世田谷パブリックシアター11月公演
『The Silver Tassie 銀杯』宣伝ビジュアル公開! 1928年にアイルランドの劇作家ショーン・オケイシーが書いた歌あり、笑いあり、涙ありの賑やかな“反戦悲喜劇”『The Silver Tassie 銀杯』。第一次世界大戦から第二次世界大戦へと変遷する激動の時代の中で、オケイシーが鳴らした警鐘は、この混迷の現代にどんな音色で響くのか!?―90年前に発表された骨太でスケール感のある本作を、日本演劇界を代表する演出家の一人・森新太郎により本邦初演で上演!
出演には、森が
「断言できますが、この舞台には俳優・中山優馬が必要です。」とコメントする
中山優馬をはじめ、
矢田悠祐や
横田栄司など旬な俳優陣が揃った。
初演から約90年の時を経て、骨太でスケール感のある、歌あり、笑いあり、涙ありの賑やかな“反戦悲喜劇”の幕が開く!
作=ショーン・オケイシー 訳・訳詞=フジノサツコ
演出=森新太郎
出演=中山優馬 矢田悠祐 横田栄司 ほか
2018年11月9日(金)~11月25日(日) 会場 世田谷パブリックシアター撮影:細野晋司
宣伝ビジュアル中央には戦争により希望に満ちた人生が一転してしまう
青年ハリー・ヒーガン役を演じ、世田谷パブリックシアター初出演となる中山優馬。その左隣には、ハリーの兵士仲間で、やがては恋敵となる
バーニー・バグナル役を演じる矢田悠祐。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』でタイトルロールを果たしたほか、ミュージカル『王家の紋章』での活躍も記憶に新しいそして、ハリーの右隣には妻に対して暴力的に接するも、戦争によって人生が一変してしまう登場人物のひとりでもある
テディを演じる演技派横田栄司の3名が揃いました。
< 物語>
第一次世界大戦中のアイルランド、ダブリン。銀杯(優勝カップ)を抱え、輝かしい将来を嘱望された一人のフットボール選手ハリー・ヒーガンは歓喜にわく人々の輪の中にいた。だがその後、戦地へと向かい、彼の人生は一変してしまう──。希望に満ちた人生を選択できたはずだった一人の青年ハリー・ヒーガン(中山優馬)が、国家の大義名分ともいえる「戦争」の犠牲になっていく過程を描いた反戦ドラマ。青春期特有の切ない恋愛ドラマも織り込まれながら、幸せと不幸せが背中合わせに存在しているような残酷さや、戦争という状況下にありながらも必死で日々の生活を送る人々の中におこるアイロニー溢れる笑いの要素もふんだんに散りばめられていく。さらには20曲以上の歌にも彩られた作品構成は、不思議な魅力とパワーを持ち、演劇的醍醐味に満ち溢れたスケール感のある作品である。
<プロフィール>
森新太郎(もりしんたろう)1976 年、東京都出身。演劇集団円に所属。自身が主宰するモナカ興業でも活躍中。
若いながらその実力は既に折り紙つきである。09 年、毎日芸術賞演劇部門・第11 回千田是也賞、第64 回文化庁芸術祭優秀賞受賞。14 年、『汚れた手』『エドワード二世』などの演出で、第21 回読売演劇大賞・最優秀演出家賞、および第64 回芸術選奨新人賞受賞。
世田谷パブリックシアター主催公演では、2008 年『日本語を読む~リーディング形式による上演~』「城塞」(作:安部公房)、09 年『ドラマ・リーディング31「世界が緑色だったとき」(シェフのお話)』(作:ジョセフ・チャイキン&サム・シェパード)、11 年東北大震災復興支援のリーディング公演『いのちを詠う』、12 年『ハーベスト』(作:リチャード・ビーン)、14 年『THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー』(作:リチャード・ビーン)、17年『管理人』(作:H・ピンター)を演出。
今年2月から8月中旬まで、文化庁の在外研修でシンガポールに滞在中。本作『The Silver Tassie 銀杯』は帰国後1本目の演出作品となる。
中山優馬(なかやまゆうま)【写真中央】
1994年、大阪府出身。2008年4月、NHK連続テレビドラマ『バッテリー』でドラマ初出演にして初主演を務める。2012年に、初のソロシングルをリリース。2015年に、初のソロコンサートを開催。TVドラマは、2009年『恋して悪魔〜ヴァンパイア☆ボーイ〜』、2012年『Piece』、2017年『北斗―ある殺人者の回心―』の主演。映画は、2016年『ホーンテッド・キャンパス』(松竹)の主演、今年3月の『雲天に笑う』など。また中山が主演したWOWOW連続ドラマW『北斗』が「バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル」のロッキー賞DramaSeries: Non-English Language部門を受賞!!舞台は2015年『ドリアン・グレイの肖像』(作:オスカー・ワイルド脚本:G2演出:グレン・ウォルフォード)で舞台初主演。2016年『それいゆ』(演出:木村淳)、「A NEW MUSICAL『クロスハート』」(演出:玉野和紀)主演。2017年「ABKAI2017『~石川五右衛門外伝~』、ミュージカル『にんじん』(演出:栗山民也)、2018年「ミュージカル『Endless SHOCK』」(作・構成・演出:ジャニー喜多川)等に出演しキャリアを重ねている。今年は8月に『ローリング・ソング』(作・演出:鴻上尚史)への出演も控えている。世田谷パブリックシアターへの出演は本作が初めてとなる。
矢田悠祐(やたゆうすけ)【写真左手】
1990年、大阪府出身。雑誌の読者モデルを経て、2012年、舞台『合唱ブラボー』にて俳優デビュー。同年12月に、ミュージカル『テニスの王子様』7代目青学・不二周助を演じ注目を集める。その後も16年、17年帝国劇場ミュージカル『王家の紋章』でのルカ役で脚光を浴び、17年天王洲銀河劇場ミュージカル『アルジャーノンに花束を』にチャーリィ・ゴードン役で初主演するなど、様々な舞台で精力的な活動を続けている。今年8月より、ブロードウェイ・ミュージカル『ロジャース/ハート』(演出:玉野和紀)への出演が控えている。世田谷パブリックシアターへの出演は本作が初めてとなる。
横田栄司(よこたえいじ)【写真右手】
1971年、東京都出身。94年文学座研究所入所、99年座員となる。劇団内外の舞台に加え、TVドラマ・映画にも幅広く出演し、強い存在感を示す。蜷川幸雄演出作品『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『リチャード三世』『リア王』『ジュリアスシーザー』等多数の作品に出演し、吉田鋼太郎・藤原竜也らとともに蜷川シェイクスピアに欠かせない存在となっている他、栗山民也、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、上村聡史の演出作品にも出演。直近の出演作には、18年『白い病気』(演出:串田和美)、『ヘンリー五世』(演出:鵜山仁)』等。また7月より舞台『レインマン』(上演台本・演出:松井周)公演への出演が控えている。近年の世田谷パブリックシアター主催公演では、12年『南部高速道路』(演出:長塚圭史)、15年『トロイラスとクレシダ』(演出:鵜山仁)に出演。森新太郎とは本作が初顔合わせとなる。
この記事は公演主催者からの提供により、おけぴネットが製作しました