北九州・若松港を舞台に、ゴンゾと呼ばれる荷役労働者たちが
独特の気風を誇りに活躍していた激動の時代の物語KAAT×新ロイヤル大衆舎『花と龍』が、KAAT2024年度メインシーズンプログラムのホール作品を締めくくる!開幕コメントと舞台写真(撮影: 宮川舞子)が届きました!
長塚圭史[演出・出演] 4年ぶりのKAAT神奈川芸術劇場と新ロイヤル大衆舎のコラボレーションがいよいよ幕を開けました。今回はとにかく劇場内がかなり特別なことになっていますので、この楽しさ、美味しさ、賑わいを体験しに来ていただきたいです。そしてもちろん日本の演劇を明るく照らそうと立ち上がった新ロイヤル大衆舎らしく、今回もお客様のイメージを最大活用して世界を立ち上げていきます。『花と龍』は新しい時代がいよいよ幕を開けようという明治後期の北九州が舞台。猛スピードで新しい価値観が押し寄せる現代と重なります。理不尽な世界の中で美しく生きようと足掻く金五郎とマンの荒々しくも清らかな奮闘を是非劇場でご覧頂けたら嬉しいです。いや、それにしても舞台上の屋台が楽しいですからとにかく劇場へ来てみてください!
福田転球[出演] 初日終わって疲れました。ただ、お客さんの拍手と楽しんでくれているんじゃないかな、というのが伝わってきまして、やれてよかったなと。そして、みんないろんな役をこなしておりますので、苦労も伝わっているんじゃないかと思います。まだまだ公演は続きますが、ぜひともこの劇場に来て体感していただきたいです。
素晴らしいですから、屋台のお店の人たちも本当に頑張ってくれていますから、ぜひともKAAT神奈川芸術劇場にいらしてください。頼みます!
僕も頑張りますので、皆さんも来てね。ありがとう!
安藤玉恵[出演] 『花と龍』の幕が開きました。長塚さん演出のもと、あたたかい稽古場でみんなで作り上げてきた舞台なんだと改めて思います。お客様の前で言ってみると、齋藤先生が書かれたセリフの一言一言に『花と龍』という刻印が刻まれてるかのような錯覚になりました。山内さん作曲の音楽も心地よいです。そして、食べたり飲んだり出来る屋台もあります。芝居小屋体験をしにいらしてくださいね。転球さん演じる金五郎を追いかけて、20ステージ一生懸命やろうと思います。
松田凌[出演] 舞台『花と龍』遂に開幕いたしまして、稽古期間からなんて演劇に愛がある場所なんだろうと僕自身思っていました。そんな新ロイヤル大衆舎のみなさま、そしてKAAT神奈川芸術劇場さんの下、賑わいが各都市に訪れると思います。こんな祭りのような本作、見逃すとみなさま損をしてしまうと個人的に思っています。ぜひともこの劇場に明るい希望を探しに来てください。その答えがきっと舞台にあるはずです。よろしくお願いします。
作品について
原作は芥川賞受賞作家・火野葦平が自身の両親をモデルに描いた躍動感あふれる長編小説。1952年から1953年にかけて読売新聞で連載され、現在まで絶大な人気を誇り幾度も映画化されています。
舞台は明治時代の終わり、北九州若松の地。玉井金五郎という男とマンという女が出合い、信念に沿って、逞しく、麗しく生き抜く様、そして二人を取り巻く様々な人物との人間模様をスリリングに描いた物語──
そこに集いしは、新ロイヤル大衆舎の福田転球、山内圭哉、長塚圭史、大堀こういちの4人はもちろん、福田転球演じる金五郎を支えながら共に波乱万丈の人生を生きる妻・マンに安藤玉恵。金五郎の弟分・新之助は松田凌。さらに村岡希美、稲荷卓央、北村優衣など、実力と個性溢れる俳優陣が揃いました。スタッフも強力!齋藤雅文が脚本を手掛け、長塚圭史が演出、自身のバンド活動でも注目を集める山内圭哉が音楽を担当します。
【公演情報】
KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2 『花と龍』
2025年2月8日(土)~22日(土)@KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>
原作:火野葦平 脚本:齋藤雅文 演出:長塚圭史 音楽:山内圭哉
出演:福田転球 安藤玉恵
松田凌 村岡希美 稲荷卓央 北村優衣
山内圭哉 長塚圭史 大堀こういち ほか
企画:KAAT 神奈川芸術劇場
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました