ミュージカル『ケイン&アベル』製作発表レポート

ミュージカル『ケイン&アベル』@東急シアターオーブ
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2025年の幕開きに世界初演される、話題のミュージカル『ケイン&アベル』の製作発表が行われました。





イギリスの国民的作家、ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作とする世界初演のオリジナル・ミュージカル『ケイン&アベル』。 音楽は2001年日本初演『ジキル&ハイド』から始まり、『ルドルフ ~ザ・ラスト・キス~』、今夏にハロルド・ピンター劇場で英国カンパニーが上演を行った最新作『四月は君の嘘』まで数多くのミュージカルを手掛けるフランク・ワイルドホーン。脚本・演出は、『ニュー・ブレイン』(2009年シアタークリエ)、『ザ・ミュージック・マン』(2023年日生劇場)の日本版演出が高く評価されるダニエル・ゴールドスタインが務めます。

20世紀初頭──同じ日に生まれた宿命の2人。
ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福される人生を歩むウィリアム・ケイン。
ポーランドでドイツ侵攻により孤児となり、何とかアメリカに辿り着いたヴワデク(後のアベル・ロスノフスキ)。
ケインは銀行頭取に、アベルはホテル王へとのし上がり、そして、二人は出逢う。
宿命的に出逢った二人は、戦い、失い、再起し、また衝突し、彼ら自身の世界を変えていく。


会見に登壇されたのは、ウィリアム・ケイン役、東宝ミュージカル初主演となる松下洸平さん、アベル・ロスノフスキ役の松下優也さん。アベルの娘フロレンティナ役の咲妃みゆさん、アベルの妻ザフィア役の知念里奈さん、アベルを導くデイヴィス・リロイ役の山口祐一郎さん。そして、エグゼクティブ・プロデューサーの池田篤郎さん(東宝株式会社 常務執行役員演劇本部長)、アソシエイト・エグゼクティブ・プロデューサーの北牧裕幸さん(株式会社キューブ 代表取締役社長)です。会見および囲み取材の模様をレポートいたします。


──ご挨拶から。


松下洸平さん)
初めてのグランドミュージカルの主演、そしてミュージカル自体も7年ぶりなので不安やプレッシャーありますが、ブロードウェイの素晴らしいスタッフのみなさん、山口祐一郎さん、松下優也さんをはじめとする総勢40名近いキャストとともに、誰も見たことのない新しいミュージカルを作りたいと思っています。ひとつのゴールに向かって、ひとつの船を漕いでいくようないい稽古場にし、幕が開けてからも毎日新しい発見と出会いに恵まれる作品にしたいです。



松下優也さん)
アベルという人物は大変な野心家で、クレバーで、次第にのし上っていきます。自分自身も、野心は強いほうだと思っています(笑)。一方で、洸平さんは、僕の中では内なる炎を燃やしながらも、穏やかで柔らかい方という印象。二人なら、自然にケインとアベルの関係性を築けると感じています。アメリカのケインとポーランドのアベルを、東の松下、西の松下で作っていければ (笑)。



咲妃みゆさん)
東宝さんとキューブさんの大いなる挑戦、世界初演の『ケイン&アベル』に参加させていただくことを大変光栄に思います。そして身震いするほどドキドキしています。私が宝塚歌劇団で初舞台を踏んだのが、フランク・ワイルドホーンさんが音楽を手掛けられた『スカーレット・ピンパーネル』という作品です。芸能人生のスタートから時を経て、またご縁をいただけたことをとても幸せに思っています。みなさんと力を合わせて、素晴らしい世界初演をお届けできるように頑張ります。



知念里奈さん)
松下優也さん演じるアベルの妻のザフィアを演じる知念里奈です。世界初演となる大きなプロジェクトに参加させてもらえることを本当に嬉しく思っております。世界中で今もなお愛され続ける小説が音楽と出会ってミュージカルになる。そこではどんな魔法がかかるのか──いちミュージカルファンとしても楽しみです。作品をしっかり支えていけるように、誠心誠意努めていきたいと思います。



山口祐一郎さん)
ミュージカルというのは非日常。夢の舞台に立っている僕に、池田さんから『ケイン&アベル』上演のお話がありました。非日常の世界で、現実を忘れていたんですね。まず「あっ、(ケインとアベルの)どっちなんだろう」と思ってしまいました(笑)。池田さんの目が点になっているのを見て、「そうだな、僕の季節はもうそういうところじゃないんだな」と気づきました。

私の役は、銀行家のケインさんファミリーから多額の融資を受けるのですが、(ケイン家は)晴れたときには傘をくださるのですが、雨が降り出すとその傘を返してくれと言う、そういうお仕事をされる方々なんです(笑)。



松下さん:大変失礼いたしました(笑)。



山口さん)
優也さん演じるアベルは、シベリアから、いつ命を落としても不思議ではないような困難を乗り越えてアメリカへたどり着き、そこで大富豪の私と出会い、親子のような素敵な関係を築いて、二人で挑戦をしていく。しかし世の中が経済危機を迎えると、ケインさんが先ほどのようなことをおやりになるんですね。そこからのドラマが本当に面白い!

そのケインとアベルを演じるお二人が、なんとも清潔感あふれるお二人。素晴らしいキャスティングです。


──ここでサプライズ! 音楽のフランク・ワイルドホーンさん、演出のダニエル・ゴールドスタインさんからの動画メッセージが披露されました。メッセージを受けて。



洸平さん)
7年前に『スカーレット・ピンパーネル』に出演したとき以来、画面越しですが久しぶりにワイルドホーンさんの笑顔を拝見できてとても嬉しいです。また、ダニエルさんがおっしゃった「新しい作品を生み出すことほど難しいことはない」という言葉、まさにその通りだと思いますが、そこには同時に新しい作品をみんなで作る喜びもきっとある。世界初演だからと気負うことなく、独創性をもって僕らにしかできない作品をダニエルさんとともに作りたいと思っています。



優也さん)
ワイルドホーンさんの楽曲を、自分が世界で初めて歌えることを光栄に思い、そしてめちゃくちゃ楽しみにしています。また世界初演はディスカッションを重ねて作り上げるものなので、どういう方々と一緒に作るかが大事になってきます。ダニエルさんはとても優しそうな方なので(笑)、さらに楽しみになりました。


──ここでさらなるサプライズ! 原作者のジェフリー・アーチャーさんからも届いたメッセージを山口さんが代読してくださいました。



「45年前に出版されて以来、世界中で愛され続けている『ケイン&アベル』が、この度、画期的なミュージカルとして初めて舞台化されることになりました。(中略)原作は豊かで複雑な物語ですが、音楽にはケインとアベルを突き動かす深い情熱を独特の説得力で表現する力があると思っています。このミュージカルが日本で大きな成功を収めるだけでなくウェストエンドやブロードウェイ、そしてそれ以外の地域でも上演され世界中のお客様が洸平さんと優也さんの激しい戦いを目撃できることを心から願っております。ジェフリー・アーチャー」

洸平さん)
まさかご本人からメッセージをいただけると思っていなかったので驚きました。しかもその熱いメッセージを山口祐一郎さんのお声で聞けるという贅沢さ、思わず聞き入ってしまいました。こうして僕らが作るものが、後々、世界中で上演される可能性もある。夢と希望に満ちたカンパニーなのだと改めて気づきました。お時間が合えば、ぜひ劇場にもお運びいただき、アーチャーさんにも“目撃”していただきたいですね。

優也さん)
とても光栄に思います。世界初演だからこそ、こうしてメッセージをいただけるのだと思うとなんだか身の引き締まる思いです。

──池田常務に伺います。本作の魅力、上演を実現させる力となったものは。

池田篤郎さん)
この作品は究極的には愛を語る作品です。その愛というものを語るために、十分な助走をかけているところが魅力で、そのプロセスと結果が、読者や見る者に非常に大きな感動を残すのだと思います。ケインは高い知性と内に秘めた情熱、そして正義というものを心の中に強く持っている大変魅力的な人物です。一方で、アベルは持ち前のクレバーさと、困難な状況を生き抜く過程で体得した人生訓を糧に新たな事業を成功させていく。そんな二人の対比もとても面白く、さらに決して交わることがないと思われた二人が……というのが、やはりこのドラマの醍醐味だと思います。そのプロセスをお客様とともに感じ、楽しんでいきたい。それがこの作品の上演を実現させた強いモチベーションになりました。

──洸平さんは、本作のここが好きだというポイントは。

洸平さん)
この作品を素晴らしいと思うのは、決して二人の友情だけを描いた作品ではないところです。原作を読みながら感じたのは、時代に翻弄される人たちをすごくリアルに描いているということ。激動の時代、いろいろなものが変わる中で、大切な人を失いながらも、己の信念を貫き通した結果として、最後に残る小さな何か。それをお客様にはぜひ持ち帰っていただきたいと思います。ミュージカルは極上のエンターテインメント、そこをお楽しみいただくとともに、しっかりと何かを投げかけて終わる、そんな作品にしたいと思っています。

──ブロードウェイやウェストエンドという言葉が聞かれましたが、洸平さんご自身もその舞台に立ってみたいという思いはお持ちですか。



洸平さん)
今のところそういう予定はないです(笑)。もしかしたら、この作品を経験することでそういう夢も芽生えるかもしれませんが、現時点では、まずはシアターオーブでこの作品を成功させることだけを考えています。

──ワイルドホーン楽曲の魅力について。



優也さん)
僕は、今回初めて携わりますが、デモ音源を聴きたところ、この偉大な物語にふさわしい壮大さを感じさせる、これぞグランドミュージカルだと思う楽曲です。ただその中にも、モダンでポップな要素もある。それが魅力だと思います。

洸平さん)
僕もそう感じます。そしてその楽曲をオーケストラの演奏でみんなで歌うことができる。それを想像するだけでワクワクするような曲がたくさんありました。また、ワイルドホーンさんの楽曲はついつい口ずさみたくなるような美しいメロディが特長なので、稽古が楽しみです!



咲妃さん)
私は、なによりもワイルドホーンさんの楽曲の壮大さに心惹かれます。デモ音源を聴かせていただき鳥肌が立ちました。キャラクターの心情をここまで豊かに表現し、届けてくれる音を紡いでくださるワイルドホーンさんに直接お目にかかることが、今からとっても楽しみです。



知念さん)
私のミュージカルデビューが『ジキル&ハイド』。初めてステージ上で歌ってお芝居をしたのがフランクさんの楽曲です。その後『ルドルフ ~ザ・ラスト・キス~』にも出演しましたが、今回、こうして久しぶりにフランクさんの歌を歌えることを嬉しく思います。本当にメロディアスでロマンティックなので、作品の中で聴くのはもちろん、一曲だけを聴いても魅力的な音楽です。


──洸平さんはグランドミュージカル初主演となりますが、カンパニーを率いる意気込みをお聞かせいただけますでしょうか。



洸平さん)
僕自身はあまり、自分が作品を引っ張っていこうとか、先頭に立って何かしなければいけないと気負い過ぎないようにしています。言い換えれば主演だからとか、主演たるもの、そういった思いは僕の中にはあまりありません。これだけ素晴らしいキャストのみなさんがいてくださいますし、もちろん僕一人で作れるものでもないので、みなさんと一緒に、むしろたくさん助けていただきながら、現場でいろんなことを教わりながら取り組んでいけたらと思います。

みんなで大きな船に乗って、ひとつの目標を目指す。その目標、「ここを目指そう、我々が作る『ケイン&アベル』はこれだ」というものを、優也くんと一緒になるべく早い段階で見つけたい。そこは自分でも率先して意見を出していきたい。でもそれ以外は、船はみんなで漕ぐもの、みんなと作っていくのが一番いいと思っています。

──ミュージカル界の帝王と呼ばれる山口祐一郎さんとの共演について。



山口さん:ネクタイが曲がっているよ(笑)
洸平さん:こういう優しいお心遣いもしてくださる(笑)


洸平さん)
僕自身、久しぶりのミュージカル、不慣れなこともあるのでいろいろ教えていただきたいと思っています。よろしくお願いします。

山口さん)
(マイクなしで、洸平さんに向かって)全員でしっかりついて参ります。

洸平さん)
マイクがいらない! この声量も、どこかで盗めたらいいなと思っています(笑)。


──大先輩の山口さんから洸平さん、優也さんへのアドバイスは。



山口さん)
“大先輩”、その感覚はゼロです。洸平さん、優也さんと同じラインに立って、みんなが、ただひとつ「いいものを作るために何ができるか」だけを考える。それがあれば稽古の途中で考え方がぶつかっても大丈夫。むしろ意見をぶつけ合える稽古場であることで、より良いものが生まれると思っています。先ほどからお話を伺っていると、お二人はまったくキャラクターは違うのですが、それでいて同じようにしっかりと情熱を持っている。そんなメンバーと一緒に2025年に大勝負ができることが楽しみです。剣道部での経験上、こういうチームは大概、勝利を収めるんです(笑)。


──洸平さんと優也さんは初共演ということですが、お互いの印象は。



優也さん)
洸平さんは、ドラマの印象が強かったのですが、こうしてミュージカルで初共演できることをすごく楽しみにしていました。苗字が同じ松下なので、これまでも意識はしていましたが、昨日、いろいろと調べたらほかにも共通点が多くて。ただ、洸平さんが絵と料理が上手だというところ、そこは僕とはまったく違います(笑)。

洸平さん)
念願叶って、やっと優也くんとご一緒できます。共通点も多いですし、僕の知る限りでは共通の友人も多い。優也くんはすごく情熱的で、まっすぐで、ブレない人、二人が共演することも、その作品も楽しみだと言われることが多いんです。実際にお会いして接していると、そこに居るだけでオーラを感じさせる方です。全身から溢れるエネルギーの強さがアベルそのもの。そこに対するケインをどう作っていくのかますます楽しみになりました。

優也さん)
僕も本当にリスペクトしかありません。お芝居と音楽でこれだけご活躍されている、数えるほどしかいない稀有な存在。洸平さんの歌、歌い方がすごく好き。そして音楽性が似ていると感じています。好きな音楽、通ってきた音楽が近いと思うんです。自分も音楽からスタートして役者をしているので、そんな僕らの歌がワイルドホーンさんの楽曲をどう表現するのか、稽古場から楽しみです。



山口さん)
はじめからこれだけフランクで、オープンで、お互いをリスペクトする関係性。役者さんっていうのは、こういう形で出会ってお稽古場に入るのが理想的、そのお手本のような二人です。通常は、もう少し、何ていうんでしょうか“健全な猜疑心”と申しましょうか、けん制というか、マウンティングというか、いろんなものが漂うものなんです(笑)。お二人は控室でも同じ、いやむしろもっとフランクでした。みなさんの前で少しよそよそしくなったのは、まるで兄弟のように戯れていたらお仕事としてダメなんじゃないかというお二人の仕事への礼儀、礼節。裏では、お二人の先祖をたどっていくと、もとは家族だったのではないかというくらいの仲の良さで、とても賑やかでした(笑)。

一同)
笑!

──最後に、ダブル松下さんから公演を楽しみにされているみなさんへメッセージを。




優也さん)
今日、みなさんとお会いし、ワイルドホーンさん、ゴールドスタインさん、そしてアーチャーさんからのメッセージをいただき、この世界初演の大作へのワクワク、楽しみな気持ちがより一層大きくなりました。観てよかったと思っていただけるような作品を、キャストスタッフのみなさんと作っていきたいと思います。

洸平さん)
僕も、みなさんとお会いしたことで『ケイン&アベル』が誰も見たことのない新しいミュージカルになると確信しました。シアターオーブで上演される東宝のミュージカルというのは俳優にとってひとつの大きな夢です。そこに選んでいただいたことをありがたく思います。キャスト、支えてくださるスタッフ、そしてお客様、みんなで一緒に楽しい空間、時間を作れればいいなと思っています。ぜひ、劇場に足をお運びください。




優也さん調べによると、お二人は同じ2008年11月にデビューされたという共通点も! そんなところも「同じ日に生まれた宿命の2人」を演じるにふさわしいと思う会見でした。さらに挑戦を続けることが信条と力強く語る咲妃さん、チャーミングな知念さん、そしてすべてを包み込む山口さん。個性的で朗らかで多才、とってもとっても素敵なみなさんです。

公演は2025年1月22日~2月16日に東京 東急シアターオーブにて上演、その後、2月23日~3月2日に大阪 新歌舞伎座にて上演です。世界有数のクリエイター、多彩なキャストにより届けられるミュージカル『ケイン&アベル』世界初演をお見逃しなく!


知念さんのこんなキュートなひと幕も……洸平さんと優也さんの息もピッタリ!



知念さん:松下優也さんの妻の知念里奈です。あれ?なんか……ごめんなさい(笑)
優也さん:(驚!)
洸平さん:言い方、大丈夫ですか……(笑)
優也さん:ありがとうございました(笑)
洸平さん:受け入れない!


知念さん:失礼しました!もう一回やり直していいですか。
洸平さん:やり直しましょう(笑)

ミュージカル『ケイン&アベル』@東急シアターオーブ
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【公演情報】
東京 東急シアターオーブ 2025年1月22日(水)~2月16日(日)
大阪 新歌舞伎座 2025年2月・3月

【キャスト】
松下洸平 松下優也
咲妃みゆ 知念里奈 愛加あゆ
上川一哉 植原卓也 竹内將人 今 拓哉 益岡 徹
山口祐一郎
アンサンブルキャスト
飯塚萌木 榎本成志 加藤翔多郎 古賀雄大 咲良 佐渡海斗 島田彩
徳岡明 富田亜希 中村ひかり 廣瀬喜一 堀部佑介 本田大河 町田睦季
萬谷法英 宮内裕衣 宮田佳奈 森下結音 森山大輔 米澤賢人 (五十音順)
スウィング磯部杏莉 後藤裕磨

【スタッフ】
原作:ジェフリー・アーチャー
音楽:フランク・ワイルドホーン
歌詞:ネイサン・タイセン
編曲:ジェイソン・ハウランド
振付:ジェニファー・ウェーバー
脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン
エグゼクティブ・プロデューサー:池田篤郎(東宝)
アソシエイト・エグゼクティブ・プロデューサー:北牧裕幸(キューブ)
プロデューサー:仁平知世・田中利尚(東宝)
製作:東宝/キューブ

【作品公式サイト】
https://www.tohostage.com/KANEandABEL/

おけぴ取材班:chiaki(撮影・文)監修:おけぴ管理人

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