映画「木の上の軍隊」絶賛公開中!井上ひさしの遺志を継ぐ、こまつ座戦後“命”三部作第2弾の舞台が映画化!舞台出演者の山西惇、松下洸平、普天間かおりも映画に参加!

1945年、沖縄県伊江島で激しい攻防戦が展開される中、2人の日本兵が木の上に身を潜め、終戦を知らずに2年もの間生き延びた――そんな衝撃の実話から着想を得た作家・井上ひさしが原案を遺し、こまつ座で上演された舞台『木の上の軍隊』が映画化。7月25日(金)より全国にて 絶賛公開中です。




宮崎から派兵された厳格な少尉を演じるのは、確かな演技力で日本の映画界を牽引してきた名優・堤 真一。沖縄出身の新兵に抜擢されたのは、数々の話題作で存在感を示す山田裕貴、監督と脚本を手掛けるのは、『ミラクルシティコザ』のスマッシュヒットが記憶に新しい、沖縄出身の新進気鋭・平 一紘。全編沖縄ロケ、伊江島では実際に生い茂るガジュマルの木の上で撮影が敢行された。


藤原竜也、松下洸平、そして山西惇が演じたこまつ座の傑作舞台の映画化

2010年に逝去した作家・劇作家の井上ひさしが、沖縄戦というあまりに悲惨な歴史において「ガジュマルの樹上で2人の日本兵が生き延びた」という数少ない“希望の話”を知り、晩年に原案となるメモを書き残した。その志を継いだ劇作家・蓬莱竜太氏と演出家・栗山民也氏の手により舞台化され、2013年に初演されたのが「木の上の軍隊」である。

本土出身の上官を山西惇が演じ、伊江島の新兵を藤原竜也が演じた。さらに蓬莱により台本が書き直され、新たな演出が盛り込まれた2016年と2019年の再演では、松下洸平が新兵を演じた。
「父と暮せば」や「母と暮せば」と並び、戦後演劇の金字塔・こまつ座の「戦後“命”の三部作」の第二作として高く評価された本作は、20万人もの戦没者を出した沖縄戦という壮絶な歴史を背景に持ちながらも、あえてユーモアを交えて描くことで、「語り合うこと」「生きること」の意味を鋭く問う稀有な作品となった。


舞台から映画へバトンを繋ぐ



©こまつ座 撮影:谷古宇正彦
井上ひさしメモリアル10
こまつ座第127回公演 『木の上の軍隊』 より



©こまつ座 撮影:谷古宇正彦
井上ひさしメモリアル10
こまつ座第127回公演 『木の上の軍隊』 より


戦後80年の今、井上ひさしが遺した“命を描く物語”が、遂に映画として生まれ変わる。映画化を強く後押ししたのは、本作のプロデューサーのひとりで井上ひさしの娘である、こまつ座社長・井上麻矢の「沖縄戦を描くことに対してある種の忌避感を覚えている沖縄の若い映画人たちが撮る『木の上の軍隊』が観たい」という願いが叶い、沖縄出身の若手監督・平にメガホンが託された。

また、舞台「木の上の軍隊」に出演していたキャストたちも、本作の映画化に想いを寄せ参画する。舞台の初演・再演を通して本土出身の上官を演じた山西惇は、映画では全く違う役で登場し、本作で上官役を演じる堤真一と思いがけず出会い奇妙な交流をするシーンは、舞台ファンにはたまらない
2016年、2019年に舞台で新兵を演じた松下洸平が映画のとあるシーンにてナレーションを務めるほか、再演の舞台で樹に潜む精霊「語る女」役を演じる普天間かおりも映画で劇中歌となる琉歌を担当する。

映画鑑賞後、舞台の脚本を手掛けた蓬莱竜太氏は「二人の兵士の闘いは最も近くにいるもう一人の兵士との闘いでもあります。価値観との共生や対立。それこそが戦争そのものであり、だからこそ二人が辿り着いたラストシーンは、希望でもあり、祈りでもあるのだと感じました」、演出家の栗山民也氏は「歴史が刻んだ多くの傷跡を、『私たち』の記憶として、今にそしてこれからへ、しっかりと繋ぎとめなければならない。スクリーンを見つめながら、ずっと考えていた」、舞台で上官を演じ映画にも出演している山西惇は「映画を見て、主演のお二人はもちろん、登場人物皆が、あの時代の伊江島で懸命に生きている、その姿に深く感動しました。この映画が、多くの人の胸に届くことを、心から願っています」、舞台から映画へバトンが繋がれることの意義を感じさせコメントを寄せている。

また、松下洸平のナレーション収録に立ち会った井上麻矢は「松下さんが、『これが、僕たちが舞台上で想像していた景色なのですね』と言っていた姿が印象的だった」とも語っていた。


栗山民也(演出家) コメント
ガジュマルの木の上で長い時を過ごした二人の兵隊に、一体どんな音が聞こえていたのだろう。
二人の間には怖いほどの沈黙が続く。まさに気の狂った時代を描いたこの作品のなかのその深い静寂から、多くの沖縄の叫び声が痛いほどに響いた。たしかにその場に居たかのような感覚だ。
歴史が刻んだ多くの傷跡を、「私たち」の記憶として、今にそしてこれからへ、しっかりと繋ぎとめなければならない。スクリーンを見つめながら、ずっと考えていた。

蓬莱竜太(脚本家) コメント
舞台では木の上の二人を客席から観察するという視点でしたが、映画はまさに自分も木の上にいて、木の上からの景色を目にして、そして失われたものと生まれたものを共に体験する感覚になります。二人の兵士の闘いは最も近くにいるもう一人の兵士との闘いでもあります。価値観との共生や対立。それこそが戦争そのものであり、だからこそ二人が辿り着いたラストシーンは、希望でもあり、祈りでもあるのだと感じました。

山西惇 コメント
舞台「木の上の軍隊」は、間違いなく、僕の俳優人生の転換点となった、とても大切な作品です。一人の人の人生を背負って舞台に立つ責任と尊さを、心底感じさせてくれた作品でした。映画を見て、主演のお二人はもちろん、登場人物皆が、あの時代の伊江島で懸命に生きている、その姿に深く感動しました。この映画が、多くの人の胸に届くことを、心から願っています。

【STORY】
太平洋戦争末期、戦況が悪化の一途を辿る1945年。飛行場の占領を狙い、沖縄・伊江島に米軍が侵攻。激しい攻防戦の末に、島は壊滅的な状況に陥っていた。
宮崎から派兵された少尉・山下一雄(堤 真一)と沖縄出身の新兵・安慶名セイジュン(山田裕貴)は、敵の銃撃に追い詰められ、大きなガジュマルの木の上に身を潜める。仲間の死体は増え続け、圧倒的な戦力の差を目の当たりにした山下は、援軍が来るまでその場で待機することに。戦闘経験が豊富で国家を背負う厳格な上官・山下と、島から出たことがなくどこか呑気な新兵・安慶名は、話が嚙み合わないながらも、二人きりでじっと恐怖と飢えに耐え忍んでいた。やがて戦争は日本の敗戦をもって終結するが、そのことを知る術もない二人の“孤独な戦争”は続いていく。
極限の樹上生活の中で、彼らが必死に戦い続けたものとは――。

映画「木の上の軍隊」
出演:堤 真一 山田裕貴
津波竜斗 玉代㔟圭司 尚玄 岸本尚泰 城間やよい 川田広樹(ガレッジセール)/山西 惇
監督・脚本:平 一紘
原作:「木の上の軍隊」(株式会社こまつ座・原案 井上ひさし)
主題歌:Anly
企画:横澤匡広 プロデューサー:横澤匡広 小西啓介 井上麻矢 大城賢吾
企画製作プロダクション:エコーズ 企画協力:こまつ座 制作プロダクション:キリシマ一九四五 PROJECT9
後援:沖縄県 特別協力:伊江村
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ ©️2025「木の上の軍隊」製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/kinouenoguntai/

この記事は公演主催者の情報提供によりおけぴネットが作成しました

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