【おとなもこどもも一緒に踊れる“体感型】KAATキッズ・プログラム2022『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』公演情報!

おとなもこどもも一緒に踊れる“体感型”キッズ・プログラム
さぁ、KAAT でいっしょにマナツノ ボウケンにでかけよう!


ダンサー・振付家 北村明子×現代美術家 大小島真木でお届けする 「夏休み」をテーマにしたダンス作品『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』、待望の再演!



本作は、コンテンポラリーダンス界で常に新たな表現に挑戦し続けるダンサー・振付家 北村明子と、現代美術家 大小島真木という、2 人のコラボレーションから生み出されたダンス作品。 北村が大小島作品を観て「一目ぼれした」と話すように、大小島とは共鳴しあう部分も多く、二人の対話から生まれたのが、本作『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』です。

北村が構築する身体表現と世界観、大小島の独創性溢れる舞台美術と映像、長年北村作品で音楽を担当する横山裕章の音楽、そして個性豊かなダンサーたちによる、舞台空間、踊り、歌をぜひ、体感してください。


“ボウケンきっぷ”を手に、さぁ、劇場にでかけよう!

今回、作品のテーマとなるのは「夏休み」です。そして日本の「夏休み」には死者を迎え入れる「お盆」の時期が含まれています。「亡くなった人を想うこと」「生と死」「自然の中の身体」などをキーワードに、こどもたちが言語ではなく身体を通じて、生死や自然について新たな発見・体験ができる作品となりました。また、初演時、好評をいただいた公演と連動した関連ワークショップ(お面づくり体験・ダンスレッスン)も開催します。ロビーで作ったお面は、まるでこれから体験する舞台の“ボウケンきっぷ”。観客の皆さんは、お面をつけて、開演前のダンスレッスンで覚えたダンスで、劇中のある重要なシーンに、参加して頂きます。

本作を鑑賞後、こどももおとなも、それぞれ感じ取った思いを語り合い、死者と共にあること、またそうした文化について、考える機会にもなることを願っています。


【コメント】

ククノチ テクテク マナツノ ボウケンがバージョンアップして帰ってきました!
このダンス作品は、古来より日本に伝わり、豊かな文化である祖先を弔う「お盆」をテーマと決め、クリエイションをスタートさせました。

キッズに真剣勝負を申し込む、そんな心づもりで、私が創作活動で長らく考え続けている死者とともにある生活文化や普段は見えない世界への創造と接続するダンスワールドを展開しました。そこでは、私たちの身体が持つ力、魅力、そして、その身体がなすダンスを捧げることが何であるかを問いかけていきます。ダンスとは躍動する身体の美しさ、楽しさだけではなく、過去・現在・未来を繋げていく肉体的精神的行為、祈り、生きているわたしたちの存在そのものでもあるのです。コンテンポラリーダンスは解釈が難しい・・・なんていっている間もないくらい、こどもたちは時には笑い、時には恐怖に慄きながら、最後は嬉々として踊り、冒険を楽しんでくれました。私も客席でお客さまと一緒になって、この世界への冒険に同行し、その身体感覚を共にすることがこの夏にも出来るのを楽しみにしています。

再演バージョンでは、鑑賞者のみなさんがより多くのシーンでダンスに参加する仕立てとなっています。ダンスは、生の儚さや死の悲しみや自然への畏怖、死生観にも触れていく思考の扉でもあるのです。ダンスの楽しさや奥深さを、ご家族でご一緒に体感していただければ幸いです。

振付・演出 北村明子



ククノチテクテク真夏の冒険。ククノチという木の神様に誘われるまま、テクテク、テクテク、日常から異界へ。あちら側とこちら側の狭間にある世界に行って、そしてまた戻ってくる、ひと夏の冒険の物語です。

主人公は精霊たちと共に深い森の道を進んでいき、そこでいるはずのない死者たちと出会います。会いたかった人、会えなくなってしまった人。伝えたかったこと、伝えきれなかったこと。死と生が混ざり合う場所で、主人公は死者たちと何を語らうのでしょうか。

目に見えていることが世界の全てではありません。それは決して比喩ではなくて、私たちは本当に目には見えないものたちによって生かされています。私たちの体にもたくさんの目に見えない菌がいます。私たちの足下にある土には数えきれないくらいの目には見えない命がうごめいています。

あちら側の世界から戻ってきたとき、主人公の暮らしている日常の世界は、これまでとは少し変わっているかもしれません。私たちを包み、生かしている、目には見えないたくさんの存在が、これまでより身近に感じられるようになっているはずです。そう、本当のところ、こちらの世界とあちらの世界はずっと繋がっていたんです。精霊たちはいつだって、私たちのすぐそばで、唄い、踊っています。

美術 大小島真木


あらすじ
夏休み、どこにも行けず、ひとりぼっちの男の子。とある公園で遊んでいると森の精霊たちに出会い、不思議なボウケンの旅に出る。この世とあの世をつなぐボウケントンネルをくぐると、森の奥深くに木の神様ククノチが現れる。男の子はククノチから、生と死は遠いものではなく、亡くなった親しい人たちは自然に還っていくことを知る。森の儀式が繰り広げられ、やがて大好きだったおばあちゃんの姿が見えてくる・・・。



【2021年公演 舞台写真】撮影:大洞博靖 



【2021年公演 舞台写真】撮影:大洞博靖 



【2021年公演 舞台写真】撮影:大洞博靖 



【2021年公演 舞台写真】撮影:大洞博靖 

KAAT キッズ・プログラム 2022 『ククノチ テクテク マナツノ ボウケン』
2022年7月20日(水)~24日(日)@KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>
振付・演出 北村明子
美術 大小島真木
出演 川合ロン 清家悠圭 岡村樹 黒須育海 井田亜彩実 永井直也

公式サイト: https://www.kaat.jp/d/kukunochi2022

この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました

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