『六月博多座大歌舞伎』博多の初夏の風物詩「船乗り込み」
7年ぶりの博多座出演!勘九郎・七之助に大歓声!2025年5月31日(土)、『六月博多座大歌舞伎』の出演者8名が、6月4日(水)の開幕を目前に、博多の地へ到着を告げる「船乗り込み」行事に参加。
現在、大阪と博多だけでしか行われていない「船乗り込み」も博多座開場の1999年6月に初めて行われ、2020~2022年はコロナ禍のため3年間の中止を余儀なくされましたが、一昨年より晴れて復活。博多の初夏の風物詩として、祭り好きな博多の人々に親しまれ、24回目の開催となる今回。博多川の沿道には土曜日ということもあり約3.5万人の大勢の歌舞伎ファンが詰めかけ、5月の爽やかな風と晴天に恵まれての晴れやかな「船乗り込み」となりました。
4日(水)に公演初日を控え「船乗り込み」に参加したのは、7年ぶりの博多座出演となる 中村勘九郎・中村七之助をはじめ、中村橋之助・中村福之助・中村虎之介・中村鶴松・中村梅花・ 市川猿弥の総勢8名。提灯や色とりどりの幟を立てた10艘の船に、俳優たちが涼しげな浴衣姿で乗船。紙吹雪が舞う中で船が川を下ると、沿道からは大向うの掛け声や声援が送られ、俳優たちも笑顔で手を振って応えました。
<中村勘九郎コメント>
私自身は16年ぶりに博多座の船乗り込みに参加させていただきましたが…「楽しかった」!!今回の船乗り込みは土曜日ということもあり、本当に沢山のご声援をいただき、皆様が期待してくださっていることが伝わって参りました。その期待を裏切らぬよう、出演者・スタッフ・演奏者、みんなで力を合わせて、昼夜共にいい舞台をお届けしたいと思っていますので、ぜひ博多座へお越しください。ご家族ご友人はもちろん、見知らぬ方にも(笑)、ご宣伝のほどよろしくお願いいたします!ありがとうございました。
<中村七之助コメント>
本日は本当にありがとうございます。沿道の皆様から、「お帰りなさい」や「観に行きますよ」という言葉と共に「ご結婚おめでとうございます」という声をたくさんかけていただきました。こんなにも大勢の方に結婚を祝っていただけると思っておらず…すごくよい時に船乗り込みをさせていただいたなと思っています。このお礼は舞台でお返ししたいと思います!ぜひ博多座へ足をお運びくださいませ。
川端ぜんざい広場での口上や、鏡天満宮への参拝を行ったのち、式典のため博多座へ移動した一行。高島宗一郎福岡市長のご挨拶、続いて出演者全員が公演への意気込みを込めてお客様へご挨拶。8名の公演に対するそれぞれの熱い胸の内が語られる度に会場からは拍手が送られました。
最後は“博多手一本”という博多ならではの手締めが行われ、公演の成功を祈願。大きな一体感に包まれた会場は、笑顔で溢れました。

六月博多座大歌舞伎夜の部『怪談乳房榎』
中村勘九郎特別ポスター

六月博多座大歌舞伎昼の部『福叶神恋噺』
中村七之助特別ポスター
この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました