お笑いも、涙も、立ち廻りも、“お主も悪よのぉ”まで詰まった楽しいお芝居です。
藤山さんと北翔さんの魅力がはじけています。
舞台に息づく役者ひとりひとりのスキルに引き込まれる至福の時間。(おけぴ会員から寄せられた感想コメントより)
藤山扇治郎さん、北翔海莉さんが初共演!
大阪松竹座にて5月6日に初日を迎えた『蘭 ─緒方洪庵 浪華の事件帳─』(13日まで。5月16日〜5月20日まで新橋演舞場にて上演)。
舞台写真とおけぴ会員の感想コメントが届きました! (以下、
太字はすべておけぴ会員の感想コメント)
大坂の町を守る“在天の姫”東儀左近役・北翔海莉さんインタビューはこちら♪
若き日の緒方洪庵、緒方章役を演じる藤山扇治郎さん。
◆主演の藤山さん、初めて拝見しましたが芸達者ですね。笑わせるところはありつつも悪ふざけにならず、ほどよく笑いをとって、上出来な感じ。
◆藤山扇治郎さん、正義感溢れる真っ直ぐな青年像と、ほどよく上品なボケ。不思議なかわいらしさがある役者さんです。さすがは藤山寛美さんの血を引く松竹新喜劇のサラブレッド!
◆藤山扇治郎さんの身のこなしが見事でビックリした。日舞も相当お稽古なさっているとお見受けしました。
◆北翔海莉さんと並ぶとまるで姉と弟のように見えるカップルですが、それだけに最後の場面が切なく胸に迫りました。
町娘から若侍、そしてきらびやかな楽人の衣装まで、さまざまな姿を見せてくれる北翔海莉さん。龍笛(りゅうてき)を吹く場面も。
◆待ってました! 凛々しい姿で立ち廻りから長台詞、歌に舞までみせてきかせてくれるみっちゃん(北翔海莉さん)! やっぱりこの人はうまい! そして日本物、時代物の舞台がたまらなく似合います。
◆北翔さんの登場の長口上も、歌も見応え聴き応えあり。さすがですね。
◆華麗な男装姿、二刀流は必見!
◆登場するだけで劇場の空気がビシッと締まる。スターのオーラがありました。
(左から)久本雅美さん、石倉三郎さん、藤山扇治郎さん、北翔海莉さん
◆勧善懲悪の爽快なお話です。出演者の持ちネタや時事ネタが随所に織り交ぜられていて面白いです。特に石倉さんと久本さん夫婦のやりとりは安定の面白さです。
◆久本雅美さんは登場するたびに爆笑を誘うのですが、それだけでなくしみじみとしたお芝居も素敵だなと。いつかお笑い一切なし、のシリアスな役柄も見てみたくなりました。
◆テレビでおなじみの顔を、劇場で生で見られる嬉しさ。客席の年配の方がニコニコと拍手している姿に、芝居見物はこうでなくっちゃとこちらまで嬉しくなる。
(左から)丹羽貞仁さん、佐藤永典さん、藤山扇治郎さん、荒木宏文さん、松村沙瑛子さん、上田堪大さん
◆いわゆる“2.5次元舞台”で活躍する若手イケメン俳優の方が、不思議と松竹座の舞台にしっくりと馴染んでいるのが素敵でした。
◆オープニング、荒木宏文さんのマイクパフォーマンスはさすが錦織一清さん演出。人情時代劇舞台を期待してきた方はいったいなにが始まったのかと驚くかも(笑)。
◆上田堪大さん、好きな娘のために一生懸命になる姿、応援したくなる役柄でした。
◆佐藤永典さん、裏の顔を持つ瓦版売り。只者じゃない感がよく出ていて物語の良きスパイスでした!
◆悪徳商人、山城屋を演じた神保悟志さん。舞台で拝見することはなかなかないので得した気分♪
◆出演場面は少なかったですが、劇団若草の笠原章さんは登場するだけでさすがの存在感。立ち廻りの迫力お見事! 娘のようなおゆきへの想いには泣かされました。
◆出演者の皆さま、達者。質の高い舞台でした。錦織さんの演出、音楽の選び方も楽しく舞台全体が若々しい。
大坂の町を影で守る「在天」とは? 天然痘に苦しむ人をなくしたいという章の想いは?
正統派人情時代劇かサスペンスか、はたまた何でもあり♪のエンタメステージか。その全貌はぜひ劇場で!
まるでミュージカル!? なオリジナルソング(藤山扇治郎さんと北翔海莉さんの掛け合いが最高♪)、迫力の立ち廻りに、笑いと涙…芝居の「おもしろい!」がぎゅっとつまった舞台『蘭 ─緒方洪庵 浪華の事件帳─』。大阪松竹座にて13日(日)まで上演中です!

こんな“みっちゃん”見たかった! きっとそう思うはず!
北翔海莉さんインタビューはこちら♪
舞台写真提供:松竹株式会社 大阪松竹座
感想コメント:おけぴ会員のみなさま