“普通のミュージカルではありません!”(演出:熊林弘高さんコメントより) 生ける伝説スティーヴン・ソンドハイム作曲の音楽が、物語の独特の世界観を彩る名作ミュージカル!2022年1月から2月にかけて、東京・日生劇場、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される
ミュージカル『INTO THE WOODS』の出演キャストが決定!
魔女に
望海風斗さん、シンデレラに
古川琴音さん、パン屋の夫に
渡辺大知さんら様々なフィールドから異色実力派キャストが豪華集結です。(ほかキャスト・配役情報は後述)
◆あの童話の登場人物たちが、同時に存在する世界。物語が思わぬ形で交錯し、観る者の心に様々なメッセージを問いかける── ミュージカル『INTO THE WOODS』は、タイトルの通り‟森“を舞台に、『赤ずきん』『シンデレラ』『ジャックと豆の木』『塔の上のラプンツェル』、誰もが知る童話の登場人物たちが同時に存在する世界で、それぞれの有名なおとぎ話をなぞりながら、物語が交錯します。
長年子供を授からないパン屋の夫婦は、その理由が魔女の呪いのせいだと知ります。魔女から、呪いを解くために必要な、おとぎ話の主人公たちが持つ4つのアイテム、‟ミルクのように白い牝牛“(ジャックと豆の木)、”血のように赤い頭巾”(赤ずきん)、”トウモロコシのように黄色い髪“(塔の上のラプンツェル)、”黄金に輝く靴”(シンデレラ)を持ち帰るよう告げられます。2 人は子どもを授かりたい一心で、森の奥深くへ足を踏み入れますが──。
望みを叶えるために、困難に立ち向かいながら進んでいく物語の根底には、誰もが知る“おとぎ話”からはかけ離れた、人間の本質を炙り出すような深淵なテーマが様々な角度から描かれます。
緻密な熊林演出×初ミュージカル が生み出す化学反応 クラシック音楽やオペラにも造詣が深い熊林弘高が、翻訳・訳詞を務める早船歌江子、音楽監督・指揮の小林恵子と共に、難解なソンドハイムメロディの音符一つ一つからも、作品に隠されたテーマを読み解き、物語を丁寧に創り出しています。あらすじ、音楽、メッセージ…全てが複雑怪奇なこの作品を、熊林弘高がミュージカルとしてどのように描くのか、どうぞご期待ください!
【熊林弘高さんコメント】
キーワードは夢です。夢というものはおとぎ話や神話と非常に似通っていると、精神科医・心理学者のユングは言いました。登場人物たちにとって、森は夢であり、無意識であり、心の影です。それを乗り越えることで、人は成長していきます。アンドレイ・タルコフスキーの映画に、家の中で雨が降っているシーンがしばしば出てきますが、あの雨のように、このミュージカルの森には、あらゆるものを侵食していくイメージがあります。そして、最後にひと言。普通のミュージカルではありません! それぞれのフィールドを舞台に第一線で活躍する出演者が、異色キャスティングで豪華集結! 本作に出演する注目のキャスト(※物語50音順)は、「赤ずきん」より赤ずきん役を
羽野晶紀。「シンデレラ」のシンデレラ役をドラマ「コントが始まる」など映像を中心に話題作での演技が記憶に新しい
古川琴音、継母を
毬谷友子、義理の姉は
湖月わたると
朝海ひかる、王子役を
廣瀬友祐、執事役を
花王おさむが務めます。
「ジャックと豆の木」のジャック役には
福士誠治、母親役は
あめくみちこが演じます。また、「塔の上のラプンツェル」からラプンツェル役にはオペラ界の実力派新星
鈴木玲奈。
そして、ナレーター・謎の男を
福井貴一、パン屋の夫を
渡辺大知、その妻をミュージカル初出演となる
瀧内公美が演じ、宝塚歌劇団退団後初ミュージカルとなる
望海風斗が魔女役を務めます。さらには、巨人(声の出演)には熊林氏の信頼も厚い
麻実れいが務めるなど、舞台のみならず、音楽や映像等それぞれのフィールドでも活躍する豪華キャストが集結し、『INTO THE WOODS』の世界をお届けいたします。
【『INTO THE WOODS』とは】
原作は、スティーヴン・ソンドハイムが作曲・作詞を手掛け、ジェームズ・ラパイン脚本による 1987年初演の同名ブロードウェイミュージカルで、88年のトニー賞では、ミュージカル脚本賞、オリジナル楽曲賞、ミュージカル主演女優賞の3部門を受賞。2002年にはリバイバル作品賞を受賞するなど輝かしい受賞歴を誇り、これまでに世界各国で上演され続けています。ここ日本でも、これまでに複数の演出家によって舞台化され、上演されています。
2014年には、巨匠ロブ・マーシャルが監督を務め、ディズニーにより実写映画化され(日本公開2015年)、アカデミー賞やゴールデングローブ賞に複数ノミネート。魔女を演じたメリル・ストリープや、「赤ずきん」の狼を演じたジョニー・デップ等の怪演も話題になりました。
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました