【感想ご紹介】
ご観劇されたおけぴ会員の皆さんの感想をご紹介いたします!
♪まず子どもたちのパフォーマンスのレベルの高さに驚きました。エネルギッシュなデューイ役に柿澤勇人はピッタリ!濱田めぐみ校長の厳格さと少し抜けたところの絶妙なバランスの良さと、滑舌の良さ!安定安心のアンサンブル陣の存在もこの作品の質の高さを支えていますね。
♪理屈抜きに楽しめる痛快ロックミュージカル。柿澤デューイのグズロッカーっぷりが気持ちいい位にハマっていて、ミュージカル出身なのにかなりロック寄りで予想を裏切られました。音域もぴったり!ラストの衣装に大いに納得。出番が少ないのに存在感を示す濱田めぐみさんの校長先生。S・ニックスで昔を思い出して歌いあげた曲が素晴らしかったです。何よりもバンド生演奏をするスクールオブロックの子役ちゃん達の活躍に拍手を送ります。カーテンコールが最高!おすすめです。
♪笑って、泣いて、盛り上がって、そして最後に、立ち向かえるエネルギーをもらえる作品です。変態デューイのグズっぷりも見どころですが、彼はロック魂の塊。そんな彼と過ごして成長していく子供達の変化がさらに感動を呼ぶこと間違いなしです。最後はさながら、コンサート、盛り上がれます。
♪柿澤勇人さんのデューイ、最高でした。昨年の実朝さま、あんな高貴な方が、こんなグズなダメ男になってしまうの。。と驚きを隠せません。柿澤さんの名優っぷりが光るこのミュージカル、歌も最高で帰りは口ずさんで帰ってました。毎日いろいろな大変なことがあるけれども、そこに立ち向かえる勇気をもらうことができました。
♪人にはそれぞれの花があることを、改めて感じられた舞台だった。十人以上いる子供たちの素敵なところが、一晩経っても思い出せるくらいに、印象に残っている。最後に許可された時間にスマホでの撮影が可能なのもよかった。
♪子供達が生き生きと演じたり演奏したりしているのがとてもよかったです。たくさん練習したことが実になって本当によかったです。柿澤さんのダメ人間っぷりもすごくはまっていました。笑
♪信じられない子供達の生音楽!!歌も楽器も芝居もプロフェッショナルで、とても感動しました。大人も子供も元気の出るミュージカルです
♪型破りな教師だけれども、子ども達のことをしっかり見て、自分に自信を持たせてくれる教師に、自分が子どもの頃に会いたかったです。是非子どもに観てもらいたい舞台でした。教師役の西川さんと生徒役の子ども達がしっかりつながっていることを感じられる舞台でした。子ども達も実際に楽器を演奏していてとてもカッコ良かったです。
♪西川さんのパワーあふれる演技も歌声も素晴らしかったですし、子どもたちの演技も歌声も楽器演奏にも感激しました。ところどころで入るアドリブ?も楽しく、あっという間の時間でした。親として子どもとの向き合いかたを感じたり、お子さんにも楽しいミュージカルで大人だけでも、ご家族でも楽しめると思います!
♪生徒役の皆さんの演技や演奏が素晴らしく、気がついたら涙が出ていました。テーマも明確で観ていて楽しく、終った後にすっきり爽快な気分になる作品です!夏の暑さに負けない元気をもらえました!もう一度観に来たいです。
♪予備知識無しで観たのですが、怖い雰囲気なのかな?と思っていた校長先生のキュートな面やデューイの破天荒だけど憎めない部分など、各キャラクターが生き生きと丁寧に描かれていて物語に引き込まれました。
◆8月17日に開幕したミュージカル『スクールオブロック』!
プレスコール&会見レポに続いて、ゲネプロレポートをお届けします。この回のWキャスト出演者は、西川貴教さん(デューイ)、太田基裕さん(ネッド)、はいだしょうこさん(パティ)、ビートチーム(生徒)のみなさんです。
ロックを愛する破天荒な男と規律正しい学校の生徒たちがロックを介して共に成長する姿を描く本作。作曲、プロデュースを手掛けたのはアンドリュー・ロイド=ウェバー! 心揺さぶる物語、キャッチーな音楽、生の躍動感などミュージカルの魅力がたっぷり詰まった作品世界をオーディションで選ばれた多才な生徒役の子どもたちと大人キャストが全力で駆け抜けます。
【ダメなんだけど憎めない男、デューイ】
アマチュアロックバンドのギタリストのデューイの夢はバンド・バトルでの優勝! でも、身勝手なパフォーマンスが原因で自らが結成したバンドをクビになってしまう。さらに友人ネッドが恋人パティと暮す部屋に居候しているもののバイトもクビになり、いよいよ家賃も払えない状況となり追い出される寸前!!

恋人パティ(はいだしょうこさん)との関係を大切にするネッド(太田基裕さん)

かつてのバンド仲間デューイを追い出すこともできないネッド
バンドはやめても音楽への愛は続いている!

家賃を催促するパティはデューイの天敵⁉
西川デューイはピュア! 定職にもつかず、朝もだらだらしているダメなデューイですが、ロックへの純情がそうさせるのか、どこか憎めない。きっと身近にいたら困りものですが(笑)、西川さんご自身の陽の要素が寅さん的な魅力になり
(一定の年齢層向けの表現、失礼します)、笑いを生み出すのです。
現実的な大人のパティと子どものようなデューイに挟まれ、たじたじのネッドですが、ギターを手にした時の輝きといったら!!“ちゃんとした大人”ネッドを演じる太田さんの豹変演技も見ものですが、その一方で“秘めた情熱”“封印した夢”、その姿に共感する大人が多数出現のの予感。はいだパティはクルクルかわる表情に惹きつけられ、社会への強い使命感のもとネッドを叱咤する姿は清々しいほど!
【名門ホレス・グリーン学園と破天荒な教師】

デューイは周囲の大人をも変えていく
困窮したデューイの秘策⁉ デューイがネッドになりすまして臨時教師としてもぐりこんだのは名門・規律正しいホレス・グリーン学園。厳格な校長・ロザリーには濱田めぐみさん。クラシカルな楽曲からカントリー調の楽曲など、幅広いタイプの歌唱を披露する濱田さん。相変わらず素晴らしい表現力! 校長のキャラクターも堅物一辺倒というわけではなく、キリっとしていながら可愛らしい、とても魅力的な人物に立ち上げます。
デューイが受け持つクラスの生徒たちは、最初は型破りな教師の出現に戸惑いを隠せません。同時に反発も! そんな隔たりしかなかったデューイと生徒たちですが、楽器演奏きっかけにその距離は一気に近づきます。ロックを語る情熱や陽気な人柄、ありのままの自分を認めてくれるデューイに生徒たちは魅力を感じ、クラシックギターをエレキギターにチェロをベースに持ち替えて、生徒たちも躍動! そこでこれまで感じたことのない開放感を味わい、心を一つにバンド・バトルを目指して猛練習を始めるのです。
生徒たちとの関係を築いていくなかで際立つのが、デューイのフラットな感覚。素晴らしい演奏を素直に称え、仲間として対等に扱う。僕なんて……一歩を踏み出せない生徒の背中もカラッと明るく、力強く押す。そして彼らが自分を見つけ出す同時に、名門校に通うエリートたちそれぞれが抱える悩みも浮き彫りになります。
こちらは先生方! それぞれキャラが濃く、歌声は重厚。先生方も、やや思考停止に陥ってはいるものの、憎まれ役と言うよりは職務に忠実な大人たち。アンサンブルキャストはほかにも保護者たちやバンド・バトルのスタッフなども演じるのですが、本当によくぞ揃えてくださいました!と拍手を送りたくなるほどの実力者が集まりました。
生徒たちは、演奏だけでなく、バンドを支えるエンジニアやスタイリスト、マネージャーなどそれぞれの特技や興味に合った役割を担います。その誰もが必要な人間である、デューイの言葉、バンド活動を通して多くのことを学んでいきます。そんな彼らのバンド名は
“スクールオブロック”!
バンド・バトルへの道は、ここからも平坦なものではありませんが、どう乗り越えるのかはぜひ劇場で確かめましょう!

終盤のネッドの言葉も刺さります!

先生から生徒へ、一方的な教えではない。
互いに知り、成長する過程が鮮やかに描かれます。
【バンド・バトル~カーテンコール】
ここからは“スクールオブロック”のカッコイイパフォーマンスシーンや大盛り上がりのカーテンコールをご紹介いたします! 演奏のテクニックはもちろんのこと、音楽を奏でることの喜びがあふれる姿が最高!!(ネタバレあり)

こ、これは!!
予習は不要! シンプルな物語に奥深いメッセージ。キャッチーだけど、ロイド=ウェバーらしいトリッキーな和音の響きもある魅力的な楽曲(みなさん気持ちよく情感たっぷりに歌われますが、なかなかの難曲♪)、そして生演奏!! 芝居と歌と踊りと生のエネルギー、グルーヴ感、舞台の素晴らしさ、人生の素晴らしさが詰まった作品です。間口は広く、中身は深い。素敵な感激観劇体験を、ぜひ劇場で!
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文)監修:おけぴ管理人