2012年11月5日(月)
三井住友VISAカードpresents
TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY vol.4
『エリザベート スペシャル ガラ・コンサート』公開舞台稽古レポート
美しい..
とても美しい..
1996年に世界各地での海外上演に先駆けて、宝塚歌劇団による日本版が初演されたミュージカル「エリザベート」。一路真輝さん・花總まりさん主演の雪組公演に続き、宝塚の全組で上演、圧倒的な人気を博してきたこの大ヒット舞台を当時の興奮そのままによみがえらえる宝塚版フルコンサートバージョン!
エリザベートウィーン初演から20年。節目の年を締めくくるにふさわしいガラコンサート!これはまさに
祭りです!
歴代のトート、そしてエリザベート役の出演者が集まった魅惑のキャスティングの中から、「伝説」とまで謳われた雪組初演キャストを中心とする公開舞台稽古の様子をレポートいたします!
スターオーラ全開!
圧倒的な存在感のトート役・一路真輝さん。衣装、ウィッグもこのとおり!!
日本初演時、一路トートのためにつくられたナンバー“愛と死の輪舞(ロンド)”、そして人気ナンバー“最後のダンス”など、大人の色気があふれる歌声から感じられるのは、今の一路さんだからこそ醸し出すことのできる「進化」したトート像。オープニングの黒羽根マントを着こなす姿がカッコよすぎます!!
そして少女からひとりの自立した女性への成長を美しく魅せるのが、花總まりさんのエリザベート。
麗しき少女時代♪
ドクトルゼーブルガー!
黄泉の帝王という、それまでの宝塚ではありえなかった役柄に息を吹き込んだ一路トート。そして美しさ、孤独、自立・・・。エリザベートを飾る様々な言葉をすべて背負って舞台上に存在する花總エリザベート。このお2人なくして日本における「エリザベート」の成功はなかったのではないか、そう改めて感じさせる圧倒的な存在感です!
さらに! 物語をぐいぐい引っ張るのがこちら!
轟悠さんのルキーニ! 宝塚男役のダンディズム全開です!! 男っぷりが半端ないですっ!
客席降りもお楽しみに!
フランツ・ヨーゼフ役は高嶺ふぶきさん。温かい高嶺フランツの存在が、3人のラブ・トライアングルをより際立たせます!
舞台の上にはオーケストラと3つの階段。燭台の火が揺れるシンプルなセットと、美しい照明によって、さらにくっきりとそれぞれの人物像が浮き上がります。
でました! “闇広”でおなじみ、今やミュージカルコンサートの定番ナンバーとなった「闇が広がる」。ルドルフ役・香寿たつきさんの軍服姿! (ミュージカルM!ファンの方には、香寿さん一路さんというWヴァルトシュテッテン男爵夫人の興奮! これって凄すぎる!!)
宮廷を彩る面々もこのとおり。
妖艶!
革命のシーンの描かれ方も宝塚版ならでは。
日本版「エリザベート」の生みの親・小池修一郎氏の演出、16年ぶりに一堂に会する雪組初演キャスト。
「はじめて出会ったあの衝撃が蘇る」その言葉のとおりに、目の前に立ち現れたのは、伝説の舞台、そのさらに進化した姿でした。
「エリザベート」という作品がなぜここまで愛され支持され続けてきたのか、その理由が心にはっきりと伝わり、これから先もこの物語が愛され続けていくであろうという思いが確信に変わります。
東京公演会場のシアターオーブでは、開演1時間前から当日・立見券を販売とのこと!
新たな伝説になるであろうこの稀有なステージ、ぜひお見逃しなく!!!
美学!!
おけぴ取材班:mamiko、chiaki、おけぴ管理人 撮影:おけぴ管理人、chiaki