【おけぴ観劇会】ミュージカル『next to normal』おけぴ観劇会 12/21(土)18時開催決定＠シアタークリエ

2009年トニー賞では3部門を受賞(主演女優賞・楽曲賞・編曲賞)、2010年にはピューリッツァー賞(戯曲部門)を受賞した、
トム・キット(音楽)×ブライアン・ヨーキー(脚本・歌詞)のコンビによるミュージカル『next to normal』(N2N)。
2024年12月21日(土)18時の回にて、おけぴ観劇会の開催が決定いたしました！

観劇会は満席となりました。たくさんのご応募ありがとうございました




一つの家族の絆の崩壊、そして再生を探る姿を通して、
人々が抱える埋められない喪失感や心の病への向き合い方といった社会的なテーマを扱う本作。
日本初演は2013年、その後、2022年に日本独自の演出・デザインで上演。
時代の変化にともなう精神疾患やその治療への理解の深まりとともに、演出を手掛けた上田一豪さんらしい日本版ならではの情緒が加味され観客と作品との距離が近くなりました。

2024年版のキャストは、前回より続投となるのがこちらのお三方↓
郊外に住む家族の母親、双極性障害を患うダイアナに望海風斗さん。前回、大きな喪失感、悲しみを抱えるダイアナを、今を生きる等身大のキャラクターとして立ち上げ、高い歌唱力で繊細さから力強さまで楽曲を自在に歌い上げた望海さん。この2年間に『ガイズ&ドールズ』『DREAMGIRLS』『ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカル』『イザボー』などで様々なキャラクターを演じてきた望海さんが、再び挑むダイアナです。

ダイアナの息子ゲイブは甲斐翔真さん。理想の息子が見せる悪魔的な瞬間にぞくっとする甲斐さんのゲイブ再びです！本作を代表するビッグナンバー♪I'm Aliveを、現在『ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカル』でクリスチャンを好演し、来年のミュージカル『キンキーブーツ』ローラ役も発表された、乗りに乗っている今の甲斐さんがどう歌い上げるのか楽しみです。

誠実で献身的なダイアナの夫ダンに渡辺大輔さん。ダイアナへの深い愛ゆえの行動が空回りするもどかしさや、やるせなさ、娘のナタリーへの思い、多層的なキャラクターをミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』でのヴェローナ大公などでも作品の要所を担う実力派の渡辺さんがどう深めてくるのか、どんな♪I Am the One (reprise)を聴かせてくれるのかワクワクします！

物語の骨格をなす3人のキャラクターを続投キャストがガシッと固め深める、作品が強度を増すのはまさに再演の醍醐味！！

そしてナタリー(娘)、ヘンリー(ナタリーのクラスメイト)、ドクター・マッデン(ダイアナの主治医)は新キャストです！
↓↓
『この世界の片隅に』(上田一豪さん演出)で浦野すみ役を真っ直ぐに演じられた小向なるさんが、ダイアナの娘で優等生のナタリー役を演じます。
ダイアナ、ゲイブと共に歌う♪Superboy and the Invisible Girlも名曲！
そのナタリーのクラスメイトのヘンリー役には『GIRLFRIEND』でのマイク役で鮮烈な印象を残した吉高志音さん。
♪Perfect For Youなどナタリーとヘンリーの関係性や音楽を通した交流もこの物語の大切な要素です。
そしてダイアナの主治医ドクター・マッデンには中河内雅貴さん。
精神科医にして“ロックスターのような”と形容されるキャラクターを中河内さんの華とキレでどう見せるのか。
新キャストのもたらす新しい風にもご期待ください！！

双極性障害に苦しむ女性主人公とその家族を力強いロックナンバーの乗せて描く、
それまであまり見られなかった作風により「ミュージカルの題材の幅を広げた」といわれる本作。
そのテーマだけでなく、セットの構造や色彩、観客との共犯関係など舞台ならではの巧みな仕掛けもたくさんあり、
初めて観たときの衝撃が忘れられない！という方も多い作品です。



参考までに前回公演を観てきた方たちの感想をご紹介↓
・皆さんの歌声に圧倒されます。望海さんは母親としての役が難しいと思いますが、素晴らしかったです
・出演者全員の歌唱力が抜群です。ストーリーは、ちょっと重いですが、望海さんがとても素敵でした
・甲斐さんのゲイブは息子で、恋人のような色気もあって、期待以上でした
・重たいテーマでしたが出演者の歌唱力でグイグイと引き込まれて行き、希望の持てる気持ちで終わりました。このようなテーマをミュージカルにするなんて素敵です。
・音楽が大変すばらしいです。ダイアナ、ナタリーどちらの女性にも理解できますが、そばにいる夫や彼の寄り添い方が真逆なところが面白いです。
・とてもステキな作品でした。セットもお洒落で歌の洪水でした

♪I'm Alive、♪Superboy and the Invisible Girl、♪Perfect For You、♪I Am the One、♪Lightなど、
ミュージカルとしての完成度を高める名曲の数々を実力派揃いのキャストが届ける2024年のN2N。
ミュージカルの可能性を広げたロックミュージカルの名作を、おけぴ観劇会で一緒に味わいましょう！！

～おけぴ管理人より～

初演はオリジナル版の演出とデザインでしたが、2022年に日本独自の演出とデザインで上演されました。
その演出を手掛けたのは、自身の劇団TipTap公演でトム・キットの初期作品『High Fidelity』を2度上演するなど、
彼の楽曲世界を深く理解し、現代を描くロックミュージカルにも積極的に取り組む上田一豪さん！

next to normal。
普通の隣？ほとんど普通？普通とは何？
印象的なテーマカラー「紫色」の意味とは…
この繊細で骨太な紙一重感を上田さんがどうブラッシュアップされてくるのか！
観劇後は色々と語りたくなるミュージカル作品です。
ぜひおけぴ観劇会で一緒に観劇いたしましょう！！