ミュージカル『オン・ユア・フィート!』青野紗穂さんインタビュー

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ミュージカル「オン・ユア・フィート」12月@シアタークリエ
ミュージカル「オン・ユア・フィート」1月@博多座
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 世界の歌姫グロリア・エステファン~80-90年代にヒットチャートを席巻した“グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーン”のヴォーカル~の半生を描いたミュージカル『オン・ユア・フィート!』。朝夏まなとさん演じるグロリアの妹レベッカ役の青野紗穂さんにお話をうかがいました。12月8日の初日に向けて熱気が高まる稽古場の様子から、歌手としても活動する青野さんが思うグロリア・エステファンの音楽性、そして宝塚とのちょっと意外な関係まで飛び出したインタビュー、スタートです!




【元宝塚トップスターとの共演に……】


──『オン・ユア・フィート!』でレベッカ役として稽古を重ねる毎日。稽古場の様子はいかがですか。

 朝夏さんをはじめとした素晴らしいキャストのみなさんとの共演に、最初はとても緊張しました。私の中で宝塚はとても特別な存在。実は私の祖母が元タカラジェンヌなんです。出身も兵庫県なので、阪急電車で宝塚の生徒さんをよく見かけていましたし、初舞台の『人魚姫』での相手役が宝塚ご出身の悠未ひろさんでした。そんな特別な思い、ご縁を感じている宝塚のトップスターを務められた朝夏さんの妹役ですので、大丈夫かなと不安もありました。実際にお会いすると、気さくで優しい方ですが、“トップスターさん”と思うとどうしても緊張してしまって(笑)。

──トップスターさんといえば、一路真輝さんもいらっしゃいます。

 そうなんです!お稽古で、動きの確認をしていたときのエピソードですが、一路さんは毎回、音終わりに合った完璧なタイミングで止まり、その瞬間にチラッと演出の(上田)一豪さんへ目線を送るんです。確認の意味でチラッと見ていらっしゃるだけなのに、そこにトップスターのオーラが!その姿に稽古場で拍手が起こりました!
 ほかのみなさんも決めるところはビシッと決める。とてもカッコよくて、稽古序盤は不安もありましたが、アドバイスや励ましをいただき、いまではのびのびとお稽古しています。


【歌手グロリア・エステファンとミュージカル『オン・ユア・フィート!』】



──音楽活動もされている青野さんが思うグロリア・エステファンの音楽性、その魅力は。

 私は、ちょうどグロリアと同時代に音楽シーンを熱くした女性シンガーのチャカ・カーンに憧れていましたが、グロリア・エステファンの音楽と出会ったとき、それと同じくらいの衝撃を受けました。タイプは違いますが、二人がもたらした“新しいサウンド”が好きなんです。そして、グロリアの音楽は、ブラス楽器の使い方などに、彼女のルーツであるラテンミュージックが色濃く出ていると思います。
 『オン・ユア・フィート!』の劇中でも描かれているように、ラテン系アーティストが英語で歌ったアルバムを出すことが珍しかった時代、グロリアたちにとっても英語アルバムは一種の賭けでした。結果、大ヒットするのですが、今聴いても、ラテン系ならではのグルーヴ感にすごく興奮するので、当時はどれほどの衝撃だったか!もちろん私はまだ生まれていなかったのですが(笑)。

──青野さん誕生はそれからだいぶ経ってからですよね(笑)。彼らのなかにあったラテン文化、その表現に英語を用いたことで、一気に世界で市民権を得た。音楽史においても大きな出来事だったのかもしれませんね。
 そんなグロリア・エステファンのミュージカルが本作です。


 歌手として表舞台で活躍するグロリアを知っていただけに、その裏でどんな苦悩があったのか、そこにいる夫のエミリオ、両親といった家族の存在が描かれているこの作品はとても興味深いです。お稽古をしていても、私が見ていたグロリアの後ろにある情景が日ごとに色濃く見えてくるようですごく楽しいです。



──グロリアの妹レベッカについては。

 レベッカが久野綾希子さん演じるおばあちゃん・コンスエロとタッグを組んで姉の背中を押すというシーンがあります。グロリアの人生にとっても大きなきっかけになるシーンなので、すごく重要。そこで、おばあちゃんとのコンタクトがきちんと出来ていなかったら前に押し出すことができません。また、それと同時に、短い時間で姉との関係性もしっかりと表現しなくてはいけません。今は、そこを久野さんや一豪さんと相談しながら詰めています。

 そして、驚いたことに、『RENT』の演出家がレベッカさんご本人と普通に友達なんです。私がレベッカ役に決まったとき、「彼らの半生でわからないことがあったら何でも聞くよ」と言ってくれたのですが……。近しい人の“お友達”という衝撃の事実に、ちょっとプレッシャーも感じています(笑)。



──レベッカから見たグロリアはどんな女性ですか。

 表に現れるのはレベッカがグロリアをサポートするという関係性ですが、その裏には、幼少期から父親代わりに世話をしてくれたこと、いつも先頭に立って歩んでくれたこと、レベッカはグロリアの人間性に惹かれ、引っ張ってもらっているという面もあります。強くあたたかい素敵なお姉ちゃんです。グロリアを演じる朝夏さんご自身が、まさに芯の強さとあたたかさを持った方ですごくリンクしています。
 実生活でも、私は妹。ただし劇中の姉妹とは逆に、姉が私をサポートしてくれています。レベッカを演じていると、グロリアを応援する気持ちと同時に、家族みんなの関心がグロリアへ向いてしまうシーンで、ふとさみしさを感じることがあります。我が家でも小さなころからダンスの発表会などで両親が私に付きっきりでしたので、姉もこんな風に感じることがあったのかな、なんて思うと、改めて姉への感謝の気持ちが大きくなります。表に見えるものと裏にあるもの、グロリアの人生を描いたこの作品によって、人としても成長させてもらっています。劇中のお姉ちゃんも、実のお姉ちゃんも大好きです!


【ラテンミュージックのミュージカル!】


──数々のミュージカル作品があるなかでも、“ラテン系”は新鮮に映ります。

 ラテンミュージックは特殊、日本人には馴染みのないリズムという印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。それは、彼らが大切に思う伝統、血筋、誇りのうえにある音楽やリズムなんです。ラテンミュージックを表面的になぞるだけでなく、彼らが強く持つその精神を私たちがきちんとお見せすることができれば、この作品の魅力を日本の観客のみなさんとも共有できると思っています。

──ラテンでいうと、『RENT』で青野さんが演じたミミもスパニッシュ系ですね。青野さん=ミミの印象をお持ちの方も多いと思います。



 ミミちゃんは、自分で突っ走っていくタイプ(笑)。若いのに家族を養うなど、精神的にすごく成熟した部分と、危なっかしい幼い部分が共存しています。今回のレベッカは、家族と一緒に、姉の背中を見ながら成長していくので、年相応に人間形成がちゃんとできている感じです。また新しいキャラクターに挑戦させていただいています。


【アーティストとして、俳優として】


──音楽活動と俳優、青野さんご自身はどうとらえていらっしゃいますか。

 音楽も、自分がどう見えているか、どう見せるかを考えながら作っているので、どこかで演じているようなところがあります。もちろん自分発信か、ほかの誰かの人生を歩むのかは異なりますが、自分の中でやることとしてはあまり変わりません。そして、どちらも楽しいので、こうしてミュージカル出演の機会をいただけることはとてもありがたいと思っています。でも、幼い頃から身近にあった“音楽”がないストレートプレイになったらどうなるのだろう……、ちょっと怖いかな(笑)。やはり音楽に助けられているところが大きいので。

──ストレートプレイにもご興味はある?

 興味はあります。そのためにも、もっともっと表現力を磨いていかないとですね・・・!(笑)

──これから青野さんが目指すところは。



 ミュージカルに携わるようになって、ひとつの傾向があることに気づいたんです。ミュージカルファンの方はあまり音楽ライブに行かず、逆もしかり。実際にその両方を知る私としては、その2つは、畑は違えども遠いものではないと思います。その架け橋となってお互いの楽しさを共有できる、そのきっかけとなる存在になりたいです。

──その意味でも、『オン・ユア・フィート!』はもってこいの演目ですね!ちなみにスーパーアンサンブルとお呼びしたいくらいの顔ぶれのみなさんの存在も気になります。

 アンサンブルの方々、歌もダンスもスゴイです!動いていない時間がないのではというくらいに、常に歌って踊っています。さらにプロダンサーの方(須藤大迪さん&髙橋莉瑚さん、大澤隆太郎さん&森田舞夢さん、ペアWキャスト)もいらっしゃるので、きっと劇場がラテンの空気で満たされます。お客様も、素敵なパフォーマンスにテンションが上がったら拍手や声援、ヒューヒュー言っていただければありがたいです。それが出来る作品です。そして、フィナーレでは一緒に踊れる仕掛けもありますので、きっと盛り上がると思いますよ!

──最後にメッセージを!

 ミュージカル『オン・ユア・フィート!』、音楽はもちろん、家族の繋がりや伝統、文化など、その時代に生きていた人たちが何を大切にして生きていたのか、そしてどう音楽と向き合っていたのかを感じていただける作品です。そして熱い!ミュージカルです。ぜひ劇場で、ラテンの熱気を感じてください。




 ミュージカル『オン・ユア・フィート!』は12月8日(土)にシアタークリエにて開幕!2019年1月4日(金)~6日(日)は福岡・博多座、9日(水)、10日(木)愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール、17日(木)~20日(日)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。年をまたいで『オン・ユア・フィート!』の熱気が各地に運ばれます。お楽しみに♪

ミュージカル「オン・ユア・フィート」12月@シアタークリエ
ミュージカル「オン・ユア・フィート」1月@博多座
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【公演情報】
ミュージカル『オン・ユア・フィート!』
<東京公演>2018年12月8日(土)~12月30日(日)@シアタークリエ
<福岡公演>2019年1月4日(金)~1月6日(日)@博多座
<愛知公演>2019年1月9日(水)・1月10日(木)@刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール
<大阪公演>2019年1月17日(木)~1月20日(日)@梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

<スタッフ>
脚本:アレクサンダー・ディネラリス
音楽・歌詞・編曲:グロリア・エステファン/エミリオ・エステファン
(エミリオ&グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーン制作のオリジナル楽曲より)
翻訳・訳詞・演出:上田一豪
振付:TAKAHIRO 藤林美沙 金光進陪

<キャスト>
グロリア・エステファン:朝夏まなと
エミリオ・エステファン:渡辺大輔
レベッカ:青野紗穂
ホセ:栗原英雄
コンスエロ:久野綾希子
グロリア・ファハルド:一路真輝

アンサンブル:
伊藤広祥、岡本悠紀、加藤潤一、当銀大輔、橋田康、ひのあらた、
井上真由子、小嶋亜衣、小林由佳、コリ伽路、豊原江理佳、中村百花

ダンサー:須藤大迪&髙橋莉瑚、大澤隆太郎&森田舞夢(ペア・Wキャスト)

リトル・グロリア:藤巻杏慈、リチャーズ恵莉(Wキャスト)
ナイーブ/リトル・エミリオ:木村咲哉、宏田力(Wキャスト)

公演HPはこちらから

おけぴ取材班:chiaki(撮影・インタビュー・文) 監修:おけぴ管理人

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