撮影:谷古宇正彦
撮影:寺司正彦
あらすじ
とある田舎町。祭りの夜。「本家」の居間。奉りの儀式のため男たちは出払っており、女たちが残って留守を預かっている。
数日前に東京から久しぶりに帰郷したミドリ。都会での生活は順調だったが、気がつけば40代、婚約寸前で交際相手と別れ、傷心旅行のつもりだったのだが、実家の母は本家の血を絶やしたくないため、いまだ独身のミドリに小言が絶えない。本家の「大母様」と、村の娘・マオが二人の間に入り、なだめてくれるが、功を奏さない。一方、妹のキョウコは、父親のわからない子を出産。ミドリの姪にあたるその娘は行方が何年もわからない。
親戚の女たちが集まり、宴会の準備を進めているところに、長い間行方のわからなかったその姪が突然帰ってくる……。
あらすじ
ドン・マニフィコの屋敷。マニフィコの今は亡き後妻の連れ子アンジェリーナは、チェネレントラ(灰かぶり)と呼ばれて使用人のように扱われ、意地悪でわがままな2人の継姉の世話をする日々を送っている。ある日、王子ラミーロの家庭教師アリドーロが、王子の花嫁探しで物乞いの男に変装してマニフィコの屋敷に現れると、心優しいアンジェリーナは水と食べ物を与える。従者に扮した王子が屋敷に入り込み、アンジェリーナと一目で恋に落ちる。王子に化けた従者ダンディーニが娘たちを舞踏会に招待するが、マニフィコはチェネレントラの同行を拒む。王子はアリドーロがこっそり舞踏会に連れてきた美しく心優しいアンジェリーナに求婚。アンジェリーナは王子に腕輪を残して立ち去るが、2人は再会し、めで
たくハッピーエンドとなる。