OSK日本歌劇団『レビュー春のおどり』演出家&出演者が意気込みを語りました!


祝・トップスター就任! “唯一無二の男役”桐生麻耶さん!

 今年の『春のおどり』は“祭り”をテーマにした「春爛漫桐生祝祭」と、嵐のような喝采必至「STORM of APPLAUSE」の二本立て!

 OSK日本歌劇団『レビュー春のおどり』大阪松竹座公演に向けて、新トップスター桐生麻耶さんほか出演者と演出家のおふたりが、公演の見どころ、意気込みを語る取材会が開催されました。


写真前列左から:平澤智さん(第2部作・演出・振付)、舞美りらさん、桐生麻耶さん、楊琳さん、山村友五郎さん(第1部作・演出・振付)
後列左から:城月れいさん、翼和希さん、遥花ここさん、愛瀬光さん、虹架路万さん、白藤麗華さん、華月奏さん、千咲えみさん






 


「桐生なくして僕の作品はありません」と言い切るのは第1部「春爛漫桐生祝祭」の作・演出・振付を手がける山村友五郎さん。

山村:
 桐生のキャラクターがあってこそ僕の作品ができあがると言っても過言ではない。動かない振りでも、彼女にかかると“動く”。作る側の人間から言わせれば(桐生は)天才です。これまではコミカルな三枚目役をしてもらうことも多かったのですが、今回は全体的に男前な感じで作っています。本人はすごく照れますが、実は二枚目(笑)。その男前ぶりを全面に出していきたい。太鼓を叩かせたり、長いものを持たせたりはしません。あまり踊らせてもいません。でも二枚目です。お楽しみに。

  

 第2部「STORM of APPLAUSE」の作・演出・振付を手がける平澤智さんは「音楽家、振付家、すべてのスタッフの才能がつまった作品。OSKのメンバーが潜在能力を出し切れば、とてつもない作品になる」と自信を見せます。

平澤:
 ここ一番の見せ場はたくさんありますが、あえて言えば幕開き。作品を作り始めて最初にできたのがオープニングの音楽。その曲を聞いたときに「これはいける」と思えた。桐生さんが初日の幕開けで歌う瞬間が楽しみです。



おふたりの言葉を受け、やや緊張した面持ちで挨拶をする桐生さん。

桐生:
 作品の新しさや驚きを私たちが感じるだけでなく、お客様にお届けできるよう、41名全員が舞台上で勝負したい。目で見て、耳で聞いて、鳥肌が立つくらい感動していただけるそんな作品になるよう、初日に向かって突っ走っていきたいです。私自身、お祭りや賑やかなことが大好き。「春爛漫桐生祝祭」では自分のまた新たな一面が出せればと思っています。第2部「STORM of APPLAUSE」は振付がとにかく格好いい。これまで経験したことのないような幕開きも新鮮です。


「二枚目」「天才」…おふたりの話を聞きながらこの表情!





【質疑応答】

━━どんなトップスターを目指すか

桐生:
 どんなトップスター…私、こんな感じです(笑)。自分の中での優先順位は、舞台から少しでも何かをお客様にお伝えして、泣いたり笑ったりしていただく、そんな存在でありたいということ。ですからどんなトップスターというよりも…(しばし悩んで)本来のトップスターってどんな存在なんでしょうか?(と、隣に座っていた舞美さんに質問をふる)

舞美:
 え? ええっ!? …それぞれの方にそれぞれの魅力があるので…桐生さんの場合は他に類を見ない、まさに“唯一無二”。その一言に尽きると思います!

桐生:
 突然ふってごめんね(笑)。
 私としては、舞台での日々を当たり前の仕事として捉えるのではなく、熱量といいますか、そういう部分と向き合う姿を後輩たちに伝えるために自分はここにいるのかなと思っています。(トップスターとは)そういうポジションかもしれません。あとは発言に気をつけていきたいなと。私の発言がOSKの発言になってしまうので。うかつなことを言わないように気をつけていきたいと思います(笑)!


━━前トップスター高世麻央さんから送られた言葉、エピソードは

桐生:

 ひとこと「頼んだよ」と笑顔でお言葉をいただきました。高世さんは一期上の上級生で、学校時代からずっと背中を見てきた方。とても優しい方で、高世さんはあまり振りを間違えないのですが、私が舞台上でちがう動きをしてしまったときにも全く動じずに合わせてくださった。あとで謝りに行くと「ちゃんと目を見てエネルギーを感じていれば(どう動くのか)わかるから大丈夫だよ」と。言葉ではなく、お互いの空気感、気配でわかり合うという経験をさせていただきました。


━━“唯一無二の男役”というキャッチフレーズを聞いていかがでしたか

桐生:

 初めて聞いたときは正直なところ気が気じゃなかったです(笑)。私という男役は、ある意味ギリギリの線。それが自分の個性ですので、今回の作品でもそれをどうプラスにできるか。“唯一無二の男役”、素敵な言葉ですよね。本当にそうだなと思っていただけるよう、すこしでもその言葉に近づけるよう、つとめていきたいと思います。


━━劇団存続が危ぶまれた時代を経験している。改めてOSKの現在、未来について

桐生:

 あの時代を経験しているメンバーは特別専科のふたり(朝香櫻子さん、緋波亜紀さん)と私の3人だけになりました。「次の日のことがわからない、明日が見えない」という明確に困難な時でしたが、いまのメンバーたちも具体的な危機ではないにしろ、何かしらの苦難を抱えていると思います。そしてそれはすべて舞台につながるのではないかと日頃から話をしています。当たり前のように舞台に立てるということは絶対にない。そのことをあの危機を乗り越えたひとりとしてこれからも伝えていきたいですね。言葉では伝わらないこともありますので、舞台上の姿から何かを感じてもらいたいという気持ちを込めてここまでやってきました。


━━あらためて、作品の見どころを

桐生:

 題名にもあるように第1部は「お祭り」がテーマ。そのなかで喜怒哀楽の感情を出していきたいと思っています。とてもコミカルな場面がありまして、本当は私も出たかったのですが、先ほど山村先生がおっしゃたように今回は見る側に回りました(笑)。その場面の次にあるのが「怒り」の場面。目に見える怒りではなく、静かに怒りがこみ上げてくる様子を表現しなくてはならない。今はまだ悩みながら作り上げているところです。そして最後は「桐生八木節」から突入するOSKならではの賑やかなフィナーレ。お客様に「お腹いっぱい!」と思っていただけるようにと思っています。
 第2部は『STORM of APPLAUSE』。この題名、ほんとうに嬉しいんです。舞台上でOSKパワーの嵐を巻き起こしたい。(役者、ダンサーでもある)平澤先生ご自身もすごくエネルギーのある方。それでいてどこか「抜け感」がある。それが私たちにとっては新鮮です。OSKメンバーは変に生真面目なところがある(笑)。全力でやりながらもどこかに「ゆるみ」がないと伝わらない舞台もありますので、そのあたりを先生から学びたいと思います。初舞台生も参加するラインダンスも見どころです。今まで見たことのないタイプで、こんな小道具を使うんだと驚きました。あ、これはまだ内緒ですね(笑)。1部、2部とも「こう来るのか、ああ来るのか!」と良い意味でお客様を驚かせることができるように作っていきたいと思います。
 




 それでは最後に、作品への意気込み、舞台上でのモットー、そして桐生さんの魅力など、出演者のみなさまの発言を一気にご紹介!

楊:
 自分のパワーをもっともっと出して、作品の力を満開にできるようがんばります。いつでもどんなときでも全身全霊でお客さまに自分の生命力を届けることが舞台上でのモットーです。普段の桐生さんは「日だまり」のような方。ほんとうにあたたかくて、幅が広い…は変ですよね、人としてのキャパが広い…じゃなくて、懐が深い! そう、そんな方です(笑)。舞台上では変幻自在でさまざまなカラーになることができるレインボーのような方、ミラーボールのように光り輝いています!

舞美:
 桐生さんを中心に桜の嵐を巻き起こします! 舞台上では歌劇の世界として桜の国に誘(いざな)うことを心がけています。桐生さんはスーツ姿がナンバーワンに似合う男役さん。私はスーツが似合う男役さんが大好きなんです。ソフト帽も誰よりも似合う方です。
 
虹架:
 初舞台の頃、OSKらしさとはなんだろうと同期と話したことを覚えています。そのOSKらしさがこの頃少しだけわかってきたような気がしています。それを後輩たちに伝えたい、それが最近の私の心の支えです。舞台の上で倒れてもいいと思えるくらい生き抜くのが私のモットー。桐生さんはOSKが向かっていく未来をしっかりと示してくださるので迷うことがありません。ずっと桐生さんの背中を見てきました。叱っていただいたり、励ましていただいたり。でもどこか大きなテディベアさんみたいだなと思うこともあるんです。そんな桐生さんにどこまでもついていこうと思います。

愛瀬:
 97年の歴史の重みを感じながら、新しい風を皆様にお届けしたいと思います。モットーは初心を忘れずに舞台に立つこと。桐生さんは人とはちがう視点で物事を深く見る方。学校時代から10年以上、ずっと背中を追いかけながらそう思ってきました。その思いは変わらないと思います。

白藤:
 はじめてOSKの舞台に触れたときに「愛」のある劇団だなと感じ、入団したいと決意しました。もっともっと舞台から愛をお届けして、お客さまに愛していただける存在になれるよう励みます。桐生さんはひとことであらわすと炎のような方。舞台に対する思い、情熱を人一倍感じます。桐生さんの背中を追いかけるだけではなく、同じ空間でその熱をお届けできるように初日に向けて精進して参ります。

遥花:
 桐生さんを筆頭に、最高にあつい春をみなさまにお届けいたします! 演じる役、場面ごとにカラーを変えることのできる舞台人が目標です。桐生さんはアイデアの宝石箱。自主稽古をしていてもたくさんアドバイスをしてくださり、私たちを導いてくださる存在です。

華月:
 今までの公演のなかで一番お稽古が楽しいかもしれません(笑)! この楽しみを初日に向けてもっと膨らませてお客さまにお届けしたいです。まずは先生方からの指示を忠実にこなして、自分らしさはそれから出していければ。群舞の美しさがOSKらしいと言っていただくことも多い。それは伝統を守ってこそ生まれるものだと思うので私も精進していきたいです。桐生さんはパワーの泉です。歌、踊り、お芝居、すべてにパワーを感じます。

翼:
 桐生さんのトップお披露目公演、精一杯のお祝いの気持ちを込めて挑みます。客席のみなさまに「届け!」と思いながら稽古をしています。桐生さんは私にとって太陽のような存在。熱い指導をしていただくこともあるし、あたたかく見守っていただくこともある。悩んだときに「こちらだよ」と光を当ててくださることもあります。しっかりついて行こうと思います。
 
千咲:
 『春のおどり』ならではのワクワク感を感じながらお稽古に励んでいます。舞台上で心がけているのは「新鮮に」ということ。初めて振付を受けたとき、音楽を聞いたときの気持ちを忘れずにと。桐生さんはとても丁寧な方。今回もひとつひとつの振りをとても丁寧に愛を持って踊られています。丁寧で繊細な方だなと改めて感じています。

城月:
 思いがありすぎて、なんと言えばいいのかわからないのですが、とにかく悔いなく…悔いなくつとめたいと思っています。舞台上では嘘がないように、そのときに感じたこと、思ったことを表現していきたい。桐生さんのことは以前は神様のように思っていたのですが、実は桐生さんも人間で、とても努力されている、繊細な方なんだと思うようになりました。ちょっと生意気な言い方ですが、舞台上で一緒にいるのがとてもおもしろい方です。






 OSK日本歌劇団『レビュー春のおどり』。劇団創立97周年を迎える今年は、東京・新橋演舞場公演(3月28日~31日)のあと大阪松竹座にて4月13日(土) ~21日(日)まで上演されます。

 “唯一無二の男役”桐生麻耶さんの新トップスターお披露目公演! どうぞお見逃しなく!!



【第1部「春爛漫桐生祝祭」テーマソング歌唱披露の動画が公開されました♪】




※掲載当初、記事内の舞美りらさんの発言を楊琳さんの発言と記載した箇所がございました。お詫びして訂正いたします。
【公演情報】
OSK日本歌劇団 レビュー春のおどり
大阪松竹座 2019年4月13日(土) ~21日(日)
(東京公演は3月28日~31日 新橋演舞場)

 
第1部 春爛漫桐生祝祭
作・演出・振付:山村友五郎

第2部 STORM of APPLAUSE
作・演出・振付:平澤智

出演: 
桐生麻耶 
楊  琳
虹架路万
舞美りら
愛瀬 光
白藤麗華
遥花ここ
華月 奏
翼 和希
千咲えみ
城月れい
他、OSK日本歌劇団

大阪松竹座 公演情報詳細

おけぴ取材班:mamiko(文、撮影)  監修:おけぴ管理人

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