【公演NEWS】世田谷パブリックシアター『彼女を笑う人がいても』ついに開幕 ! 初日コメント・舞台写真が届きました

★12/13追記★世田谷パブリックシアター『彼女を笑う人がいても』トレーラーが公開されました!



世田谷パブリックシアター『彼女を笑う人がいても』ついに開幕 !
初日コメント・舞台写真が届きました。




『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司


 栗山民也と気鋭・瀬戸山美咲が強力タッグを組み 多彩なキャストが現代と安保闘争の時代を舞台に、正義と真実を問う新作がいよいよ開幕!初日を終えた演出家・作家・出演者の心境をお伝えいたします。


栗山民也(演出)

初日の夜に
「自分の言葉」というフレーズを、最近関わったいくつかの作品で自分なりのテーマにしていたけれど、今日、初日を開けたこの作品でも、やっぱり一人ひとりが、どう「自分の言葉」で語り始めるのか、強く耳に刻んでいた。
1960年6月の安保闘争での国会デモによって命を失った樺美智子の「言葉」は、2021年に瀬戸山美咲が綴る「言葉」に受け継がれた。忘れ去られていくもの、切り捨てになっていくもののために…わたしはそのことを、演出家として大事に引き受けたつもりだ。一人でも多くの人に、このいろいろな人の「自分の言葉」がしっかりと繋がれていきますように。


瀬戸山美咲(作)

ただ、そこに立ち、誰かに向かって言葉を発する。あるのは人と言葉だけ。高い集中度で進む栗山さんの稽古は、無駄なことをどんどん削ぎ落としていく時間でした。劇場に入りスタッフワークに支えられ、さらに研ぎ澄まされていく俳優のみなさんの芝居を目にして、畏怖の念すら抱いていました。
しかし、初日を観て心に残ったのは、人間の持つ明るさでした。私たちの目の前の現実は困難かもしれない。でも、希望がないわけではない。そんなことを俳優さんの言葉と身体を通して客席のみなさんと一緒に感じられたような気がします。1960年から2021年の現在を見つめる作品です。今、みなさんと分かち合えたらとても嬉しいです。



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司


瀬戸康史(高木伊知哉/高木吾郎 役)

この作品を通して「言葉」が持つ色々な側面を知り、改めて考えることができています。
栗山さんの発する言葉は、静かですがとても力強い。
そして、瀬戸山さんが書いた言葉は、重く心に響きます。
それから 1960年と2021年、ふたつの時代を過ごして、ぶつかることの重要性を感じています。
それで、何が生まれるのかが大切なのだと思います。
初日を無事に迎えた喜びを噛み締め、心の炎を燃やし続けます。


木下晴香(岩井梨沙/山中誠子 役)

お客様のまなざしや空気から、ものすごいエネルギーがギュッと濃縮されている戯曲だということを再認識しました。
温かくて熱くてストイックな皆さんと過ごす稽古の日々は本当にあっという間だったけれど、思ったよりも平常心で初日を迎えることができたのは、とても実りある時間を過ごさせてもらっているからだと思います。
瀬戸山さんの戯曲から受け取った想いや温度、栗山さんからいただいた宝物のような言葉たちを心に留め、言葉の力を信じて! 最後の最後まで梨沙として誠子として、とにかく目の前の瞬間しっかり生きて言葉を発することを大切に、今を生きる1人の人間としてこの戯曲に向き合い深化していけたらと思います。



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司


渡邊圭祐(矢船聡太/松木孝司 役)

まずは無事に初日を迎えられたことに様々な方に感謝したいです。
瀬戸山さんの戯曲に栗山さんの演出がマジックのように、舞台に立つ我々の言葉が生きたものになっていくのを感じます。
ここから最終日まで更にその快感に浸りながらより濃いものにしていきたいと思います。


近藤公園(岩井俊介/羽村修治 役)

この一ヶ月間の稽古を通して僕たちは、瀬戸山さんの戯曲の中にある様々なかたちの対話に耳をすまし、登場人物の胸の内にある声にならない声を想像し、栗山さんから投げ掛けられる言葉によって言葉と格闘し、時に戯れながら、一つの演劇を創作してきました。
この不安定な時代に、この作品をお客様に届けられること、本当に感謝しています。
言葉は、ちゃんと相手に届きさえすれば、げんこつにも薬にも、一本のマッチの火にもなる。そんな『言葉の力』の可能性を、改めて、一緒に考え、体感出来たならと願っています。



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司



『彼女を笑う人がいても』 撮影:細野晋司


 12月18日まで世田谷パブリックシアターにて上演ののち、福岡公演、愛知公演、兵庫公演あり。

<あらすじ>
雨音。
1960年6月16日。黒い傘をさした人々が静かに集まってくる。人々はゆっくり国会議事堂に向かって歩き出す。

2021年、新聞記者の伊知哉は自分の仕事に行き詰まっていた。入社以来、東日本大震災の被災者の取材を続けてきたが、配置転換が決まって取材が継続できなくなってしまったのだ。そんなとき、伊知哉は亡くなった祖父・吾郎もかつて新聞記者であったことを知る。彼が新聞記者を辞めたのは1960年、安保闘争の年だった。

1960年、吾郎は安保闘争に参加する学生たちを取材していた。闘争が激化する中、ある女子学生が命を落とす。学生たちとともに彼女の死の真相を追う吾郎。一方で、吾郎のつとめる新聞社の上層部では、闘争の鎮静化に向けた「共同宣言」が準備されつつあった。

吾郎の道筋を辿る伊知哉。報道とは何か。本当の“声なき声”とは何か。やがて60年以上の時を経て、ふたりの姿は重なっていく。

【公演情報】
『彼女を笑う人がいても』
作:瀬戸山美咲 演出:栗山民也
出演:
瀬戸康史 木下晴香 渡邊圭祐 近藤公園
阿岐之将一 魏涼子/吉見一豊 大鷹明良

2021年12月4日(土)~12月18日(土) 世田谷パブリックシアター
2021年12月22日(水) 福岡市民会館・大ホール
2021年12月25日(土)~12月26日(日) 刈谷市総合文化センター 大ホール
2021年12月29日(水)~12月30日(木) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

『彼女を笑う人がいても』ホームページ


この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました

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