【公演NEWS】新国立劇場 演劇 2024年4~5月『デカローグ1~4』[プログラムA・B交互上演]

『デカローグ』@新国立劇場小劇場
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誰の人生でも探求する価値があり、秘密と夢があると私は信じているんだ。

──クシシュトフ・キェシロフスキ




「トリコロール」三部作、『ふたりのベロニカ』で知られる、ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキが発表した 『デカローグ』。旧約聖書の十戒をモチーフに1980年代のポーランド、ワルシャワのとある団地に住む人々を描いた十篇の連作集です。人間を裁き断罪するのではなく、人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さを含めて向き合うことが描かれたこの作品は、人への根源的な肯定と愛の眼差しで溢れています。

十篇の物語は、オムニバス形式のそれぞれが独立した1時間前後の作品です。別々の作品でありながら、緩やかにリンクし、実はひそかなつながりを持っているという隠された楽しみも見つけることができます。

上演台本を、ロイヤルコート劇場との共同プロジェクト、劇作家ワークショップ発の作品『私の一ケ月』(2022年)の作家、須貝 英が担当。演出には、新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子、そして上演時間計7時間半の『エンジェルス・イン・アメリカ』二部作(2023年)の演出を手掛けたことも記憶に新しい、上村聡史の二人があたります。

全篇に登場する、登場人物たちを見守る”天使“と呼ばれる存在。物語ごとに全く違う職業の人間になり、各エピソードの主人公の選択や岐路には関与せず、ただ見守ります。その難役を、小川、上村両名が信頼を寄せる、亀田佳明が担います。


【小川絵梨子さんメッセージ】

『デカローグ』は人生と愛についての連作集です。十篇がそれぞれ独立した作品でありつつ、登場人物はみな同じ団地の住人であることから互いに繋がってもおり、十篇が壮大な一つの物語ともなっています。

登場人物たちは皆、どこにでも存在し得る隣人として描かれており、日常を生きる中で一つ一つの選択に悩み、葛藤し、時には失敗をしたり後悔もします。また、どの選択が正しかったのか振り返った時にも分からず、曖昧で孤独な不安の中に取り残される事もあります。各エピソードは十戒をモチーフにしていますが、決して人間を裁き断罪する物語ではなく、寧ろ、人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さも含めて向き合うことを描いた物語となっています。そこには正解もハッピーエンドもないかもしれませんが、人間をそのままに見つめ寄り添う視点の奥底には、人への根源的な肯定と愛が流れているように感じます。

世界各地で戦争は続き、日々の生きづらさや、人生を生きることへの不安が簡単に消えることはありませんが、人間という存在への深い愛情と希望、そしてたとえ到達出来なくとも、人がより良い世界に向けて葛藤し続けることの必然と大切さを、この十篇の物語を通して少しでも描く事が出来たら幸いです。



各話、十戒の戒律に対応しており、1話は「わたしのほかに神があってはならない」、2話は「あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない」、3話は「主の日を心に留め、これを聖とせよ」、4話は「あなたの父母を敬え」をモチーフとしています。

全話通して、総勢40名以上の出演者と共に、公演期間約4カ月という前例のない大規模プロジェクトとなる本作に、どうぞご期待ください。


プログラムA(デカローグ1、デカローグ3)



デカローグ1 ある運命に関する物語
大学教授の父と、世の中で起きることを数学で解いていく息子。彼らを待ち受ける過酷な運命。
大学の言語学の教授で無神論者の父クシシュトフ(ノゾエ征爾)は、12歳になる息子パヴェウと二人暮らしをしており、信心深い叔母イレナ(高橋惠子)が父子を気にかけていた。パヴェウは父からの手ほどきでPCを使った数々のプログラム実験を重ねていたが......。

演出:小川絵梨子
出演:ノゾエ征爾 高橋惠子
チョウ ヨンホ 森川由樹 鈴木勝大 浅野令子
亀田佳明

デカローグ3 あるクリスマス・イヴに関する物語
クリスマス・イヴを家族と祝う男の家を突然訪ねてくる元恋人の頼みとは?
クリスマス・イヴ。妻子とともにイヴを過ごすべく、タクシー運転手のヤヌシュ(千葉哲也)が帰宅する。子供たちの為にサンタクロース役を演じたりと仲睦まじい家族の時間を過ごすが、その夜遅くヤヌシュの自宅に元恋人の女性エヴァ(小島聖)が現れ、ヤヌシュに失踪した夫を一緒に探してほしいと訴える......。

演出:小川絵梨子
出演:千葉哲也 小島 聖
ノゾエ征爾 浅野令子 鈴木勝大 チョウ ヨンホ 森川由樹
亀田佳明


プログラムB(デカローグ2、デカローグ4)


デカローグ2 ある選択に関する物語
愛人の子供を身籠った女性バイオリニストと、一人暮らしの医師の対話と選択。
交響楽団のバイオリニストである30代の女性ドロタ(前田亜季)と彼女と同じアパートに住む医長(益岡 徹)の二人。ドロタは重い病を患って入院している夫アンジェイの余命を至急知りたいと医師を訪ねる。ドロタは愛人との間にできた子を妊娠していた......。

演出:上村聡史
出演:前田亜季 益岡 徹
坂本慶介 近藤 隼 松田佳央理
亀田佳明

デカローグ4 ある父と娘に関する物語
父と幸せに暮らす娘。ある日、娘は父が自分に宛てた手紙を見つける。
快活で魅力的な演劇大学の生徒アンカ(夏子)は、父ミハウ(近藤芳正)と二人暮らし。母はアンカが生まれた時に亡くなった。父娘は友達同士の様に仲睦まじく生活していたが、ある日アンカは「死後開封のこと」と父の筆跡で書かれた封筒を見つける。その中身を見たアンカがとった行動とは.....。

演出:上村聡史
出演:近藤芳正 夏子
益岡 徹 松田佳央理 坂本慶介 近藤 隼
亀田佳明


【公演情報】
新国立劇場 演劇『デカローグ 1~4』
2024年4月13日(土)~5月6日(月・休)@新国立劇場 小劇場
原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ

翻訳:久山宏一
上演台本:須貝 英
演出:小川絵梨子/上村聡史

美術:針生 康
映像:栗山聡之
照明:松本大介
音楽:阿部海太郎
音響:加藤 温
衣裳:前田文子
ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:長町多寿子/西 祐子・中嶋彩乃
舞台監督:濵野貴彦/清水浩志

主催:新国立劇場
後援:ポーランド共和国大使館 / ポーランド広報文化センター
Supported by Embassy of the Republic of Poland / Polish Institute in Tokyo

この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました

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