気鋭の劇作家・演出家前川知大の最新作は
神話的世界とSF的世界に挑みます!
世田谷パブリックシアター・エッチビイ
『終わりのない』前川知大 山田裕貴 仲村トオル
始まりもなければ、終わりもない。時間と空間。無限の世界。
命は繰り返され、つねに旅の途中にある。
歴史はいつ始まり、物語はいつ終わるのか。
旅、世界、物語。終わりのない。脚本・演出:前川知大
出演:山田裕貴 安井順平 浜田信也 盛隆二 森下創 大窪人衛
奈緒 清水葉月 村岡希美
仲村トオル
◆ これまでも「奇ッ怪」シリーズでタッグを組んできた前川知大×世田谷パブリックシアターがお届けする最新作は、ホメロスの「オデュッセイア」を原典としたSF作品です。
歴史、神話、そして宇宙…壮大な時空を超えて描き出される新たな前川作品にご期待ください!
神話的世界とSF的世界。古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」を原典に、新作SFに挑戦します。
史実とされるトロイア戦争の英雄オデュッセウスは、妻の待つ故郷への長い旅路にある。
神々の嫉妬や助け、魔物との戦いを乗り越え、帰還する。
最古の文学のひとつである叙事詩『オデュッセイア』は、歴史と神話が地続きに描かれ、人間と神々が同居している。
神話の時代、世界は未知で溢れていた。自然の猛威も、人生の不条理も、神々の言葉だった。
「終わりのない」では、古代と未来を往還するような、日常と宇宙を繋げる旅を描きます。
そこで人はなにと出会うのか。
出演者には、
山田裕貴、奈緒が前川作品初登場。また、これまでもイキウメ作品に出演してきた
清水葉月、村岡希美のほか、
安井順平、浜田信也、盛隆二、森下創、大窪人衛のイキウメ劇団員が全員顔を揃えます。そして、「奇ッ怪」シリーズ3作品ほか、前川作品には欠かせない存在の
仲村トオルが新たな魅力で参加します。
【プロフィール】
前川知大(まえかわともひろ)劇作家、演出家1974年生まれ新潟県柏崎市出身。2003年結成の「イキウメ」を拠点に、脚本と演出を手掛ける。『獣の柱』『散歩する侵略者』『関数ドミノ』『聖地X』など、オリジナルのSFやオカルト、ホラー作品の創作と発表、公演活動を続ける。目に見えないものと人間との関わりや、日常の裏側にある世界からの人間の心理を描く。空間・時間をシームレスに編集する演出を特徴とする。2013年から、「カタルシツ」を開始。ドストエフスキー原作の小説をひとり芝居に翻案、演出した『地下室の手記』(2015年)、江戸落語(柳家三三)とSF演劇(イキウメ)のコラボレーション『生きてる時間』(2017年)など、劇団の実験室として、活動の両輪にしている。そのほか、スーパー歌舞伎Ⅱ『空ヲ刻ム者』(14年)、『奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話』(09年)、『現代能楽集Ⅵ奇ッ怪其ノ弍』(11年)、『遠野物語・奇ッ怪其ノ参』(16年)の脚本・演出など。
読売演劇大賞(大賞・最優秀演出家賞、作品賞)、芸術選奨新人賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、読売文学賞戯曲・シナリオ賞、鶴屋南北戯曲賞などを受賞。舞台を原作にして、2016年『太陽』(入江悠監督)、2017年『散歩する侵略者』(黒沢清監督)が映画化。映画『散歩する侵略者』は、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品。スピンオフとして制作されたドラマ『予兆 散歩する侵略者』(黒沢清監督)は劇場版が公開され、第68回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門に出品される。イキウメは、2018年『天の敵』『散歩する侵略者』で第52回紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞する。2018年より現在まで、映画『散歩する侵略者』が25ヵ国で上映されている。
この記事は公演主催者からの情報提供によりおけぴネットが作成しました