歌舞伎座の9月公演は、「秀山祭九月大歌舞伎」(9月2日初日~25日千穐楽)を開催いたします。「秀山祭」(しゅうざんさい)は、初代中村吉右衛門の生誕百二十年を記念して、その功績をたたえるため、俳名 である「秀山」を冠し、平成18(2006)年から始まった公演です。

公開された特別ポスターには、秀頼への深い愛情を示す誠実な人柄が滲む清正と、豊臣家の未来を見つめるかのような凛々しい秀頼の姿が。
9月公演の昼の部では、初世中村吉右衛門が選定した「秀山十種」の一つである『二條城の清正』で、松本白鸚が加藤清正、市川染五郎が豊臣秀頼を勤めます。また、この度は二世中村吉右衛門の三回忌追善にあたり、二世吉右衛門の兄・白鸚と、白鸚の孫・染五郎が、平成28年1月の歌舞伎座公演以来約7年ぶりに、再び同じ役での共演しお届けします。今回上演されるのは、豊臣家の取り潰しをもくろむ徳川家康からもちかけられた二條城での対面を無事に終えた帰途の船上の様子を描く「淀川御座船の場」。清正と秀頼の主従を超えた恩愛を感じる場面です。
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました