2003年の連載開始以来、世界中で愛され続ける人気漫画「DEATH NOTE」。その世界観を、フランク・ワイルドホーンさんの魂を揺さぶる音楽と、栗山民也さんの緻密かつ大胆な演出で舞台化した『デスノート THE MUSICAL』は、2015年の日本初演で大きな話題を呼び、その後、再演を重ねるごとに進化してきました。死神がノートを落とし、人間が神を名乗ったあの物語が、圧倒的なサウンドとスリリングなドラマで鮮烈によみがえります。
夜神月役は加藤清史郎さんと渡邉蒼さんのWキャスト、L役には三浦宏規さんという新たな才能を迎え、死神リュークには初演で夜神月役を務めた浦井健治さんが、死神レム役にはオリジナルキャストの濱田めぐみさんがカムバックでも話題です。10年の集大成となる本作。新たな伝説が、今、幕を開けます!
(オフィシャルキャスト集合写真が届きました。11/26追加掲載↓)
©Tsugumi Ohba,Takeshi Obata/Shueisha

©Tsugumi Ohba,Takeshi Obata/Shueisha
初日を前に行われた囲み会見&公開GPをレポートいたします。
【囲み会見レポート】
登壇したのは、夜神月(ライト)役の加藤清史郎さんと渡邉蒼さん、そしてL(エル)役の三浦宏規さん。明日の初日を目前に控え、今の心境から互いの印象、役作りまで、たっぷりと語ってくれました。
──明日の初日を前に、今の率直な気持ちをお聞かせください。
加藤さん)
約2か月の稽古で、人間としても役者としても本当に多くのことを感じました。月として『デスノート』の世界を生きるのは覚悟のいることだと改めて感じています。緊張もありますが、それ以上に楽しみが勝っています。まずは無事に初日を迎えられるように、という気持ちです。
渡邉さん)
作品のことはもちろん、演劇が社会に与える影響や、現代社会が抱える問題についても栗山さんや皆さんと話し合ってきました。その結果、この作品は、間違いなく社会に訴えかける強度のある作品になっていると感じています。その強さに負けないよう、僕自身も強い心で臨みたいです。
三浦さん)
濃密な、良い稽古期間を過ごせました。芝居のこと、ほかにもいろんなことを考えることで、作品を創りながら、人として、みんなで成長させてもらったように思います。お客様がどう受け取ってくださるかは、私たちが決めることではありません。自由に感じていただけたら嬉しいです。
──初共演の印象について、「仲いいですよね」「楽屋みんな一緒ですし」と口をそろえる三人。実は楽屋には“150cmのクリスマスツリー”を用意したのだとか。「重厚なテーマの作品だからこそ、楽屋では一日ひとつオーナメントを飾って楽しいクリスマスを迎えたい」(三浦さん)という思いがあるそうです。それぞれのすごいところを尋ねられると。
加藤さん)
3人ともスタイルは違うんですが、“真面目で、めっちゃ変”(笑)。
蒼は、仕事にも役にも常に真摯に向き合う人。同じ月として彼と話す時間のおかげで、役が膨らむ瞬間がたくさんありました。そして(ここで三浦さんを見て)、この“変な人”は、一見チャランポランに見えて実は根がすごく真面目。舞台上で対峙すると、Lの内側でうずまくエネルギー、炎とでもいいましょうか、それが月に火をつけてくれるんです。
──蒼さんから見たお二人は。
渡邉さん)
清史郎くんは、本当に、人としても俳優としても、人生何回目?いくつ目を持って、いくつ耳を持っているの?と思うくらい──
加藤さん)
人生は1回、目と耳は2個ずつだよ(笑)。
でも、それは蒼くんにもまったく同じことを言える。さっきの初日に向けてのコメントを聞いて、お分かりだと思いますが──
渡邉さん)
今は、僕が清史郎くんのいいところを話したい──(笑)
人のいいところをすぐに見つけていっぱい褒めてくれます。そして栗山さんの演出ということもあり、この作品は、醜く、哀れで、でも愛おしい人間の姿を描き出します。そんな「人間」という生き物に対しての解像度がすごく高いので、必然的に作品に対する理解度もすさまじいことに。清史郎くんと話すことで理解できたことがたくさんあります。
宏規くんは、いつも気遣ってくれる大好きなお兄ちゃん(笑)。僕が思うに、もしかしたら根の部分が似ているのかな? 僕が緊張していたり、不安だったりすると、それを察してさり気なく助けてくれます。そのさり気なさがすごくカッコよくて、大好きです。
三浦さん)
恐縮です。
蒼は集中力がすごい。だからこそ、僕や清史郎が息抜きの意味で“変なところ”を引き出しに行くんです(笑)。清史郎の“変”は、ずっとしゃべっているところ。本当にずっと喋っています(笑)。
二人の月は違いも大きいですが、まず大前提として“二人ともすごい”。作品や舞台への向き合い方も成熟し、ちゃんと自立していて自分のやるべきこともしっかりとわかっている。そして演劇への愛も強く、こちらが学ばせてもらうことばかりです。
──ここで話題は、L独特の姿勢やテニスシーンへのこだわりの話へ。
三浦さん)
楽ではないですが、慣れてしまえば。テニスのシーンは、“Lはどんなテニスをするのだろう”と考えるところから始めました。原作ではそこまでフォームにクセはありませんが、舞台としてLらしさを探りながら試行錯誤し、アグレッシブなシーンに仕上がったと思います。」
──なお、この日も裸足で登場したた三浦さん。
三浦さん)
末端冷え性なので本当はスリッパを履きたいんですけど(笑)。でも、これがLの正装ですから。
──最後に皆さん一言ずつ意気込みを!
三浦さん)
ついに幕が開きます。カンパニー全体の熱量も日に日に高まっています。栗山さんから日々いただいている言葉を胸に、丁寧に作品と向き合ってきました。その“思い”を、ぜひ劇場で受け取っていただけたら嬉しいです。
渡邉さん)
舞台上には『デスノート』の壮大な世界観とともに“今の社会”が立ち上がっています。そして、フランク・ワイルドホーンさんの素晴らしい楽曲がその物語を支え、後押ししてくれます。劇場でお会いできるのを楽しみにしています。
加藤さん)
“人間”というものを感じていただけたら嬉しいです。『デスノート』という物語を通して、“今、この世界を生きている自分”ということをを持ち帰っていただけたら。夜神月として、泥臭く生き抜きたいと思っています。多くの方に楽しんでいただけますように。
みなさんの真っ直ぐな言葉から、ここまでの道のりの確かさ、充実感が伝わります。全力でぶつかっていく若さと作品全体を見つめる広い視野をもって、物語の世界で自らがどう存在するかまで考えぬかれた緻密な芝居を見せる
公開ゲネプロレポートも公開いたしました!!
先行公開したちょこっと舞台写真↓
おけぴ取材班:chiaki(撮影・文)監修:おけぴ管理人