【新たなビクター、アンリの誕生に歓喜】ミュージカル『フランケンシュタイン』公開ゲネプロレポート(小林亮太、島太星)



『フランケンシュタイン』日本初演から続投する中川晃教さん、加藤和樹さんペアに続いて、新キャストの小林亮太さん、島太星さんの公開ゲネプロが行われました。前夜の興奮、それは同時にお二人の前に高くそびえる壁とも言える。作品の熱量はしっかりと受け継ぎながらも、小林さん、島さんならではのビクター/ジャック、アンリ/怪物として真正面から高き壁にぶつかっていくお二人。力強く、清々しい新たなビクターとアンリの誕生に歓喜する、新ペアのゲネプロをレポートいたします。(公演はペア固定ではなく、シャッフルなので、いろいろな組み合わせがあります)


19世紀、ヨーロッパ。戦場でアンリの窮地を救ったのは、生命創造の研究に没頭する若き天才科学者ビクター・フランケンシュタイン。すぐれた人体縫合技術を持つアンリは、ビクターの研究を手伝うことになる。



アンリ:島太星さん、ビクター:小林亮太さん
若々しさあふれるお二人ならではの<ただ一つの未来>


ルンゲ:鈴木壮麻さん
ビクターの執事ルンゲは“坊ちゃん”ラブ! ビクターと瞬く間に絆を深めるアンリに教えを乞うなどチャーミングなルンゲ

姉エレンのナンバー<孤独な少年の物語>に乗せて語られるビクターの生い立ち。



幼い頃から天才科学者の片鱗をのぞかせていたビクター。近隣の住民たちからは恐れられるものの、姉のエレン、ルンゲ、幼馴染(で現在は婚約者)のジュリアは、ビクターを案じ、愛していた。


ビクターの孤独を知ったアンリは、実験に行き詰っているビクターを酒場へ誘う。



気持ちも晴れ、研究にも一筋の光明が見えてきたかのように思えたのも束の間、大きな悲劇が二人を襲います。



ビクターを守るために、アンリは無実の罪で命を落とす。島さんの深みのある歌声で届けられる<君の夢の中で>は新鮮な衝撃をもたらします。

ビクターが「アンリは無実だ!」と叫ぶも、ステファンのひと言で却下され、アンリは死刑に処される。それをきっかけに、ビクターはある行動に出る。



<偉大な生命創造の歴史が始まる>、ここでは、“ビクター、そんな表情を見せるんだ!”という瞬間が訪れます。無二の友を失った絶望から、天才科学者としての使命、野望がむくむくと姿を見せはじめると、次第にその表情もいきいきとしてくる。心のうちにあるものは果たして……。アンリの亡骸を蘇らせた実験の結果、誕生したのは……というところで第一幕終了。この時点で呼吸が浅くなるような感覚。休憩時間には大きく深呼吸が必要です。そして第二幕、一幕とは別のキャラクターで登場する主要キャストが織り成すドラマ、こちらも怒涛の展開です。(まっさらな気持ちでのご観劇をという方はご観劇後にご覧ください)


3年の年月が経ち、ステファンも娘ジュリアとビクターの仲をようやく認めようとしている。



ジュリア:花乃まりあさん、ビクター:小林亮太さん

そんなビクターの前に現れたのは……



怪物:島太星さん
怪物が手にしていたビクターの実験ノートをビクターに投げつける。
ここから怪物の復讐が始まる


怪物として過ごした3年間を語り始める


エヴァ:朝夏まなとさん、ジャック:小林亮太さん

第二幕ではまったく異なるキャラクターを演じる主要キャスト。エレンを演じていた朝夏まなとさんは闘牛場の女主人、血も涙もないエヴァを、ビクターを演じていた小林さんもエヴァの夫で残忍な悪党(でもちょっと小物感も)ジャックを演じます。



怪物:島太星さん、闘技場の下女カトリーヌ:花乃まりあさん

怪物と交流し、ひとときのやすらぎを与えるカトリーヌのナンバー<そこには…>。日々虐げられ、人間の醜さや卑しさにさらされるカトリーヌは人間こそが怖いと言う。



フェルナンド:松村雄基さん、カトリーヌ:花乃まりあさん

「この地獄のような生活から抜け出せる」ことを餌に、ある取引をカトリーヌに持ち掛けるのは守銭奴フェルナンド。ステファンの厳格さと真逆の悪人を松村雄基さんが演じます。



製作発表で、この役のために一年以上かけて肉体作りにも励んでいたとお話されていた島さん。命がけで挑むというその言葉に嘘はなく、怪物のビッグナンバー<俺は怪物>、心身ともにハードな楽曲も力強く歌い上げます。新“怪物”の誕生を強く感じさせるシーンです。ふとした瞬間に見せる寂しそうな表情の美しさも胸を打つ!



<後悔>は、同じく製作発表で小林さんが印象的なシーンだと挙げた一曲。怪物の「お前たち人間こそが怪物だ」という台詞を受けて歌う楽曲です。アンリに出会った日、アンリを失った日、生命創造に挑み、また多くのものを失った、これまで見てきたビクターの旅路が走馬灯のように蘇ります。残るのは、自分はただの弱い人間だったということ。そんな絶望の淵で見せるビクターの笑みに人間ビクターを感じます。そして怪物の<傷>へと続きます。



いよいよ大詰め、物語はビクターと怪物の終着点へと舞台を移します。こうしてスピーディーな展開に乗って、新ペアのお二人も一気に駆け抜けます!


その瞬間の制御不能な感情に振り回される若さの暴走、危うさも感じさせるお二人の大きな魅力だと確信。こうして誕生した新しいビクター、アンリ、ここから公演を重ね、観客の熱気もエネルギーにし、どう深まっていくのか。さらに、中川さん、加藤さんとの組み合わせでどう変わるのか。まさに末恐ろしい二人です。そんな化学反応も楽しみなミュージカル『フランケンシュタイン』公演は、4月30日まで東京建物 Brillia HALLにて、その後、愛知、茨城、兵庫へと続きます!


【積み上げてきたものの真価】ミュージカル『フランケンシュタイン』公開ゲネプロレポート(中川晃教さん、加藤和樹さん回)

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ミュージカル『フランケンシュタイン』小林亮太さん(ビクター/ジャック役)、加藤和樹さん(アンリ/怪物役)対談

ミュージカル『フランケンシュタイン』製作発表レポート



【公演情報】
ミュージカル『フランケンシュタイン』
【東京公演】 2025年4月10日~4月30日@東京建物 Brillia HALL
【愛知公演】 2025年5月5日~5月6日@ 愛知県芸術劇場 大ホール
【茨城公演】 2025年5月10日~5月11日@水戸市民会館 グロービスホール
【兵庫公演】 2025年5月17日~5月21日@神戸国際会館 こくさいホール

<スタッフ>
音楽:ブランドン・リー
脚本/歌詞:ワン・ヨンボム

潤色/演出:板垣恭一
訳詞:森 雪之丞
音楽監督:島 健
振付:黒田育世 当銀大輔

<キャスト>
中川晃教/小林亮太(Wキャスト)、加藤和樹/島 太星(Wキャスト)、
花乃まりあ、鈴木壮麻、松村雄基、朝夏まなと

アンサンブルキャスト:
笠原竜司 栗山絵美 石川新太
松村曜生 齋藤桐人 宇部洋之 山田裕美子 宮野怜雄奈
半澤 昇 荒木啓佑 りんたろう 伊宮理恵
吉田萌美 松田未莉亜 江見ひかる 杉山真梨佳
久信田敦子 荒川湧太 田中真由

SWING:高木裕和 大川 永

リトル・ビクター:古澤利空 鈴木琉音
リトル・ジュリア:森田みなも 杉山穂乃果

オリジナルプロダクション:ワン・ヨンボムプロダクション
製作:東宝/ホリプロ

公演HP:https://www.tohostage.com/frankenstein/

おけぴ取材班:chiaki(撮影・文)監修:おけぴ管理人

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