KAAT神奈川芸術劇場では、2021年4月の長塚圭史芸術監督就任以降、4月~8月をプレシーズン、9月~翌年3月をメインシーズンとする、シーズン制を導入し、年間のプログラムを実施しています。シーズンにはシーズンタイトルを設け、3年目となる2023年度メインシーズンタイトルは「貌」。“美貌”“風貌”といった言葉で馴染みのある“貌”は、顔だちや容姿、物のすがた、外観と言った意味を持ちます。今年度は、この「貌」をシーズンタイトルに、海外戯曲、新作戯曲、国際共同制作、小説の舞台化、現代美術の展覧会、等、多様なプログラムをお届けします。
今年度よりメインシーズンのプログラムを<前期>と<後期>に分け、複数演目のチケットをセットで購入いただけるKAATオリジナルグッズ付き「シーズンチケット」の取扱いを開始し、7月15日に発売された<前期>チケットは大好評! シーズンチケットは、各公演の先行発売に先駆けて、最速でチケットが購入できるだけでなく、神奈川県在住・在勤以外の方も、「神奈川県民割引」と同額の割引料金で、お得にチケットを購入いただけます。
また、シーズンチケット<前期><後期>両方ご購入頂いた方を、2024年度ラインアップ発表会(2024年2月中旬実施予定)にご招待します。(応募者多数の場合は抽選)
シーズンを通してKAATにご来場いただき、その作品群を続けてご覧いただくことで、ひとつひとつの作品世界をお楽しみいただくだけでなく、ひとには、あるいは社会には、さまざまな「貌」があり響き合っていることを、ご自身の視点で感じていただければと思います。<後期>の対象作品は──
1.KAAT×東京デスロック×第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』

20年度初演より
撮影:宮川舞子
もう帰ろう、内地に。東京に……。チェーホフ『三人姉妹』の翻案を通して、日韓の歴史を見つめる話題作。 3年ぶり待望の再演。
2023年11月29日(水)~12月10日(日) <大スタジオ>
原作:アントン・チェーホフ『三人姉妹』
翻案・脚本:ソン・ギウン
演出:多田淳之介
翻訳:石川樹里
出演:伊東沙保 李そじん 亀島一徳 原田つむぎ アン・タジョン 夏目慎也
佐藤誓 大竹直 田中佑弥 波佐谷聡 松﨑義邦
イ・ソンウォン 佐山和泉 鄭亜美
公式HP 2.KAATカナガワ・ツアー・プロジェクト 第二弾『箱根山の美女と野獣』『三浦半島の人魚姫』
県内巡演プロジェクト第二弾。 神奈川県にひっそり棲まうという野獣と人魚の秘密に迫る。
世界の名作が奇想天外に生まれ変わる豪華2本立て!
2024年2月3日(土)~2月12日(月・休) <中スタジオ>ほか神奈川県内 5 か所を巡演
作・演出:長塚圭史
音楽:阿部海太郎
振付:柿崎麻莉子
出演:菅原永二 柿崎麻莉子 四戸由香 長塚圭史 片岡正二郎
演奏:トウヤマタケオ
公式HP 3.KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『スプーンフェイス・スタインバーグ』
2023年度<貌>シーズンの最後を飾るのは、 7歳の少女スプーンフェイスの死を通じて命の輝き、生きる意味を問う珠玉の一人芝居。
2024年2月16日(金)~3月3日(日) <大スタジオ>
作:リー・ホール
翻訳:常田景子
演出:小山ゆうな
Wキャスト:片桐はいり 安藤玉恵
公式HP
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました