危険な男はロマンティスト。1幕ラストの「I've never been in love before」ではたっぷりと豊かな歌声が劇場に響き渡ります。井上芳雄ここにあり!(呼び捨て) サラのみならず、こちらまでうっとり。ですが、そんなムードをぶち壊す騒動が巻き起こり2幕はいったいどうなるの⁉ハラハラドキドキの展開です!!
ネイサンのお相手、アデレイドには望海風斗さん。ナイトクラブの人気ショーダンサーの圧倒的な華と結婚を夢見る女性のカワイイ暴走。こちらも振り幅広く大暴れ!ガイズたちの企みに翻弄されまくるアデレイドですが、それに負けないたくましさが素敵。別の世界を生きてきたかのようなサラとアデレイドの初対面シーン「はじめまして」にふふふっも、やっぱり許して! 2人が歌う「Marry the Man Today」は可愛らしさと勇ましさ(エアパンチ炸裂!)が同居するお二人ならではの一曲に♪ 爽快!
Story 1930年代のニューヨーク。スカイ(井上芳雄)と呼ばれる超大物ギャンブラーがいた。彼の仲間のネイサン(浦井健治)は自分の婚約者アデレイド(望海風斗)へのプレゼント代と賭場代を得ようとスカイに賭けを申し込む。「指名した女を落とせ」というものだ。「どんな女でも落とせる」と自信たっぷりのスカイだが、ネイサンが指名した女性は、清純で超堅物な救世軍(※)の軍曹・サラ(明日海りお)だった。サラの伝道所が閑古鳥で困窮しているところに、自分と一緒にハバナへ食事に出かければ、罪深い連中を伝道所に連れて行くと持ち掛けるスカイ。教団を救うため、サラはその誘いを受ける。ハバナで過ごすうちに、スカイとサラは次第に惹かれ合っていく。だが、高揚した気分で伝道所へ戻ると、サラの留守をいいことにネイサンが賭博を開催していた。ネイサンがスカイの仲間だと知ったサラは、スカイが自分を連れ出して仲間に賭博場を提供していたと誤解。彼に裏切られたと思い込み…。正反対のスカイとサラ、14年間も婚約中のネイサンとアデレイド。2組のカップルの恋の行方は?