ミュージカルでも活躍中の海宝直人さんがヴォーカルを務めるバンド
「シアノタイプ」が1月24日にメジャーデビューCD「光」をリリース!それを記念するライブツアー、その名も「光」ツアーが開催されています。
2月16日(金)の
博多Gate's7でのステージを前に、先ごろ行われた東京公演のステージフォトが届きました!公演の様子をレポートいたします。
ただいま渋谷~、ただいまduo~!!
大阪MUSEに続くライブ会場shibuya duo MUSIC EXCHANGEは、シアノタイプが昨年7月に2年ぶりのワンマンライブを開催した思い出の地。そんなこともあり、ホームのリラックスした空気の中、エネルギッシュな歌、ほんわかしたMC、熱いコール&レスポンス…“現在のシアノタイプ”の魅力が詰まったライブとなりました。
シアノタイプはヴォーカルの海宝直人さん、ギターの小山将平さんとベースの西間木 陽さんからなる3人組のバンド。2012年の結成から6年、今年ついにメジャーデビュー!
ギター:小山将平さん
ステージを縦横無尽に駆け回りながらのアグレッシブな演奏!
会場はライブスタート前から、デビューをお祝いする気持ち、これから始まるライブへの期待、オールスタンディングのライブ参戦へのドキドキ
(博多は全席指定です)…ファンのみなさんのいろんな想いでパンパン!そこに差し込む光……。
舞台後方から幾筋かのライトで照らされる3人。その姿を見て、思わず口をついたのは「劇中劇のよう…」。目の前に広がる美しい光景に、現実なのか夢なのか、虚実の境界線を一瞬見失ったのです。ふと我に返ると、それがまぎれもなく現実であることを実感。いや、むしろお芝居の舞台上で見ているのは“演じている海宝さん”、つまりいつもが劇なんだ。当たり前のことに気付き、ちょっと可笑しくなる。そんなオープニング。
そこからは、音楽から発せられるメッセージやエネルギーを浴びるしあわせな時間。セットリストはレポラストに載せますが、まだこれから!という方もいらっしゃると思いますので、細かな楽曲についてはまたの機会に!!
アップテンポのものから、バラードまで、曲調も攻め具合もさまざまな楽曲で構成されたライブの中からこの日の一曲を挙げるなら、【闘争心という名の本能】でしょう。
ライブ参戦すると時々遭遇する「奇跡の瞬間」。この日のライブでは、この曲でその瞬間が訪れました。(みなさんそれぞれに“その瞬間”はあると思いますが!)
歌詞に耳を傾けたり、心地よいメロディに身を委ねたり…と楽しく過ごしてきた中で、ダイレクトに腹に響き、細胞レベルで覚醒するような衝撃。ライブ会場の空気が、「すごい瞬間に立ち会ってしまった…」と、特別なものに変わったように感じたのはおけぴスタッフだけではないと思います。ズシズシと響き、身体を駆け抜ける楽曲、音って声って波なんだー!!この振動は生のステージだからこそ!血沸き肉躍った一曲です。
ベース:西間木 陽さん
マイペースなトークと生み出す楽曲の力強さ、そのどちらも印象的
そして、この曲が終わったとき、曲の生みの親である西間木さんがひと言「この曲を作って本当によかった。海宝くんが素敵に歌ってくれて…」。すべてはその言葉に集約されているように思われます。付け加えるならば「いや、この曲を作ってくれて、素敵に歌ってくれて本当にありがとう」。もちろん奇跡の瞬間は、小山さんや西間木さん、サポートメンバーのみなさんの演奏と、海宝さんの歌声、そのすべてがあったから訪れたもの。その瞬間に立ち会えてだけで、今日来てよかったー!です。
その後の「自分のバンドの曲だからね。今、自画自賛しちゃってるよ(笑)」という冷静な海宝さんのコメントにもクスリとしてしまいました。そこにさらに追い打ちをかけるような小山さんのツッコミ、そんな三人の関係性も微笑ましいのです。
正直に申し上げると、初めて聞いた曲でしたので、歌詞の隅々まで覚えています!というのではないのですが、でも、あの時のわが身、わが心に起こったあの感覚はこれから先も決して忘れないだろうなと思うのです。
次回のライブで、いつ、どのような瞬間が待っているのかは誰にもわかりません。でも、その日、その時、その場所でこそ生まれる奇跡がライブの醍醐味です。そして、そこに居合わせたしあわせ。これがあるからやめられません。
ヴォーカル:海宝直人さん
シアノタイプの物語性のある曲。その解釈、表現では役者としてのキャリアも間違いなく活きています。それでも、新しい顔を見せるシアノタイプの海宝さんのヴォーカル力も必見必聴。
【番外編~ときどきキャラ迷子になる名(迷)MC~】
歌っているときのカッコよさからガラリと変わるのがMC。これが世に言うギャップ萌えというものでしょうか。中でも、突如始まった「海宝直人ロックスターへの道」企画。ロック海宝のコール&レスポンスコーナー(諸々、勝手に命名)では、小山さんのご指導のもと、「おまえら、イケんのか~」と挑発的な言葉を絶叫する海宝さん。そのキャラクターにも驚きましたが、まぁ、その声の野太いこと。
その声に導かれ、会場も熱狂!が、しかし、ここでまさかのカミングアウト…「次の曲、バラードだった(笑)」。この上がり切ったボルテージのやり場は。と思うものの、みんな一緒に、あっさりと楽曲の世界へ誘われました。めでたしめでたし。
ほかにもMCコーナーだけでもネタ満載。これからも数々の伝説を残しそうなシアノタイプですが、この手探り感はきっと今だからこそ(笑)。博多では何が起こるか、ワクワクです。
こちらがセットリスト!
アンコールで2度目のsing a songがあるのは…この曲でツアーグッズのタオルを回すはずが忘れてしまったので、もう一回歌おう!というスペシャルな展開ゆえ。博多のみなさん、タオルはsing a songですよ!Let's sing a song~♪
おけぴ取材班:chiaki(文)監修:おけぴ管理人