フランス現代サーカス界を牽引する演出家ラファエル・ボワテルと今を担うサーカスアーティストたちによる日仏台コラボレーション『フィアース5』ついに開幕!フランス×日本 現代サーカス交流プロジェクト『フィアース 5』が、世田谷パブリックシアターにて開幕。開幕に寄せて構成・演出のラファエル・ボワテルさんのコメント、舞台写真(撮影:大洞博靖)が届きました。
ラファエル・ボワテル (構成・演出)
フランスやヨーロッパで長い間上演し、成功をおさめてきたカンパニー・ルーブリエの代表作『フィアース 5』(原題:5es HURLANTS)が、本日、世田谷パブリックシアターで、6 人の日本拠点のアーティストと 1 人の台湾人アーティストによる新バージョンで再演されます。
この作品の中では、アーティストの才能、個性、妙技が惜しみなく発揮され、連帯感、自分を超える力、忍耐力、そして私たちの中にまだ埋もれている内なる強さなど、私にとって大切な価値観が表現されています。
愉快で、エモーショナルで、スペクタクル感あふれる『フィアース 5』は、サーカスへのオマージュであり、人生へのオマージュ、人生における矛盾や人生という旅路へのオマージュでもあります。
しかし何よりも、この作品は人間への敬意であり、不可能を可能にする人類の驚くべき能力に対しての敬意でもあるのです。
日本は私が心から愛する国であり、私の芸術的キャリアにおいて多くのインスピレーションを与えてくれる国でもあります。
世田谷パブリックシアターにご来場の皆様と、またこの特別な瞬間を共有できることをとても嬉しく思っています!構成・演出は、本場フランスの現代サーカス界を牽引するラファエル・ボワテルです。彼女はフランス国立サーカスアートセンター(CNAC)の出身で、いま最も脚光を浴びる気鋭の演出家・振付家です。自身が率いるカンパニー・ルーブリエも、今年 9 月、2024 年のパリ五輪・パラリンピックに向けた大規模文化プログラム、カルチュラル・オリンピアードの一環として、パリのパレ・ロワイヤルで「ホライズン(Horizon)」を上演し、世界的に注目を集めています。
2021年秋、世田谷パブリックシアターでは、ラファエル・ボワテルと日本の若き現代サーカスアーティストたちによる日仏国際共同制作として、日本のことわざ「七転び八起き」から想を得た彼女の代表作の一つ『5es HURLANTS』(2015年初演)をベースに、本作を創作しました。2年ぶりとなる今回は、新たなメンバーも迎え、再び創作期間を設けて、さらに進化した『フィアース5』を上演します。
出演は、エアリアルアーティストとして幅広く活躍している長谷川愛実、ジャグリング&音楽集団ながめくらしつ主宰・演出家・ジャグラーの目⿊陽介、サーカスアーティストとして活動し、本作で初めてタイトロープ(綱渡り)にも挑んだ吉川健⽃ら初演から続投のメンバーに加え、台湾を拠点に活躍するエアリアルアーティストのアンブローズ・フー(胡嘉豪)と、元日本代表新体操選手の経歴を持ち、現在はコンテンポラリーダンサーとして活躍する浅沼圭の2名の新たなメンバーが出演します。
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました