12月14日(木)より浅草九劇にて公演が行なわれた、舞台『ローファーズハイ!!vol.3』が本日千秋楽を迎えた。同作は、新垣結衣や川島海荷らが所属するレプロエンタテインメントの若手女優たちによって結成された”浅草少女歌劇団・ローファーズハイ!!”による舞台公演。今年4月に初演、8月にvol.2が上演され、vol.3となる本作ではオーディションで選ばれた新メンバー4名を迎え、新たなストーリーに挑戦。公演を重ねる毎に変化するストーリーに、アドリブ満載の掛け合い、キャストと共に進化を重ねるタップパフォーマンスが話題を呼び、何度も公演に足を運ぶリピーターが続出。本日迎えた千秋楽公演では、朝から当日券を求める客が劇場前に長蛇の列を作った。
本作は、「帰り道」をテーマにした3本の短編演劇による構成で、学校の「帰り道」というなにげない日常の中からふと湧き出る、少女たちの悩みや幸せを丹念に描いた内容となった。一部日替わりのキャストの中から、千秋楽公演ではベイビーレイズJAPANの林愛夏がヤンキーの高校生・勝俣サエ役で出演。”普通の女子高生”に憧れるヤンキー少女の心境を、面白おかしく見事に演じ切った。3本目の短編「夕焼けの帰り道」には、初演から続けて出演している佐々木七海とオーディションを勝ち抜いて新メンバーとなった安井南が出演。部活の先輩と後輩の帰り道を描いた作品で、彼女たち自身にリンクするような”青春”を感じる場面に観客たちも引き込まれていた。
『ローファーズハイ!!』の代名詞とも言える、オリジナルタップパフォーマンス”ローファータップ”も公演を重ねる度に迫力を増していた。息がぴったり揃ったタップに複雑なリズムが加わり、千秋楽では圧巻のパフォーマンス。カーテンコールに応じてキャストが再び登場し、「皆学校や別の仕事もある中、この舞台に懸けて必死に挑んできました。本当にローファーズハイ!!って素晴らしいなと思います」と林が代表して挨拶。客席からの鳴り止まない拍手とスタンディングオベーションに、メンバーは涙を浮かべて大満足の表情を浮かべていた。
公演を鑑賞した観客からは、「この舞台に出会えたことに感謝」「熱量も一体感も素晴らしかった」「JKパワーをたくさん感じて元気を貰えたなー楽しかった」「みんなそれぞれ個性あるし、アドリブも多いからめっちゃ面白い」「1人1人が楽しんで演じきってて、本当に観てて楽しかったなぁ」「超絶楽しい舞台です本当に!!」「ローファーズハイ めちゃくそ楽しかったぞ」「既にローファーズハイロス」等SNSでの反響コメントが殺到し、評判の高さが伺える。
舞台『ローファーズハイ!!』は、来年以降も浅草九劇にて定期的に公演を予定している。新メンバーも随時募集しているとのことで、今後の公演でのお披露目も楽しみなところ。更に、若手男性版演劇ユニット”浅草軽演劇集団・ウズイチ”も始動。彼らが2018年3月に行なう旗揚げ公演『シャフ』は、人力車の車夫(シャフ)になる為に奮闘する青年たちを描く、物語劇作家・横山拓也におる書き下ろし公演。浅草九劇にて行なわれる若手女優・俳優たちによる公演から、新たなスターが生まれることに期待したい。
この記事は公演主催者からの提供により、おけぴネットが製作しました