全898席の中規模ホールとして、臨場感ある作品が多く上演されてきた
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ。
劇場の客席に入った観客がまず目にする
【緞帳】が1992年の竣工以来初めて新調され、宝塚歌劇宙組公演
ミュージカル『群盗-Die Räuber-』にてお披露目されます。
初日に先駆け、『群盗-Die Räuber-』に出演する宝塚歌劇宙組の花音舞さん、主演の芹香斗亜さんが登場し、新緞帳が取材陣に公開されました。

宝塚歌劇宙組の【花音舞さん】【芹香斗亜さん】。

新しい緞帳の大きさは、幅 17800mm × 高さ 7500mm、重 量が750kg。デザインコンセプトは、フランス語で“開花”を意味する「Floraison(フロレゾン)」。
舞台全体に花が開く様子をイメージしたデザインをベースに、植物や生物の膜組織を想起させるテクスチャーを施し、マルーンカラーの濃淡によって、情熱的で生き生きとした舞台を表現しました。
また光の中心から延びる虹色のラインは、舞台から様々な作品が生み出されて世界中に広がっていく様を、煌めき飛び散る金色の玉は、花々が甘い蜜を放つようにステージがお客様を魅了していく様子を象徴しています。(資料より)

緞帳に使われているのは「西陣本綴錦織(にしじんほんつづれにしきおり)」。その重厚さ、近寄ってみるとよくわかります。
【新緞帳について】
花音さん: とても華やかなデザイン。阪急電車のマルーンカラーも使われ親しみを感じます。私たちも新たな緞帳とともに、情熱的で個性あふれる花々を咲かせ、お客様を魅了し続ける舞台を務められますよう精進いたします。
芹香さん: 『群盗-Die Räuber-』は悲劇的な作品ですが、幕が下りたあと、この豪華で華やかな緞帳を見て、お客様に希望を感じていただければいいなと思います。
【新緞帳のお披露目作品となる『群盗-Die Räuber-』への意気込み】
花音さん: これまでさまざまな形で上演され続けてきた作品ですが、宝塚歌劇では新たにミュージカル作品として『群盗』をお届けいたします。多彩なジャンルの音楽、ダイナミックな殺陣も盛りだくさんの内容になっております。
芹香さん: 重く悲劇的な内容を、宝塚歌劇らしい衣裳やビジュアルで現代的にクリエイトし、皆様に楽しんでいただけるエンタテイメントとなっております。
宙組に来て初めての主演公演となりますので、仲間たちとつくる絆や、そこから生まれるエネルギーを見ていただけたら、と思っております。
◆ 芹香斗亜さん主演、宝塚歌劇宙組梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演ミュージカル『群盗-Die Räuber-』は、2月9日(土)から17日(日)まで上演されます。(2月26日~ 日本青年館公演ホール)
【祝・開幕♪】【芹香斗亜さん主演】宝塚宙組『群盗-Die Räuber-』観劇レポートはこちら!
開演前、終演後にはぜひ、新調された緞帳もじっくりとご鑑賞ください♪
おけぴ取材班:mamiko(文、撮影) 監修:おけぴ管理人