2016年の日本初演より、赤、白、青、黒、緑とそれぞれのカラーで作品を立ち上げてきた日本版『ジャージー・ボーイズ』。
今回のおけぴ観劇会は、新キャストや役替えなど新たな化学反応で新しい景色を見せる
新色チーム=黄 YELLOW(8/23土夜。小林唯さん、spiさん、有澤樟太郎さん、飯田洋輔さん他)と、ハーモニーもお芝居もより深まった
続投チーム黒 BLACK(9/5金夜。中川晃教さん、藤岡正明さん、東啓介さん、大山真志さん他)でのW開催です!
1990年にロックの殿堂入りを果たした4人組音楽グループ“ザ・フォー・シーズンズ”の実話に基づいた物語。
「シェリー」「君の瞳に恋してる」など彼らのヒット曲の数々に乗せ、下積みから成功、確執、崩壊、そして……グループの軌跡を春夏秋冬4つの季節に分け、メンバー4人がそれぞれの視点で語り継ぐ巧妙なストーリーテリングで紡ぐジュークボックスミュージカルの傑作です♪
映像を映し出す画面やレコードを想起させる回り盆、栄光へのステップを象徴する縦の空間づかいも印象的な演出を手掛けるは藤田俊太郎さん。
数々の賞に輝く藤田さんがお芝居を大切に、音楽を大切に、物語を舞台に2025年の『ジャージー・ボーイズ』を舞台に立ち上げます。
今回はザ・フォー・シーズンズのメンバー4人に関わる人物たちもチーム制!
歌も芝居もキャラクター造形も濃く、圧高め(!)な重厚感たっぷりから軽妙まで自由自在のみなさまが揃いました!
ここで2つのチームのキャストをコメントと共にご紹介していきます。
(BLACK→YELLOWの順でご紹介。コメントは動画コメント[
BLACK] [
YELLLOW]より)
【トミー・デヴィートの春】
フランキーをグループに誘い入れる兄貴分。グループのリーダーであり、確執のきっかけとなるトラブルメーカーのトミー・デヴィートには、初演キャストでもある
藤岡正明さん(BLACK)とニックからの役替えとなる
spiさん(YELLOW)。
「グループを作り、導き、“ここまでにしたのは自分”だと強く自負する。バイタリティ溢れる人間味のある男」──藤岡正明
「(トミーとして)男の嫌な部分、良い部分、全部ひっくるめてどれだけ魅力的でいられるか。作品の最初に登場し、お客さんの心をつかむ大事な役」──spi【ボブ・ゴーディオの夏】
メンバー最年少ながら作曲の才能に溢れバンドを成功へと導くボブ・ゴーディオには、2022年から続投、この3年の活躍でますますスケールアップしたお二人、
東啓介さん(BLACK)と
有澤樟太郎さん(YELLOW)。
「ボブが居なければ、このバンドはなかったんじゃないかという台詞もあるくらいグループにとって必要不可欠な男。パズルの最後のピース。」──東啓介
「フランキーの才能にほれ込み、それと同時にビジネスへの執着心も見せるボブ。グループが駆け上がっていく、そのための最後のピースとして見事にハマった男」──有澤樟太郎【ニック・マッシの秋】
低音ボイス&ベースでバンドを支える縁の下の力持ちニック・マッシには続投となる
大山真志さん(BLACK)と、初参加となる、劇団四季を退団後、『レ・ミゼラブル』ジャン・バルジャン役を務め深みのあるバリトンが魅力の
飯田洋輔さん(YELLOW)。
「いいやつですよ。仲間想いだけど流されやすい。それでため込んで爆発したり……(笑)。それが、僕が感じるニック」──大山真志
「基本的に穏やか。ハーモニーでも人間関係でも支えるニック。グループを俯瞰して見ていて、でもあるとき爆発してしまう。その心の変化を作っていきたい」──飯田洋輔【フランキー・ヴァリの冬】
“天使の歌声” フランキー・ヴァリには、日本版オリジナルキャストの
中川晃教さん(BLACK)と、今回新たにフランキー役に抜擢された
小林唯さん(YELLOW)。劇団四季を退団後、ミュージカル『この世界の片隅に』で水原哲を実直に演じ、現在は、美しく力強い歌声で『レ・ミゼラブル』アンジョルラス役に挑む小林さんの新たな挑戦です!
「今も現役の歌手、その歌声を耳にするたびに“天使の歌声”ってこういうことなのかと思わせてくれるフランキー・ヴァリ氏。美しいだけでないグループの軌跡を演じながら、お客様に夢や希望を届け続けるひとりとして輝き続けるということを教えてもらっている。人生の指針ともなる存在」──中川晃教
「音楽を愛したフランキーの声、歌が、彼を彼自身も想像しないところまで連れて行ってくれた。そして誰よりも実直に音楽に向き合ったことで、アメリカを代表する、ポップスの神様とも言えるようなグループになった。音楽を愛した彼の半生を、音楽を支えに、音楽を愛して駆け抜けたい。実在の、それもご存命の人物を演じるのは初めてのことなので、そこにも責任感をもって臨みたい」──小林唯そして今回は4人に関わる人物たちもチーム制!
(B=BLACK、Y=YELLOW)
天才プロデューサー“ビンゴ!”のボブ・クルー:
加藤潤一さん(B)、
原田優一さん(Y)ニュージャージーの裏社会を仕切るジップ・デカルロ:
阿部裕さん(B)、
川口竜也さん(Y)ノーマン・ワックスマン:
戸井勝海さん(B)、
畠中洋さん(Y)メインの役のほかにもたくさんの役を担う方々も魅力的!
フォー・ラヴァーズ時代のメンバーのハンクには
LEI’OHさん(B)と
大音智海さん(Y)、地元の仲間ドニーには
山野靖博さん(B)と
山田元さん(Y)、ストッシュには
杉浦奎介さん(B)と
伊藤広祥さん(Y)、ジョーイには
石川新太さん(B)と
若松渓太さん(Y)という頼もしいキャストが揃っています。
女性陣は全公演共通で、
ダンドイ舞莉花さん、原田真絢さん、町屋美咲さん、柴田実奈さん。この4人の女性がどこで、どのように4人と関わっていくかは観てのお楽しみ!!
両日とも、おけぴ会員の皆様による全館貸切公演です。
毎回好評いただいているおけぴ特製相関図付きの観劇会マップももちろん作成予定!
終演後は出演者の舞台あいさつも予定!
あのとき、あれが最高だった──
極上の音楽と青春を描くドラマ。
劇場の大小にかかわらず、ステージ上も客席も興奮の渦に巻き込まれる作品ですが、日本でこの作品が誕生したシアタークリエでの『ジャージー・ボーイズ』は特別です!
作品のエネルギーとおけぴ会員のみなさまの熱気、愛で劇場を満たし、その夜限りの一体感を共有しましょう!