されるし、元気がもらえます。みんなとも素敵な衣裳だねと話しているんですよ。
高垣) お稽古着でリハーサルをしていたときとは、また気持ちも変わって元気がプラスされます。舞台上もとてもポップなセットができているんですよ!
ステージ上にただ立っているだけでも、観ているスタッフさんが「かわいい」といってくださるんです。ですので、それぞれ6歳と8歳とイヌ、みんなこの衣裳でイキイキと飛び回りたいと思います。
田野) 私が出ていないシーンを客席で観ていると、みんなシルエットがもうすでに子供。(デザインで)そういう工夫もされていて、衣裳さんの愛を感じます。自分的には、このピンクが本当に恥ずかしくて!普段は黒とか白とかグレーとか暗い色しか着なくなったので。
みんな) 待って!まだ二十歳でしょ!
田野) でも…。すごく恥ずかしいのですが、(サリーは)6歳なので(笑)、この衣裳の力もお借りしてがんばります。
古田) この衣裳を着てみなさんの前に出て、いよいよはじまるんだとドキドキしています。赤い衣裳についてですか?僕の好きな色は赤なんです。ライナスはコミックだと水色(の服)のときと赤のときがあるので、赤をチョイスしていただきうれしいです!ありがとうございます。
東山) 生まれてはじめてここまで明るい髪色にしました。そして、最後の段階、足まできれいになったので、いよいよ完全にシュローダー、ピーナッツのキャラクターになったと思います。気合入っています。
中川) 実はチラシ撮影時の衣裳から、舞台で着用するために機能性がとても高まっています。軽量化が施されていますし、一部シースルーになって風通しがよくなったり(笑)。ほかにも4足歩行なので、ニーパットが入っていたり…。
ただ、それでも暑い!汗がすごくて…、ナイヤガラの滝にならないようにね。そこは楽しみでもあり不安でもあります。
スヌーピーを愛くるしく演じるには最高のアイテム、コスチュームがいただけたと思っています。気合十分です!
──中川さんは読売演劇大賞最優秀男優賞受賞後、初作品、初の役がこちらですね!中川) 本当に、こういうことが起こるんだなって!うれしく思っています!
スヌーピー役をいただいたときに、あのスヌーピーをやるイメージがわかなかったんです。ただ、誰もが知っているスヌーピーを中川晃教として、どう演じ表現できるのだろうかと妄想を膨らませたとき、「やってみたい」と思ったんです。
お話をいただかなければ、この素晴らしい作品を知らなかったですし、(原作コミック)「ピーナッツ」の奥深さについても稽古をやればやっただけ実感としてわかってきました。
デビューして16年目になりましたが、賞をいただけたことは出会ってきた方々や経験のひとつひとつが実を結んだ結果。これまでの人生、今までやってきたことがよかったんだと思えるんです。
それがこのスヌーピー役にも活かせるんじゃないかな。すばらしい脚本、生きるって素敵だと思える作品だからこそ、キャラクターの愛くるしさも満点に演じながら、一方で深みもあわせ持ったスヌーピーを、今、みなさまにお届けできる。絶好のタイミングでこの役に出会えたことに、運命を、縁を感じています。ワン!
──村井さん、中川さんから楽しみにされているみなさんへメッセージを! 村井) 観るだけで心が温かくなる、明日への元気をもらえるような、素敵なミュージカルになっております。シアタークリエにてお待ちしていますので、ぜひぜひご来場ください。
中川) とにかく村井良大チャーリー・ブラウンが、本当にチャーリー・ブラウンなんです。チャーリーは何をやってもうまくいかない。でも、彼は彼なりにビジョンを持って、クリアしたいと思って生きているんです。それが、『RENT』で主演を張り、今回も主役を張り、次々に大役に挑んでいる村井良大が、いろんな意味でアップアップしている姿、瞬間にすごくリンクします。
僕はスヌーピー、チャーリーをすごく愛している役です。ちょっとシニカルで皮肉っているところもあるのだけれど、全面的に愛している。だからこそ、彼のすべての瞬間が大好きです。
そこからひも解く、この6人ならではの、僕人間じゃないんですけど(笑)、ミニマムだけど、パワー全開でステージから客席へハピネスがあふれ出るように、そしてそれがぐっと心に迫ってきたときに、「なんかいいもの観たな」と思っていただける。そこを一緒に目指せるカンパニーです。
素晴らしい音楽、ダンス、そして何よりもシュルツさんの描いたイキイキとしたキャラクターたちを、僕らがしっかりとお届けできるようにがんばります!みなさん、クリエに足を運ばなきゃ、損だよ!待ってます!ワン!
囲み取材に続いて行われたゲネプロレポートもお楽しみに♪
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文) 監修:おけぴ管理人