ミュージカル『ミス・サイゴン』2020始動!製作発表レポート【コメント編】



『ミス・サイゴン』が4年ぶりに帝国劇場にて上演。

 本作はアラン・ブーブリル(作)、クロード=ミッシェル・シェーンベルク(作曲)、そしてサー・キャメロン・マッキントッシュ(プロデュース)という『レ・ミゼラブル』のクリエイティブ・チームの第二弾として1989年にロンドン初演されました。日本初演は1992年、1年半のロングラン公演。以来、上演を重ね、2012年からは新演出版で上演されています。

 舞台となるのはベトナム戦争末期のサイゴン。フランス系ベトナム人でエンジニアと呼ばれる男が経営するキャバレー「ドリームランド」で、ベトナム人の少女キムと米兵クリスは出会い──。


 5月に帝国劇場で開幕する『ミス・サイゴン』2020の製作発表会見&歌唱披露の模様をレポートいたします!





 萬谷法英さん、土倉有貴さんによる「さぁ、乗った乗った舞台に!」の呼び込みで、キャストのみなさんが一斉に登場!♪火がついたサイゴン











【製作発表会見】

 プリンシパルキャストのみなさんのご挨拶と質疑の模様をどうぞ!


【ジジ役】



青山郁代さん
「“ただいま”という気持ちです。2012年から(アンサンブルとして)出演し4度目の『ミス・サイゴン』です。念願のジジ役を演じられることがとても嬉しいです。新たな気持ちで挑みたいと思います」



則松亜海さん
「初めて『ミス・サイゴン』カンパニーに参加させていただきます。このような大役を務めるのも初めてなので、みなさんの前での楽曲披露も緊張しています。初日から千穐楽まで全身全霊をかけて頑張りたいと思います」


【トゥイ役】



神田恭兵さん
「2008年からトゥイ役を務め、今回は4度目となります(2012年を除く)。僕の俳優人生のすべてをここに注ぎ込みます」



西川大貴さん
「『ミス・サイゴン』には6年ぶりの参加になります。この6年間で少しですが成長した部分もありますし、演出が変わっているところもあるかもしれません。新たな気持ちで稽古、本番に臨みたいと思います」


【エレン役】



知念里奈さん
「私は2004年からこの作品に携わらせていただいておりますので、舞台上から、客席からいろんな『ミス・サイゴン』を観て参りました。今回も素晴らしいキャストのみなさんがたくさん参加されています。この大事な、大好きな作品を一緒に、どんな風に作っていけるのか楽しみにしています。心を尽くしてお稽古して参ります」


(キム役、エレン役を経験され、今回のキム役の4人へひと言。また『レ・ミゼラブル』然り、様々な役を務められていることについては)
「すごく難しい質問です。4人に言えることはなにもなくて(笑)。こうして見ていても、みんなキムっぽいなと思います。いろんな役を務めることができる理由は──、自分がないことかもしれません。常に、演じる役に身を投じられればと思っています」
(深い!!)



仙名彩世さん
「2008年に初めてこの作品を拝見し舞台のパワーに圧倒され、“いつかこの作品に携わりたい”と憧れを抱きました。今回、このような機会をいただけたことを嬉しく思います。全身全霊で務めて参ります」



松原凜子さん
「オーディションの際、『エレンは希望の光であってほしい』ということを教えていただきました。この作品を知って間もないですが、戦争や人種差別を扱ったこの作品は今の時代に上演する意味のあることだと思っています。真摯に取り組んで参ります」


【ジョン役】



上原理生さん
「僕も今回で4度目の『ミス・サイゴン』出演となります。キャストも大きく変わったので、また新しい景色が見えるだろうという思いと、4度目のジョン役を務める上で自分にどんな課題が待っているのかという思い──、ワクワクとドキドキでいっぱいです。先ほど松原さんがおっしゃったように、この作品を上演する際には“物語”とともに“戦争というもの”を伝える使命感、責任感も覚えます。誠心誠意務めて参ります」



上野哲也さん
「前回公演ではクリスを演じ、今回、ジョンという役で『ミス・サイゴン』に関われることを嬉しく思います。ジョンを演じるには自分自身の新しい引き出しを見つけ開けなければなりません。ちょっと想像しても、ドリームランドでも誰よりもノリノリのジョン──、できるのかな(笑)。ゼロからの出発と思ってチャレンジしていきたいと思います」


【クリス役】



小野田龍之介さん
「再びこの作品、この役に携わることができることを嬉しく思います。4年ぶりの上演となる今回、キムとのやり取り、エレンとの関係、ジョンとの関係において4年経ったからこそ感じ取れるものを大切にしながら稽古、本番を務めていきたいと思います」



海宝直人さん
「2008年にアンサンブルとして参加しました。当時19歳、公演中に20歳を迎え、様々なことを勉強させていただいた『ミス・サイゴン』という作品に戻ってくることができたことを、嬉しく思うとともに感謝しています。このクリスという役を、誠実に繊細にそして大胆に演じていきたいと思います」



チョ・サンウンさん
「日本の舞台は、ほぼ10年前に劇団四季(の舞台)が最後でした。今回10年ぶりに日本の舞台に立つことをドキドキしながら楽しんでします。『ミス・サイゴン』の公演は2015年にイギリスでトゥイ役をやらせてもらったことがありますが、今回は全く違う役ですので、友達と仲良くなって、みんなで一緒になって頑張りたいと思います。応援してください。よろしくお願いします」



友達!

【キム役】



高畑充希さん
「憧れのサイゴン・カンパニーに入ることができて最高に嬉しいです。初めての帝劇ですし、ミュージカルとなると7年ぶりになります。でも7年前も市村さんと一緒だったので心強いです。私も友達と仲良くしながら(笑)、楽しく、そして一生懸命お稽古していきたいと思います」


(作品、キムとの出会い)
「私は小さいころから両親と一緒にミュージカルを見に行くのが好きでしたので、『ミス・サイゴン』も何度も見ていた思い入れのある作品です。ただ、キムという役は大きな大変な役。自分には務まらないと思う遠い存在の役でした。でも、私は今年28歳。もしチャレンジするなら最後だとダメ元でオーディションを受けました。決まったときはびっくりもしましたし、嬉しかったですが、今はどうしようという感じです。プレッシャーもありますが、今日初めて(カンパニーの)みなさんにお会いできてワクワクも膨らんできました」



昆夏美さん
「2014年から参加させていただいていますが、前回の2016年公演では声帯結節という喉の病気を患ってしまい、名古屋での2公演以外はすべて休演となってしまいました。カンパニーのみなさんにもご迷惑をおかけしましたし、なによりも楽しみにしてくださっていた皆様に申し訳ないことをしてしまいました。自分もとても悔しい思いをしました。今回、こうして戻ってこられて嬉しく思います。今年の『ミス・サイゴン』でキムを一から作っていきたいと思います」


(作品、キムとの出会い、意気込み)
「私もミュージカルファンとして観劇したのが出会いです。家族と一緒に初めて見たのですが衝撃で立てなくなってしまいました。終わってからもぼーっとしてしまう、雷に打たれたような衝撃を受けました。そこからいつかやってみたいと思っていましたが、先ほど充希ちゃんが言っていたように、キムという役は遠い存在でまさか自分ができるなんて──オーディションを受けるのもおこがましいしと思うくらいの役だと思っていました。でも、ミュージカルをやるからにはキム役に挑戦してみたいと思い、22歳のときにオーディションを受け、キム役をやらせていただくようになりました。3回目となりますが、その時々の自分のすべてをかけて演じることを心がけています」



大原櫻子さん
「まだ稽古が始まっていないので、自分がどんな風に演じるのか正直わからないのですが、このテーマ性を持っている作品に携われて嬉しく思います。心を込めて演じたいと思います」


(作品、キムとの出会い、意気込み)
「私は家にあった海外版のCDを小さいころから聴いていて、とにかく楽曲を好きになりました。当時、習い事の発表会、ピアノでしたがそこでも一人だけ『ミス・サイゴン』の楽曲を歌っていたほど。大人になって、ニューヨークへ行ったときにブロードウェイでエバ・ノブルザダさんが演じるキムを観て、演じたいという気持ちが強まりました。そんなときにオーディションの話を知り受けました。受かったときは本当に嬉しかったです。また、私にとっては『ミス・サイゴン』は、映画デビュー作の打ち上げでその楽曲を歌ったことがきっかけで初舞台のオファーをいただいたというご縁のある作品です。その意味でもとても嬉しかったです。まだ稽古に入っていないので不安な気持ちもありますが、ここからいろいろと勉強して稽古に励んでいきたいと思います」



屋比久知奈さん
「私はこの作品に憧れていていました。キム役で参加させていただくことをとても嬉しく幸せに感じると同時にその責任も強く感じています。そのプレッシャーもパワーに変えて、真摯に挑みたいと思います」


(作品、キムとの出会い、意気込み)
「私は大学生のときにレア・サロンガさん(キム役オリジナルキャスト)に似ていると言われたことがあり、それをきっかけに検索し彼女が歌う「命をあげよう」の動画に出会いました。そのときはストーリーは知らなかったのですが、この曲を歌いたいという思いを抱き、帝国劇場で行われたミュージカルのど自慢で「命をあげよう」を歌いました。それが今に繋がっているので、私にとって大きな意味を持つ作品、歌です。オーディションを受けて参加できると聞いたときはものすごく嬉しかったのと同時に、プレッシャーや責任も感じました。今、ベトナム戦争についてなど作品のことを勉強している段階ですが、それを知ったうえで、また新しい気持ちでキムとして歌えることに喜びと覚悟をもって臨みたいと思っています」



友達!

【エンジニア役】



東山義久さん
「市村さんを筆頭に多くのキャストの皆様、そしてスタッフの皆様の熱意と情熱の連続が2020年の『ミス・サイゴン』に繋がっていることを実感しています。その感謝とともに、この舞台に携わることへの自覚と誇りをもって、初日から千秋楽まで誠心誠意務めていきたいと思います」


(4人のエンジニアがいます、あなたの持ち味は)
「僕が最初にミュージカルに出た、帝国劇場に立ったのは『エリザベート』です。そのときはトートダンサーとして踊っていたので、そこからはじまって今年こういう形で帝国劇場の舞台に立てることにはすごく身が引き締まる思いです。僕は、お三方の真似はどうやってもできないので、足を無駄に上げるエンジニア、柔軟性を生かしたエンジニア……、というのは嘘ですが(笑)、お三方にできない僕なりのエンジニアを演じたいと思います」



伊礼彼方さん
「まず、この場に立たせていただけることに感謝申し上げます。緊張しています。まさか市村さんの隣に座ることでこんなに緊張するなんて、昨夜寝る前には想像もしていませんでした。やはり歴史を作ってきた方であると実感しています。市村さんが作ってきた歴史を背負いながら新しいエンジニアを作っていきたいと思います」


(4人のエンジニアがいます、あなたの持ち味は)
「まずは先輩方の背中をしっかり見ていきたいと思います。そして初演から演じ続けている方と一緒の役をやらせていただくという貴重な機会、しっかりと盗めるモノは盗んで自分のものにし、その上で新しい、それこそ市村さんにはできないエンジニアを作っていきたい。そんなギラギラした気持ちがあります。ただ市村さんや今までのエンジニアのみなさんが作ってきたものはしっかりと背負っていきたいと思います」



駒田一さん
「3度目のエンジニア役です。初役のときはただひたすら、がむしゃらに動いていただけでした。ほとんど記憶がございません。前回からすこし地に足をつけてなんとなくドラマが見え始めたかなと思います。今回はもっともっと地に足をつけていろんなところを見まわしながら、市村さんを筆頭に9月までみんなでゴールに向かって走り続けたいと思います」


(4人のエンジニアがいます、あなたの持ち味は)
「本当に自分たちでも濃ゆいメンバーだと思いますが、簡単に言うと4回観ていただけるとみんな幸せになれるかと(笑)。
 僕自身は初演の市村さんを見て頑張ってきましたが、市村さんから「駒は駒のエンジニアを作ればいい」と言われて、どこかに共通点は残しながらも自分なりのエンジニアを突き詰めてきました。思うに、エンジニアはあの時代を生き抜いてきた人、人を傷つけてもどんなことをしてもアメリカに行こう、生き延びようという強い思いを持った男。でも、どこかひとつ抜けている、そこにちょっとした面白さがにじみ出る。今回どうなるのかは、役や作品はその都度稽古場で創っていくものだと思っているので、まだわかりません。新しい二人がどんなアプローチをするのかを見るのも楽しみです」



市村正親さん
「市村です!初演からずっとやっています。初演のころに生まれた方~、(キム役のみなさんのほうを向いて)いくつ?24歳?初演は26年前だよね。そのころからずっとやっています(笑)。前回卒業宣言をしましたが、また戻ってきました。がんばります!」

(今回の復帰は想定内とおっしゃる市村さん)
「前を背負ってやるより、今回はゼロからやりたい。前にやったことは忘れて、違う方向から演出家と作っていきたいと思います」


──キム役の方から市村さんに質問はありますか。(時間の都合で先着2名となりました)




高畑さん)
 『ミス・サイゴン』の一番好きなところは。

市村さん)
 やっぱり最初のヘリコプターの音。このスタイル(新演出版)になってから旅公演が始まって、その最初の地方公演が広島郵便貯金ホール(広島県立文化芸術ホール)だった。広島の劇場で、あのヘリの音が聞こえてきたとき僕自身がすごく感動したことをよく覚えています」




昆さん)
 初演から開演前にする願掛けなどはありますか。

市村さん)
 毎回、開演前には「絶対アメリカに行くぞ!」って(笑)。この作品は3年間の話、3年間の旅を初演から一回一回楽しんでいます。初演のときはよく「一年半もやっていて飽きないんですか」と訊かれました。でもね、飽きるどころか3年間の素敵な旅ができることが毎回楽しかったんです。


歌唱披露編へ続く~★



【公演情報】
ミュージカル『ミス・サイゴン』
2020年5月23日~6月28日@帝国劇場
(プレビュー公演5月19日~22日)

北海道:7月3日~6日@札幌文化芸術劇場hitaru
長野:7月10日~12日@まつもと市民芸術館
大阪:7月16日~19日@梅田芸術劇場メインホール
静岡:7月25日~27日@アクトシティ浜松大ホール
富山:7月31日~8月2日@オーバード・ホール
愛知:8月13日~16日@愛知県芸術劇場大ホール
福岡:8月20日~30日@博多座
埼玉:9月4日~6日@ウェスタ川越大ホール

公演HPはこちらから

おけぴ取材班:mamiko、chiaki 監修:おけぴ管理人

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