今までにないモーツァルトに出会えます。(おけぴに届いた感想より) 「サロメ」「カルメン」「マクベス」に続く“Dramatic Super Dance Theatre”最新作。今回のモチーフは、音楽の天才「モーツァルト」! そしてそのテイストは…まさかの、コメディ!?
2月5日に博品館劇場にて初日を迎えた舞台『モーツァルト‥‥ -オレは誰だ!!-』(作・演出・振付:上田遙さん)。おけぴ会員のみなさまの感想コメントとともに開幕レポートをお届けいたします。(以下
▼太字はおけぴ会員から届いた感想コメント)
歌にお芝居、そしてもちろんダンス!
軽薄で衝動的で繊細で…最後にはこれまでになかった展開をみせる新たなモーツァルト像。東山義久さんが熱演です。
▼今までに見たモーツァルトとは視点が違うので見ていてワクワクでした。
歌もダンスもキレキレでさすがでした。新たなモーツァルト像の誕生です。
▼今まで観たことのないダンスミュージカル、そしてモーツァルト像でした。父レオポールト(咲山類さん)の手ほどきで、音楽の才能を開花させる少年モーツァルト(木村咲哉さん)。ミューズ(中西彩加さん)とともに音楽=ダンスを体現!
成長したモーツァルト(東山義久さん)。
音符のド(中塚皓平さん)・ミ(和田泰右さん)・ソ(新開理雄さん)が天才モーツァルトに寄り添います。
▼コメディタッチで明るく楽しい新しいモーツァルトでした。
ゲーテやベートーベンも出てきて、でもストーリーはまとまっていて、何よりも最初から最後までダンスパフォーマンスを存分に楽しめる素晴らしい舞台でした。宮殿でマリー・アントワネット(今井瑞さん)と出会う少年モーツァルト。
モーツァルトの音楽を聴き、衝撃を受けたゲーテ(植木豪さん)は、人類のためにその才能をこの世から消すことを決意します。
(写真左はルイ15世役のJeityさん)
▼ゲーテの衣装、ビジュアルが衝撃的! そして植木さんのブレイクダンスもたっぷり♪
▼ルイ15世役のJeityさんは長身で優雅な雰囲気、少年モーツァルトの木村咲哉君は以前より格段にバレエが上達していて嬉しかったです。
▼成長した木村咲哉さんのご出演も嬉しかったです。
規格外の天才をめぐるドタバタ喜劇…と思いきや、次第に苦悩の表情を見せるようになるモーツァルト。「才能なんていらない! 普通の人間として生きてみたい」と叫ぶ声が悲痛です…
▼東山さんの魅力がたっぷり。
甘い歌声、時に激しく、時に悲しく、時にやさしく、ダンスも変化たっぷり。
他のキャストも切れのあるダンスと個性ある歌声を披露してくれました。モーツァルトの前に現れたもうひとりの天才ベートーベン(Homerさん)。その才能を恐れたモーツァルトが取った行動とは…
マリー・アントワネットとも、なにやら秘密の関係が…?
ルイ15世の“ある意向”を聞かされたモーツァルト。しかし…
レオポールトとの父子関係にも注目です!
モーツァルトへ“ある思い”を抱く者たちが集まり召喚するのは…
▼マリーアントワネット、ゲーテ、ベートーベンが半端なく踊って・・・・サタンが最高に素敵ですぅ!!!
▼特筆すべきは後半での長澤風海さんの踊り!なんてしなやかで流麗なムーブメント!息を呑む様な美しいダンスシーンで、目が釘付けになりました!満を持して登場する大魔王サタン(長澤風海さん)。素晴らしい身体能力、この世のものとは思えない完璧な動き。ぜひ劇場でお確かめください。
▼本当にダンサーが踊る姿を観るのが好きな人なら、長澤風海君のダンスを観たら「観に来てよかった!」と魂の底から感動します。
軽い明るいお笑い系やバラエティーが好きな人なら、楽しい時間を過ごせます。
東山義久さんファンの方なら、勿論満足を味わえます。
▼東山義久さんと長澤風海さんペアの踊りを観られただけでも最高の時間でした。歌、ダンス、芝居で表現される二人の世界に目が釘付けに。
シンクロするジャンプ、ターン、二人のダンスはぜひ劇場で!
東山義久さん&植木豪さんのダンス異種格闘技戦もお見逃しなく! 迫力!!
▼音楽の天才モーツァルトをダンスで表現する独自の視点が斬新でした。
音楽にもジャンルがあるように様々なジャンルのダンスを駆使して登場人物の個性を表すミュージカル、そしてスピード感のある音楽とキレのあるダンスが、時代を駆け抜けていったモーツァルトらしかったです。
▼ゲーテやベートーベンを登場させ、予測不可能な上田遙さん独特の創造性には本当に感服! ユーモア満載、且つ品良く仕上げてあり、意外な展開に驚きながらのあっという間の2時間でした。
◆ ダンス、音楽、芝居が融合する摩訶不思議なモーツァルトの世界。
思いがけない結末、笑顔がはじけるエンディングまで、見どころ満載の舞台『モーツァルト‥‥ ―オレは誰だ!!―』は博品館劇場にて2月14日(金)まで上演中です。
おけぴ取材班:mamiko(文、撮影) 監修:おけぴ管理人