OSK日本歌劇団『レビュー春のおどり』感想コメントが届きました!

「『春のおどり』の名のとおり、桜の満開の時期に相応しいレビュー」
「新トップ・桐生麻耶さんの圧倒的な存在感が素晴らしかったです!」
「何度も見たい!どこを切り取ってもカッコいい!」

(おけぴに届いた感想より)

 東京公演を経て、劇団の本拠地・大阪でさらなる盛り上がりをみせるOSK日本歌劇団『レビュー 春のおどり』が大阪松竹座にて上演中です(4月21日まで)。

 おけぴ会員のみなさまから届いた感想コメントとともに、観劇レポートをお届けいたします。
 (以下、・~はおけぴ会員のみなさまの感想コメントです)


“唯一無二の男役”桐生麻耶さんのトップお披露目公演。祭りをテーマにした『春爛漫桐生祝祭(はるらんまんきりゅうのまつり)』(作・演出・振付:山村友五郎さん)と、ダンサー・振付家として活躍する平澤智さんが初めてOSKショーの演出を手がける『STORM of APPLAUSE』の二本立てで、新トップスターの誕生を寿ぎます!


 第一部『春爛漫桐生祝祭』は、おおらかな魅力がつまった日本物。「はるの~おどりは~ヨーイヤサー」の歌声に続いてのチョンパから満開の桜の下で再び出会うことができた幸せを歌う華やかなプロローグのあとは、上方落語から題材をとったコミカルな一幕。お座敷に飽きた若旦那のいたずらで、芸者衆や太鼓持ちが大変なことに…!?

・一部の幕開きのチョンパ、目の覚めるような素晴らしさで引き込まれました。

・懐かしさ満載。よい~や~サー。の掛け声と共に小さい頃に母と行ったレビューにタイムスリップ。懐かしいけれど新しい、きれい、ステキ、ずっーとドキドキワクワク。

・『しらみ茶屋』。太鼓持ちと若旦那、コミカルな動きのなかでも色っぽい!



 桐生さんが激しい怒りを体現する『道真』(平安装束を身に着けた楊琳さんがみせる美しい時平との対比も見どころ!)、「天神祭」や「エイサー」など日本各地の祭りをピックアップした賑やかな『夏祭り』に続いては、おけぴスタッフ的イチオシ場面『風の盆』。笠で顔が隠れた男女が踊るなかを桐生さん演じる男が誰かを探してさまよいます。舞台の奥行きを活かした劇的な効果。桐生さんのふとした表情の色っぽさ、小さな動きで心の揺れを的確にみせる役者力。ダンサーの印象が強い娘役・麗羅リコさんの雰囲気のある歌声など、嬉しい発見のたくさんある場面でした。

・笠をかぶっての踊りと少し物語がある感じだったのですが、それが儚く美しかったです。美しい人たちが笠を被るのがなんとも言えず“おつ”だなぁと思いました。

・『風の盆』の場面はセットの幻想的な美しさと相まって、皆さんの手先に美しさが際立っていました。所作が本当に美しくとても素敵でした。



 第一部の最後は『桐生八木節』。歌詞と重ねてあらためて新トップスターお披露目の挨拶をする桐生さん。その隣でなんとも嬉しそうな笑顔の楊琳さん。客席降りで劇場内の温度もぐぐっと上がるフィナーレで、幸福感は最高潮に!

・桐生さんは、これぞまさしくトップ男役というかっこよさ。八木節でのお披露目ご挨拶がまたいい! すっかり虜になりました。
 
・桐生さんのお人柄を表したような、ダイナミックで明るい公演でとても面白かったです! 舞台上から元気をいっぱいもらえました…! OSKは洋物はもちろん、和物も本当に魅力的なので、和物お好きな方にもオススメです!




 装飾をとりはらった舞台で、桐生さんがひとり歌う場面から始まる『STORM of APPLAUSE』では、“ダンスのOSK”の魅力が爆発! クラシックの名曲にのせてさまざまなダンスをおどりまくる(!)群舞。「ハレルヤ」の歌声にのせたエモーショナルな場面など、全場が見どころです。

・選曲・演出・振付がどれもかっこいい。シャープ、スタイリッシュ、ドラマチックな場面の連続です。 そしてもちろん、それらを演じきるOSKの皆さんのパフォーマンス力! 迫力のロケットもチャーミングな演出ありで思わず笑顔に。あっという間の1時間でした。

・舞台が進むにつれ胸の中に巻き起こってきたのは「うぉぉおおおお!!なんでこれもっと早く観に来なかったんだぁぁあああああっ!!」という後悔の念でした。
舞台の隅々、そして41人すべてに行き届いた「舞台のプロフェッショナル」魂をそのレベルの高さによって体感しました! 
特に圧巻(口開けて見てました)だったのが、確実に高い技術がなければ演じられないであろう全員が長い白布を持っての踊りです。もちろん他の演目もどれひとつとして見落とせない場面で、あっという間の時間でした。
新トップさんのお披露目ということでしたが、桐生さんは…「男役の美学」ではなく、どう考えても「男の美学」を体現していらして、かっこいいという言葉では言い尽くせない存在でした。帰りにうっかり「いまはじまーるー ドキドキのときー」と口ずさんでしまったのは、この春の魔法です。

・さまざまなジャンルの音楽が効果的に配されて、めくるめく高揚感の連続だった。出演者のみなさんのスタミナに拍手を送りたい。

・宝塚より人数が少ないぶん個々がとても目立ちます。ですが皆さんだれを見てもダンスが上手くて驚きました!



 絶賛コメントが集中したのが、クラシックの名曲にのせた群舞『Fate Storm』の場面。翼和希さんがロケットボーイをつとめたラインダンスでは初舞台生のお披露目も。

・圧巻だったのは2幕2章。誰もが知るクラシックの名曲(それもかなり激しい曲ばかり)に乗せて黒一色の衣装で舞う。音楽の美しさとキレのあるダンスの美しさに引き込まれ、終わったときはもう一度観たい! と切実に思いました。
2幕4章のハレルヤでは舞台から発せられる合唱のパワーを全身に浴びて感動の涙がこぼれてしまいました。

・クラシック音楽で踊るシーンが白眉。複雑なフォーメーションをキレよく展開していくのも見物でしたが、黒のロングコートのつかいかたも素敵でした。

・OSKの魅力のひとつ、群舞が今回は特に素晴らしかったです。お馴染みのラインダンスはステップがいつもより複雑な感じに見えました。新人さんのお披露目もあって楽しかったです。

・同じレビューでも、宝塚とはまた違ったレビューが楽しめます。初舞台生を紹介していくロケットボーイが素敵でした。

・OSKは、娘役さんもバリバリ踊っていて、気持ちがいいです。

 おけぴスタッフのお気に入りは、桐生さんが全娘役と次々に組んで踊る場面。個性の異なる娘役さんたちを、さまざまな表情で受け止める桐生さんの包容力を感じます。特別専科の朝香櫻子さんの優雅な舞い、舞美りらさんの抜群の身体能力とコケティッシュな表情、城月れいさんのしなやかな動きなどにも目を奪われました。

 さまざまな魅力を持つ娘役さんたちを輝かせ、楊琳さんほか若手男役スターさんたちの個性が深まるのも、新トップスター桐生麻耶さんのどっしりとした“真ん中力”があってこそ。力強いけれど力が抜けている。そんな粋な魅力が舞台上に満ちています。

・初めてのOSKだったのですが、桐生麻耶さんのインパクトは凄かったです。背が高くて全てが派手でした。

・お茶目におどけてみせるようなシーンがいくつかあって、その時の表情がとても印象的です。そして、だからこそクールな決めがより引き立って見えていたと思います。

・桐生さんは本当に女性なのかと思うくらい男らしい。本当の男性より断然かっこいいです。

・もうエネルギッシュ!の一言です。ステージの何処にいても目立つ長身。長い手足が素晴らしく美しく躍動しています。会場全体に響く歌声も最高。「体は大丈夫?」こちらが心配するほど出ずっぱりなんですよ。

・桐生さんの歌が素晴らしかった。低めの声が渋くてかっこいい!

・新トップスター桐生さんの二枚目とチャーミングな三枚目のところ、どちらもブレンドされた和のショーと、スマートな洋のショーだと思いました。若い方もどんどん前に来て踊ってパワフルでした。

・楊琳さんもイケメン過ぎて、オペラグラスで釘付けでした。

・春の桜満開の時期に観る「春の踊り」はなんだか特別感があります。日本物は艶やかで渋め、ショーのほうはダンスシーン盛沢山で、踊る・踊る・踊るといった感じで圧巻です。トップになられた桐生さんが堂々としていて芯の似合う人だと思いました。とても楽しかったです!




 来年2020年の『春のおどり』上演も決定し、100周年に向けて盛り上がりをみせるOSK日本歌劇団。舞台の上で満開の笑顔が咲く、『レビュー春のおどり』は4月21日(日)まで大阪松竹座にて上演中です。

・やはりフィナーレ後の「桜咲く国」のパラソルは最高です。これこそOSK!!!

・まもなく100周年を迎えられるOSKを、これからも応援していきたいです!



【公演情報】
OSK日本歌劇団 レビュー春のおどり
大阪松竹座 2019年4月13日(土) ~21日(日)
 
第1部 春爛漫桐生祝祭
作・演出・振付:山村友五郎

第2部 STORM of APPLAUSE
作・演出・振付:平澤智

出演: 
桐生麻耶 
楊  琳
虹架路万
舞美りら
愛瀬 光
白藤麗華
遥花ここ
華月 奏
翼 和希
千咲えみ
城月れい
他、OSK日本歌劇団

公演情報詳細(大阪松竹座)
OSK日本歌劇団公式サイト


写真提供:大阪松竹座  感想コメント:おけぴ会員のみなさま

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