気になる!いよいよ始まる新国立劇場2018/2019シーズン 作品ポスターにドキッ……『誤解』『誰もいない国』

演劇の入口、そのひとつがポスターやチラシ。
街で見かけたり、チラシの束に潜んでいたり、SNSで目にしたりという、ふとした出会いが心をとらえた瞬間が演劇への入口になるというのも素敵なことです。

いよいよ始まる新国立劇場演劇、小川絵梨子芸術監督シーズン。作品やキャスト、スタッフ、創作システムなど注目ポイントは多々ありますが、ポスターヴィジュアルもすごいんです!
ということで、オープニングを飾る10月公演『誤解』、11月公演『誰もいない国』のポスターヴィジュアルをご紹介いたします。いずれもアートディレクションは鶴貝好弘さん




イラストはタダジュンさん


NTLive×新国立劇場『誰もいない国』、翻訳家・喜志哲雄さんトークイベント ~ピンターと『誰もいない国』~ イベントレポートはこちら


劇場でなにが待っているのか……楽しみになるデザインです♪(記事ラストに、ほかにも気になる作品をご紹介)


コードデザインスタジオFacebook

阿部結さんHPTwitter(yuiabe)

タダジュンさんHPTwitter(Jun_Tada)
2018/2019シーズン
演劇「誤解」 The Misunderstanding
小劇場

幸せを夢見て、殺人を繰り返す母娘。不条理文学のカミュが描く、現代の悲劇。
小川絵梨子芸術監督シーズンのオープニングは、20世紀フランスの劇作家、作家アルベール・カミュの『誤解』を上演します。
カミュの戯曲は我が国でも折に触れ上演されてきましたが、とりわけ『誤解』は1951年の文学座の日本初演以来何度も上演されている、比較的馴染みのある作品です。今回、新国立劇場で初めてカミュを上演するにあたり、その演出を担うのは、文学座の演出陣でも、最近その活躍が注目されている新鋭、稲葉賀恵です。文学座アトリエの会で上演された『十字軍』(ミシェル・アザマ作)、『野鴨』(イプセン作)での緻密で丁寧な舞台創りが高く評価されたのも記憶に新しいところです。
若い演出家が挑む、21世紀のカミュ、ご期待ください。

作:アルベール・カミュ
翻訳:岩切正一郎
演出:稲葉賀恵

キャスト
原田美枝子 小島 聖 水橋研二 深谷美歩 小林勝也

ものがたり
ヨーロッパの田舎の小さなホテルを営むマルタとその母親。今の生活に辟易としているマルタは太陽と海に囲まれた国での生活を夢見て、その資金を手に入れるため、母親と共犯してホテルにやってくる客を殺し、金品を奪っていた。そこに現れる絶好の的である男性客。いつも通り殺人計画を推し進めるマルタと母親だが、しかし、彼には秘密があったのだった......。

公演HPはこちらから
2018/2019シーズン
演劇「誰もいない国」 No Man's Land
小劇場

ノーベル文学賞を受賞した劇作家ピンターによる傑作。イギリス・ロンドンを舞台に、アイデンティティの境界線を問う。
新シーズン2作品目は、ノーベル文学賞を受賞した20世紀を代表する劇作家ハロルド・ピンターの『誰もいない国』が登場します。本作は1975年ロンドン、ナショナル・シアターでピーター・ホール演出により初演されました。
個人のアイデンティティの危うさや、社会の欺瞞、あるいは人間関係の不安定さを、鋭く切り詰めた言葉で、時に過激に表現し、登場人物のキャラクターを崩壊寸前まで突き詰めたピンターの作品群は、21世紀になった今でも現代人の心に深く突き刺さります。本作もまた、一室のなかで繰り広げられる会話を通して、パワーバランスの変化や、関係の曖昧さ、確信できない過去が浮かんでは消え、果たして会話の内容が真実なのか一種のゲームを演じているのか、虚実のわからなさを楽しむピンターの世界が繰り広げられます。
今回の演出には寺十吾が新国立劇場に初登場、ピンター研究の第一人者喜志哲雄とともに、上演台本を作成し、緻密な演出でピンターの世界を描きます。

作:ハロルド・ピンター
翻訳:喜志哲雄
演出:寺十 吾

キャスト
柄本 明 石倉三郎 有薗芳記 平埜生成

ものがたり
ロンドン北西部にある屋敷の大きな一室。ある夏の夜、屋敷の主人ハーストとスプーナーが酒を飲んでいる。詩人のスプーナーは、酒場で同席した作家ハーストについて家まできたようだ。酒が進むにつれ、べらべらと自らをアピールするスプーナーに対し、寡黙なハースト。スプーナーは、共通の話題を見出そうとハーストに話をふるが、もはやそれが現実なのか虚構の話なのかわからない。そこへ、ハーストの同居人の男たちが現れて・・・。

公演HPはこちらから

ほかにもあるよ!

気になるチラシはまだまだありますが、その中から!



KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『華氏451度』
(原作:レイ・ブラッドベリ 上演台本:長塚圭史 演出:白井晃)
2018年9月28日(金)~10月14日(日)@KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
公演HP

KERA・MAP #008『修道女たち』
(作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
2018年10月20日(土)~11月15日(木)@下北沢 本多劇場
チラシの手触りも…
公演HP
素材提供:新国立劇場
おけぴ取材班:chiaki 監修:おけぴ管理人

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